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谷中はなし処 平成三十年八月二十五日 [落語]

谷中はなし処 平成三十年八月二十五日
於:千駄木 谷中はなし処

林家たけ平『お血脈』
立川志の春『男の相談』
オーパーツ コント
三遊亭萬橘『引っ越しの夢』

中野から移動。
暑い。
バイク乗ってても肌に直射日光が刺さるようにチリチリと熱い。

今日はまん坊さんがいないようでいきなりたけ平師。
相変わらずフランクな話しぶり。
人によっては失礼だと取る人もいそうだが、私はたけ平師のこの感じ嫌いじゃない。
噺の途中で祭りの子ども神輿が「わっしょいわっしょい」と話の腰をボッキリ折りながら通過していき、「なんでよりによって……」と苦笑い。通過するまで雑談でつなぐ。
なんかアットホームな感じもこの会だからか。

志の春さん、「女子の相談には答えを出す必要はなく、共感と応援だけあればいい」と部下に教わった次長が、高校時代からの親友から「実は心は女なんだ」と告白される新作。
いろいろ倒錯した感じが面白い。

コント、客足の遠のいた商店街の打開策を講じる会議というシチュエーション。
台本通りに進めない萬橘師と志の春さんに業を煮やしたたけ平師が「もうあったまきた、客から謎かけのお題をもらう」と言い出し、ふたりを苦しめる。萬橘師、悩みながらも上手い答えを連発する。

萬橘師、番頭が新入りの女中を口説く、という型ではなく、これは初めて聴く。最初は『引っ越しの夢』だとなかなか気づかなかった。
これは萬橘師のオリジナルなのかな。
最終的なオチは同じなんだけど、この形は新鮮。ある意味萬橘師らしいというか。

それにしても暑い。今日はもうひとつ落語行こうかと思っていたけど、体力と気力が持たずに断念。
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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『金明竹』『野晒し』『木乃伊取り』

昨夜は会社帰りに評判の映画『カメラを止めるな!』を観た。
なるほどこれはなんの前情報もなく観た方が絶対に面白い。いや本当に面白かった。
普段はあまり映画を観に行かないのだが、今年はなぜか邦画をよく観に行っている。
映画高いと思ってレイトばっかり行ってたけど、定価で行っても1800円なんだから大概の落語とそう変わんないんだよな……。

さてらくご長屋。
この時間にひとり、というのは初めてらしい。
昨日まで新版三人集の五夜連続があったようで、「みなさん私が二日酔いなんじゃないかとお疑いじゃないですか。安心してください、二日酔いじゃありません! まだ酔ってる」大丈夫か。……そういや何度か前のらぐろ亭で禁酒するとか言ってなかったけか。
あとこの会ですべての人が言う「噺家の10時は早朝」という定番の愚痴も出る。
「主催の『オフィス10』の10は10時の10なんだな」というのは新説。

『金明竹』は久しぶり。
身体を起こすために言い立てのある噺を選んだのか。
上方の男が身振りも大きく話し、「この手は見んでええねん」というくすぐりがおかしい。

『野晒し』、朝だからか酔いが残っているからかさいさい節のキレもそこまででもないような。

『木乃伊取り』、清蔵が大声を張り上げるところが多く、野暮な感じがよく出てる。
対する若旦那の嫌らしい感じ上手い。
タグ:入船亭小辰
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