SSブログ

第十三回上原落語会 昼の部 三遊亭兼好独演会 [落語]

第十三回上原落語会 昼の部 三遊亭兼好独演会
於:代々木上原 ムジカーザ

三遊亭しゅりけん『子ほめ』
三遊亭じゃんけん『西行』
三遊亭兼好『磯のあわび』
林家あずみ 三味線漫談
三遊亭兼好『応挙の幽霊』

あっつ。
さすがに猫のためにクーラーつけっぱなしで外に出る。

会場は初めて来るホールで、普段は音楽会を演っているそうだ。
音楽ホールなので声が響く。

しゅりけんさん、最近はさすがに噺を間違えなくなった。
そろそろただ話すだけじゃなくて間とか取るようになっていくといいなあ。

じゃんけんさん、いわゆる地噺と呼ばれる会話のほとんどない噺。
あまり自由にくすぐりも挟めなそうで、やや苦戦気味か。
いろいろな噺にチャレンジしてるなー。
本来もっと長いんだろうが<序>で終わり。

兼好師の一席め、今日は午前中に習っている能のおさらい会があったそうで、仕事の都合上、小学生たちに続いて発表してきたのだとか。
能は舞の前に謡があるそうだが、謡は落語と違って勝手にセリフというか歌詞を変えられないので大層苦労をしたのだとか。落語ではほとんど緊張したことがないのにものすごく緊張したので、今日はもう終わり、だそうだ。
東京医大の話題に触れ、「あれはなんですかね、簡単に言うと頭のいい女子を切ってバカな男子を入れたってことでしょ?」と身も蓋もないことをいう。「医者でバカが増えるって嫌ですねえ……女子はやめる人が多いからってことらしいですけど、だったら入れる人数を増やせばいいじゃないですか。バカを少し入れるより、やめてもいいように頭のいい女子を2倍入れればいいじゃないですか」なるほど。
「裏口入学ってもっとコッソリやるものだと思ってたんですけど、あんなにやってたなんて。ああいうのって二世なんですかね。でも父親が名医だからって子がそうとは限らないでしょ。そんなことは落語界を見てみればわかることで……」あーあ。
物事はちゃんと先人に教わった方がいい、と噺に入る。
久しぶりに聴くが面白さは相変わらず。源兵衛が与太郎に持たせた手紙を読むご隠居のリアクションがおかしい。

二席め、今日はどちらも兼好師のDVDに納められているネタ。
どちらもあまり土日にはやらないような珍しめの噺(土日は初めて落語を聴く人も多くいるため、メジャーな噺になりやすいとか)。
まあ今日のこの会場にくるような人たちは初めてってことはないんだろうが。
酔っ払った道具屋と幽霊が都々逸の回しっこをしている場面があるが、そこはさすがに音楽ホール、唄がものすごく上手く聴こえる。最後の方では中手というより普通の拍手が沸き起こる。
噺家は歌が上手い人が多いが、兼好師もかなりのものだと思う。ただ普通の歌を歌っているところはほとんど見たことないなあ。打ち上げの席で扇辰師に無理矢理歌わされてたのを聞いたくらいかな。その時は「割と普通」って感じだったけど。

帰り、途中の代々木公園でなにか撮ろうかと思ったが、暑いのでパス。……いかんなー。最近ホントまともに写真撮ってない。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能