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西新宿ぶら〜り寄席 三遊亭天どん独演会 [落語]

西新宿ぶら〜り寄席 三遊亭天どん独演会
於:西新宿 ミュージックテイト西新宿店

三遊亭天どん『さんま火事』『私をそば屋に連れてって』『自分で決めさせて』

最近ヤマハから出たヴェノーヴァという楽器が気になっている。
リコーダーよりももう少し本格的な楽器っぽく、クラリネットよりは手軽な感じで、今年の甲子園でもこれを使って応援してた高校があった。あれなんだろうと思っていたら、ニュースで「今流行りかけてる」というような記事を見た。
値段も1万円くらいで手頃だし、私がやってたクラリネットと同じシングルリード楽器だから音も出しやすそうだし。
てことで銀座の山野楽器まで見に行った。バイクで20分程度で行けるのはありがたい。
6階の管楽器コーナーに久しぶりに足を踏み入れる。高校生以来じゃないかな。
……ないなあ。さすがに山野楽器にはそんなお気楽楽器は置いてないのか? と思っていたら1階正面入口脇のイベントコーナーみたいなところに置いてあった。
試吹もできるというので手にとってみる。……軽っ。そして左小指を使うキーがないのでなんか指のポジションが落ち着かない。音を出してみると思ったとおりさほど苦もなく鳴らせた。が、やっぱりブランクが長いのできれいな音になるまでには練習が必要そうだなあ。でもって思っている以上に音が大きい。うむやはり家ん中でやるのは無理か。荒川河川敷で練習するという手もあるが……、そもそもどこでなんのためにやろうとしてるんだ、俺は。練習したって披露する場がないしなあ。
と若干冷静になり、とりあえず保留。お金に余裕ができたら買うかもね。
そうだせっかく山野楽器きたんだから落語CDコーナーも見ていこう、と落語コーナーにいくと、新作コーナーに天どん師の2枚めのCDが並んでいた。あ、2枚め出たんだ買おうかなと思ったときに今日ミュージックテイトで会があったんだと思い出す。
じゃーそこで即売会兼サイン会もやるだろう、と山野楽器では購入せず。完全に冷やかし客だ。

でもって今日改めて電話でまだ入れるかを確認して予約。
予報では雨だったがなんとか持ちそうなのでこれまたバイクで。
余談だが道が空いていれば新宿までも30分ちょっとで行ける。なにげに北千住すごいぞ。

やはり思っていたとおりCD販売をしていたので購入。というかミュージックテイトだと落語CDちょっとお安いのがありがたい。

マクラでは一席めから三席めまでCD制作にまつわる話やそこにからんだ愚痴や暴露話など。何故か飛び火して兼好師や馬石師、白鳥師のワルグチなども。「これで笑ってくれないと本当に悪口言ってるみたいなんで笑ってもらっていいですか」「うん僕いまなぜか突然兄さんを売りましたよ。歯止めが利かないなあ」など自らをフォローするけど効果はあるのだろうか。
「これネットとかに書いたらぶっ殺しますからね。この人数だったらいける」と脅されたのでこれ以上の内容は書けない。なかなか全方位に向かって毒や愚痴を撒き散らすという天どん師らしいといえばらしいマクラ。
「この会のネタ帳みるとみんな二席なんですよね。兼好さんとかはわかるんですよ。でも馬石兄さんとか二席のうち一席め『強情灸』とかなんですよ。どうやってるんですかね。生い立ちから話してるんでしょうね」「松之丞とかCDのジャケットかっこつけてるじゃないですか。僕もああいうのにしたかった。けどコイツなんでこんなにかっこつけてるんですかね。いつもはこんな(下を向いて目だけ上を三白眼で睨みつけて)顔して写真撮ってるのに。……こういう話嫌いですか。隠れファンが怒ってるからやーめた」「僕は師匠が大嫌いなんですけどー」とまあ触るもの皆傷つける感じ。でも面白いからセーフ。悪口じゃなく笑いになってる。

相変わらず「やる気ない」と口ではいいつつ三席をこなす。

一席めの『さんま火事』は初めて聴く。
噺の中で長屋中で潮干狩りに行ったエピソードが語られるのだが、それがよっぽど楽しかったらしく、他の話になってもすぐに「潮干狩り楽しかったなあ」と思い出に浸ってしまうのがおかしい。それを何度も何度も繰り返すのでしつこいっちゃしつこいんだけど、思わぬところでいきなり強引に潮干狩りの話に持っていくのがたまらない。

二席めの『私をそば屋に連れてって』は本人曰く「こんなのは『こういう噺もありますよ』っていう程度のもので、ネタの幅を出すためのものですよ」とのこと。それほど気に入ってないのかな? でもテレビで演ってるのも見たし、何度か高座で演ってるのも見てるけどなあ……。
このネタは毎回一之輔師の悪口が入っていてそれもまた楽しい。今日はその他に都内寄席の裏話的な小ネタをメタ的に挟み込んでいてこれが面白い。

三席め、「自分では気に入ってるんだけどお客さんの反応はイマイチ」というネタ。これは初めて聴く。
「人類を滅ぼすボタン」を完成させたというマッドサイエンティストのところにいろいろな人が訪れてくるという噺。うん、天どん師このパターンの噺多いな!
いや面白いんだけど、天どん師は結構独特のイントネーションがあるから、登場人物が多くなってくるとたまに気を抜いてると誰が誰だかわからなくなってしまうときがありまして。
ちょいちょい噛んだり間違えたりするところがあって「こういうところだよ。こういうのが多いからたくさん録ってるのにCDにならないんだ」と自虐。ライブだとそれを含めて面白いんだけど、CDじゃ伝わらないかもなあ。

終演後にサイン会。「なんにでもサインしますよー」ということだったので、CDと『本日の高座』にそれぞれサインを入れてもらう。『本日の高座』にも順調にサインが溜まってきた。


三遊亭天どん2

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  • 出版社/メーカー: wazaogi
  • 発売日: 2018/09/08
  • メディア: CD





本日の高座 演芸写真家が見つめる現在と未来

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  • 作者: 橘 蓮二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/05/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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扇辰日和VOL.68 [落語]

扇辰日和VOL.68
於:中野 なかの芸能小劇場

柳家寿伴『黄金の大黒』
入船亭扇辰『野晒し』
さとうさおり ライブステージ
入船亭扇辰『死ぬなら今』
入船亭扇辰『夢の酒』

最近なかの芸能小劇場に居続けが多いな。
とはいえ2時間空いているのでいつものように高円寺までタイ料理を食べに行く。
いつもはワンコインでタイカレーを食べられる店に行っていたのだが、この前駅前にほぼ同じ値段でさらにメニューが多い店を見つけた。最初の店は最近私が一番好きなレッドカレーをランチメニューから外してグリーンカレーしかなくなってしまったのだが、駅前の店はレッドカレーもある。こないだはさらにひとりでランチメニューを2品頼むという『孤独のグルメ』みたいな食べ方をしてしまった。それでも千円ちょっとなんだからコスパはすごくいい。さて今日はどっちにしようかなーと考えていたら、途中でまた別のタイ料理屋を見つけた。高円寺なかなか競争率高いな。
で、そこは蒸し鶏ご飯やひき肉炒め、タイラーメンなどの普通のランチメニューがいくつかあるのだが、その全品にタイカレーやご飯、サラダ、スープ、デザートの食べ放題が付くという。いやいやいやご飯メニューのサブ食べ放題メニューにカレーって。しかしもしそれが本当なら2品頼むよりも安上がりだ。
物は試しと入ってみると、本当にランチバイキングがやっている。カレーはグリーンカレーとマッサマンカレー。レッドカレーでなかったのは残念だが、タケノコの炒め物や春雨サラダもある。この春雨サラダのヤムウンセン好きなのだが、あまり食べる機会がないのでこれは嬉しい。食べてみるとまあエビは入っていないが味はヤムウンセンだ。蒸し鶏ご飯のカオマンガイもちゃんと炊き込みご飯のようだ。
結局全品を腹いっぱいになるまで食べてしまう。バイキングってやめ時が難しい。
しかしこれでまたなかの芸能小劇場にきたときの昼飯の選択肢が増えた。

さてそんなパンパンの腹を抱えて「扇辰日和」に。
ネタ出しは『野晒し』。こないだ聴いたばかりだからどうしようかなーと思ってはいたのだが、まあいいかと当日券で入る。予約と当日で値段が変わらないのは助かる。
余談だが某主催者の半年以上も先のチケットを4枚セットとかで売ってるのもどうかねえ。当日券で買うのと1枚あたり200円しか違わないから全部で800円しかお得にならないのに、半年後にどうしても外せない用事が入ってしまったら2500円分がパーになるわけで。あまりにもリスクに対してリターンが少ないような……。別に整理番号が早くなって入場順が早くなるっていったってなかの芸能小劇場はほぼどの席で見たって一緒だしなあ……。

前座は寿伴さん。……やっぱりはい辰さんやめちゃったのかなあ……。いや辰乃助さんも入門してすぐに腰をやってしばらく休んでた時期があったからそういうこともあるかもしれない。
さて寿伴さんは落ち着いていてなんとなくオーラというか雰囲気がある。
噺もてらいがなくいかにも柳家の前座という感じ。なんかすごく好印象でなんだか応援したくなる。
大家に呼ばれた理由を探して長屋の連中が話しているときの「大家の猫を食った一件かな」というくだりに「コイツの嘘に付き合うな、大家の猫さっき見たよ」と加えたのは猫好きとしては好印象。やっぱり噺の中とはいえ、猫食っちゃうのは猫好きとしてはちょっとね……。

扇辰師の一席め、寿伴さんの紹介から前座時代の苦労話をし、「それでも最近の前座は大変だと思うよ、噺家多すぎだもん。いちいちそれぞれの師匠のお茶の好みや着物の畳み方を覚えなきゃならないし、それに出囃子の太鼓も全部覚えなきゃならない。三味線は猫や犬の皮を使って太鼓は馬の皮。動物愛護団体に怒られそうだけど、それでもイルカやクジラの皮じゃなくてよかった」と実にスムーズにサゲの仕込みを入れて噺に入る。
今日も『さいさい節』は絶好調。なんか今日はいつにも増してコブシが効いていたように思えた。
幇間の新朝の「あそこにアタシがいたのをご存じない? んんー愚か愚か愚か~」というセリフがなんか妙に好きなんだよなあ。

さとうさおりさんは私はこの会で3回め。
前に見たときはもっと落ち着いたような雰囲気に見えたんだけど、今日はショートカットにワンピースという出で立ちでなんかかわいい。
スリーフィンガーの弾き語りが好き。
なんだろうこの最後の音を押すような歌い方なんか誰かに似てるなーと思うんだけどそれが誰かが思い出せない。

扇辰師の二席め、「今日の『野晒し』は結構前からネタ出ししていたんですけどね。今朝もう一席何やろうかなと考えてて『前回何演ったっけ』と確認してみたら前回も『野晒し』演ってたんだよ」。はい。
「でもネタ出ししててもう変えられないから演りましたがね。申し訳ないんであと二席演ります」と大サービス。あ、知っててネタ出ししたんじゃないんだ……。
先日まで池袋のトリをとっていたので、そのために用意していたけれども他の噺家とついたりなんだりしてできなかった噺、として『死ぬなら今』。扇辰師では初めて聴くんじゃないかな。
寄席サイズだからかコンパクトに短めに。しかし閻魔大王の表情などはやっぱりいい。たもとに賄賂を投げ入れられたときの目の泳ぎ方などもなんかリアルで面白い。

三席めの『夢の酒』、先日撮りだめてた『超入門!落語ザ・ムービー』を見ていたら、扇辰師の『夢の酒』にアリキリの石井とたんぽぽの白鳥が夫婦役で芝居を当てていた。それがまた妙にしっくりときていて、今までお花はヤキモチ焼きだけれども可愛い女性というイメージがあったのだがそれを塗り替える強烈さがあった。
なので今日は新しいイメージで新鮮に聴けた。
大旦那がお花からすぐに昼寝するように強要されるシーンでは、お花を止めても止めても話すことをやめずに結局押し切られてしまうというのを大旦那のセリフとリアクションだけで表現するのだが、このシーンがやたらに長いのがまたおかしい。

帰りはすっかり晴天になり、バイクで走るのが気持ちいい。夕方は雨の予報だったので帰りは雨を覚悟していたのだが。こういう「話が違う」のは大歓迎。
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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年9月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年9月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『元犬』
林家扇『ぞろぞろ』
三遊亭兼好『藁人形』
三遊亭兼好『時そば』

微妙な空模様。
天気予報では雨降らないと出ていたために、すっかりバイクで行く予定で時間繰りをしており今から電車行ったら間に合わない。
仕方ないので小雨の降る中バイクで会場に向かう。話が違うじゃないか。

しゅりけんさん、プログラムにはじゃんけんさんと出ており、今日は急遽だったらしい。「悲喜こもごもあるでしょうが」ってなんか言葉の使い方がおかしい。
出番は本当に急遽だったらしく、なんか噺もどことなくぎこちないというか思い出し思い出しやっているような感じ。
と思ってたらご隠居の家で「鉄瓶がちんちん」のところで完全にホワイトアウト。ここまで見事な絶句も珍しい、というくらいストーンと止まった。それでも(本心はどうかわからないが)あまり焦ってるようにも見えず、会場の空気もなんだか暖かい。しゅりけんさんのフラなのか。

一席終わって袖に引っ込み、めくりを持ってくる。めくりには兼好師の名前が出ており、さっき「私の後に二ツ目さんが出て、その後に師匠」って言ってなかったっけ? と思っていたら何事もなかったかのように引っ込める。そして出囃子も鳴らずに無音。
いろいろテンパりすぎだろ、と思っていたら扇さんが登場。どうやらCDが壊れたっぽい。

兼好師と扇さんというのも珍しい組み合わせ。「諸事情ありまして『出ていったら』と言われまして」とのことだが、稽古をつけてもらいにきてたのかな。今までそのパターンで何人かこの会に出てるし。
「……皆さん、何を言いたいのかわかってます。(頭を指して)これでしょう。でも18の頃から20代の半ばの女性としていちばんキラキラした時代を穴蔵のような埃っぽい楽屋ですっぴんで過ごしてきたので、その反動なんです。髪があるうちはいろんな色に染めてみたいなと思って」とのこと。18からかあ。確かに女流で10代からというのは珍しいかも。
でもねー、俺の頭が固いんだろうけど、そのルックスだとなんか噺が頭に入らないんだよなあ……。頭に浮かぶイメージと目から入ってくる情報がうまく融合しないというか。いっそ新作の方が合いそう。

兼好師、先日久しぶりに扇さんと会ったときにすぐにはそれとわからず、じゃんけんさんかしゅりけんさんがそういうお店で借金をして師匠に取り立てにきたのかと思った、とのこと。
「彼女は木久扇師匠の弟子というハンデを背負ってる」とさらりと毒を吐き、「前座仕事というのはお茶汲みにしろ着物を畳むにしろ、女性の方が上手いんです。だから前座時代は重宝されるんですが、その分二ツ目に昇進すると仕事が激減する。そこにいくと男は気の利かないのは前座の頃から使われないのであまり二ツ目になってからの差がない。だから彼女はいまあ大変なときだと思いますよ。ぴっかり☆でなし、一花でもなし、かといってこみちでもないという」。確かになあ。
そんな女性たちの苦労の話から怖い女が出てくる『藁人形』に。兼好師では珍しく、正統派の滑稽噺ではない。『藁人形』は扇辰師でしか聴いたことがないなあ。
おくまが西念を騙すのは同じだが、扇辰師は女郎仲間と賭けで騙したのに対し、兼好師のはストレートに「ああいうのが以外にお金を持ってるんだ」と巻き上げる。……どっちもタチ悪いなあ……。
途中で「さあこうなると暖簾に腕押し糠に釘、まったく反応がない」のようにさらっとサゲの下準備というか仕込みを入れていてこういうところが上手いと思う。

二席めは「そんなに暗くて長い噺は演りません」と江戸で蕎麦が流行った来歴から『時そば』に。
二日めの蕎麦屋のうどんより太いそばをたぐるときの「どぽぽぽぽぽ」という音がなんとも言えない。
予告どおりさらっとやってドンとウケて終わり。
これだけメジャーで誰もが知る噺を、これだけ毎回毎回爆笑させられるというのは見事だと思う。
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第六十六回 一蔵ひとりの会 [落語]

第六十六回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『笑い茸』『鮑のし』『百川』

三連休最終日。天気がイマイチだったこともあって、どこにも出かけずなにも休みらしいこともせず。
会社で嫌なことが連発であって、そのストレスで歯が痛くなったのも出かける気をなくす一因だったかも。
どうやら私はストレスが口にくるようで、強いストレスがあると歯茎が腫れたり口内炎ができたりする。今回は以前に治療した歯の根っこが炎症を起こしてるとかで、前に入れた歯をひっぺがして炎症を抑える治療してまた埋める、ということをしなければならないらしい。
はあー。カネさえあれば会社辞めて毎日落語聴きに行けるのになあ。

さてさすがに1日くらいは落語行きたい。
一蔵さんの髪が伸び、なんかzeebraっぽい感じ? まだそこまで伸びていないけれども。

一席め、今日は敬老の日ということで、いたるところで落語会が開かれているはずという。なのに仕事をしていない噺家はヤバいそうだ。なので今日の寄席は代演に次ぐ代演で、ほとんど元の番組の形跡がなかったという。
末廣亭では一朝一門の二ツ目5人が交互出演で今日は全員NGだったそうだが、代演を呼ぶくらいなら、と一蔵さんが出たそうだ。それを一花さんにメールで全員に一斉送信されて傷ついたとか。
先日行った敬老会では学校の体育館で行われたそうで、「じゃあ舞台に少し高い台を置いてその上に座布団を置いてください」と頼んだところ、体操用の分厚いマットの上に座布団が置かれていたという。
一度乗ってみたが、思ったとおりかなり沈んで落語どころではなかったそうだ。
『笑い茸』は珍しい噺。私は初めて聴いた。
これまで笑ったことがない人が笑い茸を食べて笑ってしまうという噺で、サゲもまあちょっと分かりづらいかな。
二席めのマクラで語ったところによると、打ち上げ付きの会で、料理がキノコ尽くしという趣向だったため落語もキノコの噺にしてほしいとリクエストされたのだとか。古典としてはこの『笑い茸』しかなかったようで、他の師匠は誰も持っていないのか家元の音源と速記本で覚えたそうだ。
途中のくすぐりとして噺家ギャグを入れたのに、その会は落語ファンが少なかったそうでまるでウケなかったらしい。せっかく覚えたのに悔しいから、と落語マニア集うこの会で披露したそうな。

二席め、最近入ってきた前座さんで林家やまびこさんがド天然らしく、とても楽しいという。
彼や以前にいた前座さんのエピソードをいくつか披露する。その中でも古今亭大五朗さん(だん五さん)の話が強烈で、ダーク広和先生のことをネタ帳で「カープ広島」とつけたという。その他にも文左衛門師の名前を「文左衛文」と書いたらしく、ネタ帳をぶん投げられるほどキレられたとか。曰く「お前舐めてんのか! 三度めだぞ!」そらキレられるわ。
で天然の甚兵衛さんが出る『鮑のし』に。
意外なことにネタおろしだという。持ってそうだけど。
ちょいと甚兵衛さんというより与太郎かな……。
一蔵さん自身も「甚兵衛さんと与太郎ってどう違うんですかね? 与太郎が結婚したら甚兵衛さんになるのかと思ったら『錦の袈裟』は与太郎のままだし……」と迷っている様子。
なんか俺の勝手なイメージだけど、与太郎は本物のバカなのに対して甚兵衛さんはボーっとしてるだけって感じ。与太郎は話が通じないけど、甚兵衛さんは結果が伴わなわずとも話自体は通じてるって印象がある。
「女房の話は一度じゃ覚えられないのに棟梁の話は一度で覚えられた……俺は女房に甘えてるんだな。やっぱり惚れてるんだ」という理屈がおかしい。

三席め、久しぶりの一蔵さんの『百川』。
この百兵衛さんも甚兵衛さんと通じるところがあるなあ。
タグ:春風亭一蔵
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遊馬百席 第112回 [落語]

遊馬百席 第112回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『家見舞』『短命』『抜け雀』

謝楽祭の湯島から板橋へ移動。
謝楽祭の屋台ってアルコール類とそのツマミになるような食べ物が多くてほとんど何も買わず。
毎年電車で来ればよかったとも思うんだけど、バイクの便利さには抗えない。

今日は初回のお客さんも多いようだ。向こうの協会の謝楽祭の日にようこそとご挨拶。まあ行ってましたけど。やっぱり気になるものなのか。

一席め、兄弟子である春馬師の圓雀襲名パーティーで遊馬師が司会をしたのだそうだ。
その時はフリーのアナウンサーと一緒でW司会だったそうだが、フリーアナウンサーというのは会場のホテルから嫌われるらしい。というのもホテルには専属の司会がいるからだそうだ。「ホテルも司会者もお客様から頼まれてるんだから協力して盛り上げなければならないのに、そんなことでアナウンサーには協力しない、ってねえ」と憤懣やるかたない様子。
どういう流れで『家見舞』になったかは忘れてしまったが、一応(?)お祝いの席の噺だからかな……?
というか『家見舞』すごい久しぶりに聴いた気がする。噺自体4年ぶりで、遊馬師で聴いたことあったかな? かなり以前にあったような気もするし、初めての気もするし。少なくともこのブログを始めてからはないなあ。タイトルさえすっと出てこなかった。
やっぱりこういうシモの噺は避けるような風潮になっているのかな。トントンとテンポよくやって二席めに。
二席めは逆に不祝儀の噺。派手さはないがその分わざとらしさもない、シンプルで「the古典」といった塩梅。無印良品というか。なんというかホントちょうどいい感じ。

三席め、宿の主の人の好さがにじみ出た一席。雀が抜け出たときに驚きのあまり「かかかかかかかかか」とニワトリのようになってしまうのがおかしい。
老武家の落ち着いた感じもさすが。
「駕篭かき」についての十分な説明がないと、初めてに人にはちょっと分かりづらいかなと思った。
タグ:三遊亭遊馬
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謝楽祭2018 [落語]

はいはい今年も謝楽祭に。
んーけれどもかわら版を見ると今年は扇辰師も一蔵さんも小辰さんも他の仕事入ってるんだよなあ……。
てことは今年は参加してないのかっつーか三K辰文舎は!?

写真はすべてNikon Df。
橘蓮二氏の『本日の高座』に載っている方は本にサインしてもらった。

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林家彦いち師。私のカメラを見て「おっDf!?」と反応してくれる。さすがカメラ好き。

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柳家小せん師。毎年サイン貰ってる。

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林家たけ平師。最近ちょくちょく谷中はなし処を聴きに行く。

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新ユニットおきゃんでぃーず。左から春風亭一花さん、林家あんこさん、林家つる子さん。他のふたりはともかくつる子さんのアイドルっぷりの板の付きっぷりたるや。なんつーか慣れてる。

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三遊亭わん丈さん。面白いよねえ。もうちょっと聴きに行きたい。

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林家正楽師。謝楽祭4年目にして初めてサイン貰ったー!

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立花家橘之助先生。相変わらずお綺麗で。

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ストレート松浦先生。こないだの兼好師の会に行った話をしたら「すみません歌っちゃってー!」となぜか詫びられた。面白かったですよ。

今年は早めに退散。
タグ:謝楽祭
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人形町噺し問屋 その八十二 夜の番組 [落語]

人形町噺し問屋 その八十二 夜の番組
於:人形町 日本橋社会教育会館

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『西行』
三遊亭兼好『鈴ヶ森』
ストレート松浦 ジャグリング
三遊亭兼好『ねずみ』

今日は早く上がるために会社に早く行く。そのおかげでなんとか時間に間に合った。ナイス判断昨日の俺。

まずご挨拶。
さすがに今年の暑さには冷房嫌いの兼好師も「冷房止めて」とは言えなかったようで、冷房のある生活に甘んじてたようだ。しかも皆冷房をフルパワーでかけるため身体が冷えて仕方がなく、これを克服するためにツボ押しを実践していたらしい。
身体にいい10箇所のツボというのを常に押していて、そのおかげか風邪を引かなかったそうだ。しかし先日北陸新幹線の中で油断してうたた寝していたらくしゃみが出たという。これは風邪だなと思った兼好師は車内でツボ押しを始めたのだが、これを後ろで見ていたアラフォーと思しき女子(?)に「あのオジさんヤバい」などと囁かれていたそうだ。気にせず本で調べた「風邪に効く」といういちばん下のアバラの脇にあるをツボをツボ押し棒でグッと押したところ、予想以上の痛みに思わず大きなうめき声が出てしまい、「ついに切腹」と言われたとか。
また、先日から通風の症状が出たそうで、同じ通風持ちの喬太郎師に「ようこそ通風の世界へ」と握手してもらったという。歌武蔵師には「私は糖尿だから通風にはならない。よかったー、糖尿で」と言われて納得がいかなかったそうだ。
とはいえ通風も悪いことばかりではなく、おじさんばかりの盛り上がらない打ち上げの場などで「私痛風なんでビールはちょっと」というと痛風おじさんたちの痛さ自慢が始まって必ず大盛り上がりなのだとか。なんかわかる。

じゃんけんさん、この会で地噺のネタを持ってきた度胸は買う。
やっぱり最後のあたりでちょっと息切れ。惜しい。

兼好師の一席めの『鈴ヶ森』は一之輔師とネタ交換で教わったと聞いていたが、だいぶ形が変わってきておりほぼ兼好師のオリジナルになってきているようだ。
追い剥ぎの「おーい旅人、おーーーい旅人」という口上を新米が一通り聞いて「あーやっぱり親分はかっこいい、前に親分からやられたときからその口上やりたかった」と親分の元被害者だったとわかるのがおかしい。
ケツをまくってしゃがんだときに尻に刺さるのが筍じゃなくてとうもろこし。「季節によって刺さるものが違う」というのが芸が細かい。
オチもだいぶ変わっていた。

ストレート松浦先生、「グレン・ミラーの『イン・ザ・ムード』に乗せてジャグリングをお届けします。レコードお願いします」と袖にいっても音楽がかからず、自分で歌いながらジャグリング。最初はトラブルかと思ったが、どうやらそういうネタらしい。
今日はジャグリングの間のBGMはずっと自分の口三味線。
珍しく何度か失敗したり道具が壊れたり。
とはいえ相変わらずの名人芸というかすごい技術。

兼好師の二席め、山口の二歳児が救出された件に触れ、あれは二歳児だったからよかったそうですね、と語る。
曰く、二歳児はまだ経験がないので夜になっても恐怖感を抱かなかったのではないかと言われているそうだ。逆にもう少し年齢を重ねて経験を積むと、経験を基に恐怖心が産まれてパニックになったりするという。
だから経験を積んでいることが必ずしもいい事とも限らない、子どものほうがいいこともある、と子どもが客引きの『ねずみ』に。
相変わらず兼好師の『ねずみ』は実は生駒屋が主人公なのではなかろうか。それくらい他のキャラクターを食っている。
が、今日は兼好師には珍しく、ところどころ抜けたり、人の名前を間違えたり、らしくない大きなミスを連発。
昨日も二人会があって今日も昼夜公演で2日で六席、しかも首都圏だからネタも変えなければならず大変だったんだろうなあとは思うけれど。
一番大きいのはねずみやの親父の腰が抜けた理由の話をしていたのに、七夕の描写が抜けていきなり先妻が亡くなった場面に飛んだこと。ん、俺ボーッとして聴き飛ばしたか? と思ったけどやっぱりその場面はない。
どうやら皆気になっていたようで、幕が下りた途端そこここで「抜けてたよね?」という声が聴こえてきた。
経験を積みすぎたマニアってヤーネ(自分を棚に上げる)。
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東海道神奈川宿寄席 [落語]

東海道神奈川宿寄席
於:神奈川 星槎学園高校横浜ボートサイド校

三遊亭じゃんけん『阿弥陀が池』
三遊亭兼好『粗忽長屋』
柳家小太郎『船徳』
柳家小太郎『おすわどん』
三遊亭兼好『お見立て』

天気が不安定。というかこの会のときはいつも雨な気がする。
プログラムではじゃんけん→小太郎→兼好→小太郎→兼好の順。こないだのSKIPシティのときといい流行ってんのか。

じゃんけんさん、この噺もだいぶこなれてきた感じ。
仕方のないことだとはいえ、東京に阿弥陀池の寺は馴染みがないのでちょっと伝わりづらいかなあと思う。

兼好師の一席め、今日の天気は暑いのかと思ったら雨が降ったり、涼しいのかと思ったら陽が出たりと話題にしづらいと話題にする。
小太郎さんについて「軽量級のパンチドランカーボクサーみたいな見た目」としながらも「見た目以上の優秀さを持った珍しい存在」と褒める。「噺家は見た目は悪くないのに中身がポンコツ、という人が多い。ポンコツにも二種類あって、『見た目はまともなのに噺の中身が』というタイプと、『見た目はまともなのに性格が変態』というタイプに分かれる。前者の例がたけ平さんで、後者の例が文菊さん」という。……ああー……。いやたけ平師割りと好きだけどね。わかるような。文菊師もなんか真打昇進あたりからなんとなくそんな雰囲気が滲み出しているような気がしてね……。
噺はやはり何度聴いても飽きない面白さ。
兄いは終始メチャクチャなことを言っているのに、たまーに論理的なことを言って熊や世話人を丸め込むのがおかしい。

小太郎さんの一席め、恒例のダブルピース。
この会は普通の教室に高めの高座を組んでいるので天井までが近い。「数ある会場の中で私の手が天井に届くのはここくらいです」とのことで「縦の動きを最大に活かした噺をします」と『船徳』に。今年は個人的に『船徳』の当たり年だな。
船頭たちが悪事を告白する場面はないものの、そのぶん他の場面はしっかりと。
船宿の女将さんがやめるように懇願する場面の必死さが面白い。
棹を流した徳が「若え衆、そろそろ艪に切り替えるんだろ」と言われて「……これ艪っていうんだ」と知らなかったのもおかしい。
ダイナミックさと繊細さの両方を持っていて、そのバランスがすごくいい。

二席めは「私の持ってる噺の中で一番面白くて大爆笑間違いなしの噺をやろうと思っていたのですが、主催の方から『怪談噺をやってくれ』と言われたので変えます」と『おすわどん』に。
歌丸師の得意ネタとは知っていたが、こんな噺だったのか。初めて聴いた。
この噺が怪談噺かと言われると微妙なところだとは思うが、よくできた噺だと思う。
いろんな人物が少しずつ出てくる噺で難しそうだが、それをサラっとやってしまう小太郎さんもすごい。

兼好師の二席め、アジア大会のバスケに触れ、日の丸のついた服を着ていたのはまずいけれども、あれくらいいいんじゃないですか、と話す。「アレだって本当に悪いことだと思ったら『お前ら何をしてるんだ』と止めればいいじゃないですか。それもしないで写真撮って載せるってどうなんですか。アレはきっと自分が買おうとしていた女を先に取られたから腹いせにあんなことしてるんじゃないですか」。まさかそんなことはないだろうが、動機としては面白い。
そんな買春の話から吉原の噺に入る。
こちらも何度聴いても面白い。涙用のお茶を継ぎ足したら淹れたてだったようで、「熱っつ!」という悲鳴がいつもより大きめだったかな。

恒例の会場で打ち上げ。
兼好師は明日の噺し問屋の準備を何もしていないということで早めに帰宅。
じゃんけんさんや小太郎さんと話す。
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夏のらくご長屋 扇辰夏の独演会 [落語]

夏のらくご長屋 扇辰夏の独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

桃月庵ひしもち『転失気』
入船亭扇辰『一眼国』
入船亭扇辰『藁人形』

今日はなかの芸能小劇場のダブルヘッダー。
いつも中野にくると隣の高円寺までタイ料理を食べに行く。今日はいつもの店ではなく別の店に行ってみる。いつもの店よりも少しだけ高いがメニューの数も多いし、なんといっても私の一番好きなメニューのレッドカレーがあるのが嬉しい。
調子に乗ってレッドカレーとカオマンガイの2種類を食べてしまう。腹いっぱい。

一席め、最近のどこも禁煙の風潮を愛煙家の扇辰師が嘆く。しかしそれほど客席からは賛同が出ず。「さてはみんな嫌煙家だな?」もう俺はタバコやめたからなあ。でも最近はホントやりすぎだと思う。どこも吸えなくて肩身が狭すぎるだろうな。やめてよかった。
『一眼国』は久しぶり。あの一眼国という国はやっぱりどこか異次元の国なのだろうか。最近のラノベっぽくいうと異世界物なのか。

『藁人形』もまた久しぶり。今日は怪談っぽい噺を続けて。夏だからか。
おくまのさらりとした佇まいが美しい。

……最近いつも聴いている人たちの何度も聴いた話だとさすがにもう感想が出てこない。同じこと何度も書いても「こいつ芸がねーな」とか思われそうだし……。
まあ『一眼国』も『藁人形』も割と淡々と聴かせる噺だし、扇辰師の噺は作り込まれてるからそんなに毎回変わるわけでもないしね。
というかこれまでのが長すぎるんだよな。

なかの芸能小劇場が入っているビルには駐輪場があって、これまであまり気にしてなかったのだが、ふと気になって管理人になかの芸能小劇場の客のバイクを停められるのかと聞いたらOKとのこと。マジかよ……。これまで駐禁切られたりそれに懲りて有料駐輪場に停めてたのに……。
悄然とした帰り道、降雨確率50%で怪しかった空からついに雨も降ってくる。ついてないときはとことんついてないね。
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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 宮治ひとり舞台 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 宮治ひとり舞台
於:中野 なかの芸能小劇場

桂宮治『狸賽』『七段目』『江島屋騒動』

久しぶりの宮治さん。
この後何かはまだ言えないけれども夕方からの会見だかなんだかの司会の仕事があるのだとか。
なんだろ協会の次期会長が決まったとか松之丞が真打昇進でもすんのか。今日の夕方か明日には発表になるらしいので当たってるかどうか。さっきニュース見たらこっちーが結婚するみたいだけどこれか?

家族で旅行に行った軽井沢の話や、成金メンバーで行った熱海旅行の話をマクラに。
成金の旅行は2年に一度、宮治さんが幹事となって行っているらしい。なんかA太郎さんのインスタで見たな。
男10人でビーチボールトスを「100回続けられるまで海から上がらない」と決めてやっていたところ、次第にギャラリーが集まってきて盛り上がったとか。
「熱海はまだまだ動物がいるらしいですね」と振って一席めに入るものの、ここまでですでに30分近く経っている。相変わらずのサービス精神。
「狸のキンは八畳敷、アタシは子どもだから四畳半」と広げる仕草をするときに、なぜか客席と目を合わせてキンを引っ張る手伝いをさせるように振る舞う。「セクハラで訴えたら勝てますよ」。そんな観客参加型はイヤだ。

そのまま二席めに。
たいそうクサい演伎がハマる。
途中で歌舞伎の真似事で目を中央に寄せて「睨み」のような表情をするが、長く続かず苦しそうなのがおかしい。

三席めは客席の照明を落とし、舞台の明かりもだいぶ暗くして静かに話し出す。マクラも子ども時代の恐怖体験を。
宮治さんの怪談噺は初めてか。
上手いんだけどね、なんか例えば目を突かれた際の「痛いっ!」というリアクションが滑稽噺のときとかぶってしまってイマイチ怪談として乗り切れないというか。普段の宮治さんとのギャップがすごい。
タグ:桂宮治
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