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ひぐらし亭 夕席 20年2月23日 [落語]

ひぐらし亭 夕席 20年3月23日
於:日暮里 にっぽり館

おしゃべり 三遊亭萬橘 林家たけ平
林家たけ平『竹の水仙』
三遊亭萬橘『茶の湯』

午前中は父親の二十三回忌で埼玉の北の方へ。昨日行ったのと方向的にはあまり変わらない、というかルート的にはほぼ同じ。
昨日行った温泉と迷ったもう一方の温泉にでも行こうかと思ったが、さすがに2日連チャンで温泉行ってもなあ。
ということで一度家に戻り、かわら版をチェックしてみるとひぐらし亭がちょうどいい時間でやっているのを見つける。
そういや最近行ってないし萬橘師も聴きたいし、と久しぶりに谷中銀座に向かう。
客席に広瀬和生氏がきていた。そういや『21世紀落語史』買ったんだけどさすがに今日は持ってきてないしなあ。まあまだ読んでないんだけど。兼好師のことを書いてあるページだけ読んだ。兼好師にもっとページ数割いてもいいと思うの。

さてまん坊さんも二ツ目に昇進して萬丸さんとなり、にっぽり館の前座は卒業したようだ。他の前座さんからも全員から断られたとのこと。まあ落語協会はともかく、五代目圓楽一門はしゅりけんさん以降前座が入ってないようだからなあ。慢性的な人手不足なのだそうだ。
萬橘師もうひとりくらい弟子とればいいのに。

というわけでまずはおしゃべりから。客からお題をとり簡易版三題噺を萬橘師が作ったり。
お題のキーワードを入れそうで入れないというような変化球できたりといろいろなパターンで楽しませてくれる。

たけ平師、なんか『竹の水仙』も地噺っぽくなっている。やっぱり自分の得意な形に変化していっているんだろう。

萬橘師、今日は会場入りが遅れたらしく、その訳が「ボクシングのタイトルマッチがあったから」とか。開場まで見に行っていたのかと思ったらテレビで見ていたらしい。じゃあ録画でいいじゃん。今日の試合の凄さを興奮気味に話すも、開場の客は誰もボクシングに興味がないらしくほとんど盛り上がらない。「誰も興味ねーのかよ!」といいながらも強引に話を進め、結論として「xxがすごいんだよ!」といってもほぼ反応なし。めげずにそのまま噺へと移っていく。
萬橘師の『茶の湯』は初めて。
小僧の定吉がぺらぺらぺらぺらとよく喋るのだが、喋りながら毒舌も混ぜ込んでくるのがおかしい。ムクの皮を入れるときの説明に「サポニンが含まれていて界面活性作用があるので……」とか「ともし油、つまり灯油で、灯油にはケロシンが含まれているので……」と化学的な説明が入るのが面白い。いつからそんな理系落語に。
今日は時間の都合か三軒長屋のくだりはなし。

……うーん、まああんまりこういうセコいことをいうのは野暮だとは思うが、トークがあるとはいえさすがにふたりで二席で2500円は高いな。観光地値段ってのもあるのかもしれないし、キャパが小さい小屋を運営するのはお金がかかるだろうけど、2500円なら寄席とほとんど変わらないし、二人会ならひとり二席やるお値段じゃないですかね。正直前座と二ツ目ゲストがいても2500円はちょっと高いなと思っていたが、ふたりならやっぱり二席ずつやってほしいなあ。もしくは一席ずつしかやらないってなら前座ありで2000円とかね。
にっぽり館は長く続いて欲しいし、できれば足繁く行きたいのだけれど、正直このコスパだと行きづらいかなあ。
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上尾×落語 Vol.2 三遊亭兼好独演会 [落語]

上尾×落語 Vol.2 三遊亭兼好独演会
於:上尾 上尾市文化センター小ホール

三遊亭しゅりけん『転失気』
三遊亭兼好『壺算』
三遊亭兼好『明烏』

ちょっと遠出。天気予報では雨とのことだったが持ちそうだったのでバイクで向かう。2月とは思えない暖かさ。

しゅりけんさん、開演前に次回開催案内のナレーションを読み上げる。
高座に上がってから「高座より緊張しますね」とのこと。
その影響なのか今日は久しぶりにグッダグダ。
冒頭の転失気の有無を訪ねる場面がなく、「薬で転失気が調合された」と言っていて、俺の知らない型があるのかと思った。「ああもう無茶苦茶ですねえ」と自分の口で言っちゃうのも久しぶり。
とはいえしゅりけんさんの『転失気』は初めて聴くが、珍念の周りの大人のすっとぼけた様子などはニンにあっているように思う。

兼好師、新コロナウィルスについて「テレビに専門家とか出てますけど、『手を洗ってうがいしましょう』なんておばあちゃんの知恵袋みたいなことしか言わない。それなら『ニラを炙って頭を叩くと陽性の人の額にはバツ印が表れる……ウソですよー』とか言ってほしい。そうしたらおっちょこちょいの人たちがニラで顔を叩きあうかもしれない」。それはちょっと楽しそうではあるけれども。
また、マスクメーカーが儲かるならばそれはいいけれど、転売して儲けるヤツラはなんなんだと憤る。
「ああいうヤツらは学校の成績は悪くて落ちぶれたくせに、こういうことになると途端に頭がよくなる。アポイント強盗だってかなり巧妙になってるらしいですよ。弁護士や銀行員、警察のように役割を決めて、3か月特訓すると誰でもそれっぽい話し方になるんだそうです。……その特訓してる人の弟子になりたい。……さっき出てきたしゅりけん、あれで2年ですからね。どうやったら話がうまく教えられるのか習いたい」。
そんな騙しの話題から『壺算』に入る。
当然のごとく今日も面白い。
五十銭まけさせるために爺さんの幽霊まで持ち出すのは兼好師独自のくすぐりだと思うが、最近は婆さんの幽霊も出てきている。
さらに今日は番頭が混乱しているときに花瓶をまけてくれと言ってくる他の客までが爺さんの幽霊話を使うようになってきたのがおかしい。
それにしても「三円と三円で六円だから二荷の水瓶持っていっていいよね?」「……ん? ……はいそうですね、どうぞ」と応えるこの間がホントに絶妙。聴いているこっちも考えをまとめる前に話が進んでしまう感じが楽しい。

二席めの『明烏』は先月横浜で聴いたばかりではあるけれども、やはり面白い。
源兵衛と太助のふたりだけでなく、お茶屋の女将などそれぞれの脇役にもしっかりとキャラ付けがされていて、そういう細かさがより噺をくっきりと浮かび上がらせるのだろうなと思う。

ちょっと遠出したときの楽しみは近くの温泉へ入りに行くこと。今日は5~6年ほど前にきたことのある温泉へ行く。私は長っ風呂なので2時間ばかり風呂に入っていると雨に振られた。長居しすぎたか。
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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『たけのこ』『五人廻し』『明烏』

後の用があるので今日はバイクで行きたかったのだが、あいにくの雨。仕方なく電車で行くと、中野の駅前にものすごい行列ができていた。何かと思ったら開店前のドラッグストアで、どうやらマスクを売り出すらしい。……うーん、確かに流行っていて不安なのはわかるけどさあ、そんなに怯えなきゃならないもん? 正直感染したってそこに並べるような体力がある人なら発症しねえんじゃねえの?
なんというかこれだけ進んだといっても日本人てオイルショックのときと変わらないんだね。……いや、もしかして並んでるのは中国人なのか……? あり得るなあ。

小辰さんも楽屋で主催者に「今日すごい行列ですよ! ……ドラッグストア」とやられたらしく、「この会じゃねえのかよ!」と憤る。
昨日今日と気候が上がったり下がったり、「なんだか地球に我々が試されてる気がする。『ほら今日はこんな寒いぞ、どうすんだ?』みたいな。地球がグレかけているような……。……今日のお客様から全然同意を得られない」と嘆きが入る。今日は確かに客席の反応は薄め……というか小辰さんの言ってることもよくわからないというか。朝早いからか。
最近は気候や四季にかかわらず一年を通していろんなものが手に入るが、旬というものもあって……と『たけのこ』に。
今日は隣家の老主人の口ぶりがいつもよりもさらにゆっくりと固く、丁寧さを感じる。

二席め、客の三人めの軍人の権柄尽くな態度や四人めの若旦那のイヤミな物言いが好き。……なんだけど、なんかいつもちょっと物足りなさを感じてしまうんだよなあ。なんでだろ。
ところで今iPhoneで「権柄尽く」と入力しようとすると、一発では変換できない。まあそれはしょうがない、そんな頻繁に使う言葉でもないし。「権柄」は出るのでいいが、「づく」「ずく」では「尽く」が出てこない。ならと思って「つく」と入れると予測変換で「尽くして」「尽くし」「尽くした」「尽くします」は出てくるくせに「尽く」のみってのは出てこない。余計なことすんじゃねえよ。こういうバカのくせに「気ぃ利かせておきました」みたいな賢しらなツラしてんのが本当ムカつく。いやツラは知らんけれども。
閑話休題。

三席め、「朝から廓噺っていうのはいいですね……また賛同を得られない」と今日は最後までなかなか噛み合わず。
ここが吉原だとバレたあと、「あなた達は二宮金次郎を知らないんですか!」と若旦那にいわれ、「二宮金次郎が読んでたのは〇〇だったんですぜ」「嘘です!」「しかもいっぱい薪を背負ってたでしょ。あれは後ろから覗かれないためですよ」と源兵衛と太助がいじめるのがおかしい。「〇〇」の部分が聞き取れなかったのが悔しいが、そこは大ウケ。多分「春画」とかいってたんだろうなあ。

帰りがけに件のドラッグストアを覗いてみるとマスク完売。なんか蝗害みたい。
タグ:入船亭小辰
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高円寺演芸まつり(第10回) おしくら饅頭、四派でドカン [落語]

高円寺演芸まつり(第10回) おしくら饅頭、四派でドカン
於:高円寺 座・高円寺

林家やまびこ『堀の内』
林家彦いち『という』
瀧川鯉昇『千早振る』
三遊亭兼好『茶の湯』
立川談笑『イラサリマケー』

横浜から高円寺に移動。高円寺はいつもバイクなので、電車で来るのは久しぶり。

やまびこさん、名乗りもせずにいきなり噺に入る。最初は気づかず、誰だっけなんか見覚えはあるんだけど……と思いながら今日の顔付けの弟子たちを考えて彦いち師のとこのやまびこさんだと思い出す。
天然の人が粗忽者の噺をするってのもなんかシュールというか。

彦いち師、「さっき出てきた人ね、私の弟子なんですけど」と渋々といった感じで素性を明かす。
やまびこさんは去年の夏に正雀師が寄席で『真景累ヶ淵』を掛けたときに幽霊役として出たのだがそこでしくじったそうで、次の日に菓子折り持って彦いち師が謝りに行ったのだとか。そういう彦いち師も前座時代にやはり正雀師の『真景累ヶ淵』の幽霊役でしくじったらしく、そのときは師匠が誤りにいったそうな。
『という』は半年くらい前に一度聞いた噺。そのときは話の筋がよくわからないという印象だったが、二回目となるとよくわかる。が、やはり最後のオチのあたりはなかなか不条理というかカオスな感じ。ちょっと怖い。

鯉昇師、古典落語なのに微妙に(というか割と大幅に)現在風にアレンジされた『千早振る』を。前にも聴いたことがあるが、その大胆なアレンジを淡々とというか飄々と語っているのが楽しい。これも名人芸なんだろうなあ。

兼好師、「噺家という伝統芸能は師匠に惚れ込んで入門するわけで、師匠のDNAをどんな形でも残したいと思うのでしょう」という。なんの話かと思ったら、「まだ談笑師匠がきていない」という。「そんなところまで談志師匠に似せなくってもねえ。もしかしたら今日は来ないかもしれませんよ。私が降りて彦いち師匠が出てきたら『ああ来なかったんだな』と思ってください」。
噺はいつもどおりの面白さ。今日はやや上手側の席だったのだが、ちょうど上下をきったときに目線がくる席で、定吉がご隠居を追い詰めているときの目の表情が正面から見ると本当にすごかった。あんな目つきで追い込まれたらそらタジタジになるわ。
ご隠居のいれるお茶は沸騰したお湯でいれるのでめちゃくちゃ熱いという演出があるのだが、その設定はいつもはご隠居と定吉の最初のお茶の席でしか使われていなかった。
今日は三軒長屋の豆腐屋たちや、最後にお茶を習いに来る友人の場面でもその設定が生かされており、みんながみんな茶碗を持ってまずは「熱っつ!」と手を離すというくすぐりがまぶされていた。この細かさが本当に面白い。

談笑師はどうやら間に合ったようで。前の仕事が沼津であり、思いがけずに伸びてしまって本来の一本後の新幹線で戻ってきたのだとか。着流しに袴のスタイルのまま新幹線に乗り、その格好にデイパックという出で立ちで品川駅から乗り継いできたそうな。
でようやく着いたと思ったら「兼好さんが長くって。長いなーと思っていたら終演予定まであと15分。……私は終演時間は守る方なので」とのこと。
『イラサリマケー』は6年半ぶりくらい。『居酒屋』の改作でシモネタ満載のくだらないっちゃくだらない噺なんだけど、そのくだらなさがとにかくおかしい。
途中で客席に子どもがいることに気づいたらしく、ちょっと固まって困っていた。けれどもややヤケクソ気味に開き直って大きな声でシモネタを叫ぶ姿がまたおかしい。

今日は昼の回も含め、一席一席が全部濃厚だったなー。
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第三十一回 にぎわい倶楽部 西のかい枝・東の兼好 [落語]

第三十一回 にぎわい倶楽部 西のかい枝・東の兼好
於:桜木町 横浜にぎわい座

立川かしめ『子ほめ』
三遊亭兼好『手紙無筆』
桂かい枝『星野屋』
桂かい枝『屁臭最中』
三遊亭兼好『佐々木政談』

さて出かけようかと思ったときにいつも前売り券を入れているところにチケットがない。
申し込みだけしてチケット引き取ってないんだっけと思いつつも、いやーにぎわい座のチケットセンターで受け取った記憶あるなー……。
会員として買ったから座席番号とかはわかるだろうし、いよいよとなったらチケット忘れたとでも言い張るか……? とまで思ったが、いやいやそれはさすがにいかんだろと自問自答する。というかカバンにもチケット入れにもないとなると思い当たるところがない。途方に暮れながらもチラシをまとめて置いてあるところをパラパラとめくってみたらにぎわい座のチケット袋がチラシに紛れて現れ、中からチケットが。あっぶねぇー! よかったー……。
やっぱりチケットは買ったらすぐにいつもの場所に保管しておかなくてはと反省した次第。
出がけに思わぬ時間を食ったせいで昼メシの時間がまともに取れなくなってしまった。

さて前座のかしめさん、高座を聴くのは初めてか。あれ、二ツ目に昇進したんじゃなかったっけ? 決定しただけで実際にはまだなのかな。
思ったより、といったら失礼だけど、しっかりとスタンダード。
師匠が自由な感じだから似てるのかと思ってた。まあ「弟子には何も教えてない」って言ってたしね。

兼好師の一席め、やはりこのところのマクラといえば新型ウィルス。
「あのクルーズ船の対応はわからないですね。感染がわからないと降りられないんですよ? 逆ならわかるんですよ。感染者は船に戻して隔離して医療を受けさせればいい。で船が感染者でいっぱいになったら出航……」。なかなか黒い……。
「でもかわいそうですね、高いお金払って夢のクルーズ船乗ったらこんなことになるなんて。……皆さんクルーズに乗るような生活してなくてよかったですねえ」。また黒い。
「でもこの会場に感染してる方がいて、この後ここが閉鎖されて皆さん隔離される可能性だってあるわけですよ。そしたら私とかい枝兄貴とふたりで皆さんを退屈させないように、ネタが尽きるまで高座を努めます」。……それはそれですごく魅力的ではあるなあ……!
最近は情報が多過ぎるから余計に混乱する、昔は情報伝達方法は手紙くらいしかなく、と『手紙無筆』に入る。
弟分が無筆とわかったときの兄貴分の「この文明開化の世の中に! 残りわずかといわれた!」と嬉しそうな顔がたまらない。その分兄貴分も無筆と感づいたときの弟分の逆襲も楽しい。
……あれ、サゲ……これだと意味が通じないのでは?

かい枝さんの一席め、やはり話題は新型コロナウィルス。今朝大阪から東京にきたが、東京や横浜の人が普通にウィルスの心配をしているのに対して、大阪はそんな中でも話にオチをつけたがるのだそうで。
噺は江戸落語でもお馴染みの『星野屋』。
江戸ではお花の母親は最後に出てくるだけだが、上方なのかかい枝さんのは悪知恵を授ける重要な役回りになっている。
しかし上方弁だからか、最後の攻防のエグさがより際立っているように思える。

二席めはネタ出し。『屁臭最中』と書いて「へくさのさいちゅう」。
今では誰もやらなくなった噺を落語作家たちと掘り起こすという「発掘かい枝」という活動をしており、そこで掘り起こした噺だとか。「誰もやる人がいなくて私しかやってないので比べられるということがない。つまり世界一」とのこと。
噺の内容は恋煩いに罹った商家のお嬢さんが、お守りから出てきた神様に恋愛成就を頼むというもの。ただしその神様が願いを叶えるには願いを掛けた人が恥をかかねばならず、一番簡単なのが想い人の前で屁をして嗅いでもらうことで、臭ければ臭いほど強い願いを叶えられるというもの。
この神様がコテコテの河内弁。河内弁て大阪弁の中でも一番ガラが悪いんじゃなかったっけ。神様なのにガラ悪く下品なことをまくし立てるというそのシチュエーションが面白い。

兼好師の二席め、「先日誕生日を迎えて50歳になり、老人の側に入った。いろんなことを忘れるし覚えられないし、間違えるし……。しかも間違えたことに気づかない。指摘されて初めて『あれ、間違えてた!?』となる」。ハッキリとは言ってないけど、やっぱりさっきの高座のことだよね……。
自分が老けたというところから少子化の話になり、さらにそこから子どもの噺であるネタ出しの『佐々木政談』へ。
あれ、俺もしかして兼好師の『佐々木政談』初めてか? 前にたまたま行けなかった会で『佐々木政談』が掛かったということを他の人から聴いて悔しかった覚えがある。
こういう大きめで、いかにも兼好師がよく掛けそうなネタでも未聴があるんだから俺もまだまだですな。
兼好師の『佐々木政談』は佐々木信濃守と行動を共にしている与力の三蔵がすっとぼけていて楽しい。四郎吉がお奉行ごっこで「余は佐々木信濃守なるぞー」と名乗ると、怒るどころか「ええっ!」と間に受けた上、隣にいる佐々木信濃守に向かって「ではあなたは誰?」と聞いたり、「ごっこ遊びをする子どもというものは妙なものに憧れるものですなあ」とうっかり暴言を吐いたり。
お白州の場であまりにも自由に振る舞う四郎吉に振り回されてすぎて早々に目を回して伸びてしまうおとっつぁんもおかしい。

今日は次があるため、すぐに次の場所へ移動。
その電車の中でにぎわい座から電話がかかってくる。何かと思い乗り換え駅で折り返してみたら、どうやらにぎわい座のポイントカードを座席の近くに落としていたらしい。
しかも「チケットの予約状況を確認してみたら、この先にいらっしゃる予定がなさそうでしたので……」とのこと。いやすげえなにぎわい座。ポイントカードに会員番号が書いてあったかは覚えてないけど、それだけで電話してきてくれるんだ。
まあにぎわい座にはそんなに遠くない将来行くだろうし、取り置いてくれるとのことなのでそのように頼む。ちょっと感動した。
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高円寺演芸まつり(第10回) 演芸まつり寄席 第三部 [落語]

高円寺演芸まつり(第10回) 演芸まつり寄席 第三部
於:高円寺 長仙寺

三遊亭栄豊満『牛ほめ』
三遊亭伊織『胴斬り』
春風亭柳若『お菊の皿』
立川笑二『初天神』
瀧川鯉津『幇間腹』
入船亭小辰『替り目』

午前中に写真教室の体験講座へ行ってみる。
この講座は自分の持っているカメラを使って行い、ISO感度やら絞り値やシャッタースピードなどは後回しなんだそうだ。「露出はカメラの方でやってくれる。そんなことよりも写真の撮る方が先」とのこと。うん、俺はそういうカメラの機能的な知識は仕事を通して持っているので、そういうテクニック的なことを教えてもらえるのはありがたい。俺は頭でっかちなんだよなあ。
で、今日無料体験で教わったのはバストアップと全身撮影の基礎。被写体はテーブルの向かいに座った見ず知らずのおじさん。……なんちゅう罰ゲームだ。いやまあこれまでなんとなく撮ってきたものをちゃんと明文化されたのはありがたいけれども。
これまでの知識や経験など関係なく全員2級からスタートで、高座は6コマで6万弱。まあそんなもんだろうなーと思いつつ。さてどうすっか。この俺の「なんかダサい」写真が改善されるならいいなーと思いつつ、1級までやるとなると30万くらいかかるしなあ。カメラもう一台買えるしなあ。

一度帰ってきてから亀戸天神に梅を撮りに。2日連続で亀戸へ行くってのは珍しい。

再度戻ってきてから真冬の空気の中バイクで高円寺まで。久しぶりに骨身に沁みる寒さが堪える。
会場の近くでばったり小辰さんと出会う。「会場の入口わかります?」。入口が見つからずにぐるぐる回っていたらしい。

伊織さん、「顔と名前だけでも覚えていただければ。顔を思い出せないときは病み上がりの奥田民生を思い出してください」。確かにそんな感じ。
初めて聴くが、軽さとウェットさがいい感じに混ざっていてなんだか妙にハマる。好きな感じの話しぶり。

柳若さん、久しぶりに聴いて面白いなあと思ったが……これまで俺が聴いたネタ全部『お菊の皿』でやんの。すごい確率。

笑二さん、「金坊は本当に俺の子か? 目元が隣の竹に似てるぞ」「わかるぅ?」「えぇっ!?」というやり取りや、金坊の「あれ買ってこれ買って」を封じるために「おとっつぁんさっき飴玉買ったから一文無しだ」と嘘をついたためにさらに追い詰められるとかいろいろいちいち面白い。なんか言い方やイントネーションも他の人とちょっと違うのも新鮮なのかも。

小辰さん、「会場の入口がわかりませんでした……でも高座を見てみたりしたら……私、前にここ来てますね。しかも今日やろうとしていた噺やってました。高座登って突如思い出した」だそうだ。
正直また『替り目』かあ……と思わないでもないが、それでも毎回毎回しっかり笑わせられる。酔っ払いのグダグダぶりとおかみさんの冷静さの対比が毎回見事。

帰り、陽が落ちるともうたまらなく寒い。とはいえ2月だからこれくらいが当たり前なんだよなあ。
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第二十八回 亀戸寄席 入船亭扇辰独演会 [落語]

第二十八回 亀戸寄席 入船亭扇辰独演会
於:亀戸 亀戸香取神社 参集殿

入船亭扇辰『悋気の独楽』『鰍沢』『匙加減』

小辰さんの六本木での会と迷ったが、やはりここは師匠の方へ。何気に今年初扇辰師だし。

先週、車のヘッドライトが切れてるのに出先で気づき、警察にビクビクしながら1時間ほど走らせた。しかし実際のとこ東京は明るいからライトはほとんどいらないんだよなあ。幸い警察にも出会わず無事帰宅。とはいえそのままだと整備不良で捕まるので昼間にオートバックスへ行ってヘッドライトを交換する。
ああいう店舗行くとなんかいろいろグッズとか欲しくなってしまうのは何故なのか。
手入れ用品をいくつか買い込み、家に帰って洗車までしてしまう。すぐほこりまみれになってしまうんだけど。ついでにバイクも洗う。

綺麗になったバイクで久しぶりに亀戸まで。最近梅屋敷寄席とか行ってないな。

一席め、扇辰師もこの会は3年ぶりで忘れていたそうだが、この会は三席たっぷりと。「今日は鈴本で代演で出てきてからこちらにきたんですが……。てことは今日四席!? 働きすぎですなあ」とぼやく。
「人間はヤキモチを焼かない人はいない」と『悋気の独楽』に入る。
小僧の定吉のませた口ぶりと子どもらしいあどけなさの混ざり具合が楽しい。
お妾さんの家で甘納豆を振る舞われ、それに夢中になっている姿などはいかにも子どもらしい。その甘納豆も小粒でちょっと湿り気のあるタイプというのが聴いてるだけでわかるのがすごい。

そのまま二席めに。
今年は暖冬のために雪がなく、扇辰師の故郷の長岡にもまるで降っていないという。「新幹線に乗って『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』と書かれたところですがね、今年は雪ゼロなの。珍しいよ。……もうね、ホント雪大っ嫌いなんだ!」といかにも雪国出身らしい感想。大変なんだそうだ。いつも新幹線に乗って雪景色に変わると周りの客がいっせいに沸くそうで、「過激なことをいうならマシンガンをぶっ放してやりたい」ほどだそうだ。とはいえ今年は雪がなく、ガッカリして「つまんない」と言われようものならそれはそれで「マシンガンをぶっ放してやりたい」そうだ。アンビバレント。
上越新幹線の話から「昔は冬の旅は大変だった」と『鰍沢』に。配られたプログラムに広瀬和生氏の著書の一部が抜粋されており、そこに扇辰師の『鰍沢』の素晴らしさが絶賛されていた。ネタ出しはされていなかったがネタのリクエストはしていたのか、はたまた世話人たちの無言のプレッシャーなのか。
しかしやはり扇辰師の『鰍沢』はいい。暖かい室内でもかじかむ寒さが感じられるようだ。小辰さんのもいいが、やはりお熊の婀娜な色っぽさなどは扇辰師の素晴らしさが際立つ。

三席めは袴姿で。二席めに続きいかにも扇辰師らしい噺。
叶屋の小悪党っぷりと大家の大物感の対比が楽しい。
訪ねてきた叶屋に対して「婆さん、まさか手ぶらじゃああるまいからお茶をお出ししな」と金を巻き上げていく場面好き。猫までが「にゃーお」と催促するのがおかしい。
怒りに任せて猫の茶碗を割った代償に三十両を要求し、「あの皿で猫に餌をやるとたまに三両で猫が売れる」と『猫の皿』が混ざっているのも大ウケ。
扇辰師のいろんな魅力をたっぷりと堪能できた会だった。
タグ:入船亭扇辰
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特撰落語会 [落語]

特撰落語会
於:王子 北とぴあ さくらホール

三遊亭歌つを『子ほめ』
桂宮治『権助魚』
三遊亭白鳥『萩の月の由来』
三遊亭兼好『粗忽の釘』
柳家権太楼『言い訳座頭』

中学校から戻ってブログを更新してからハシゴ。兼好師を1日2回というのも久しぶりだなあ。
終演後に彼女を迎えに行くために車で北とぴあまで。駐車場が安くて助かる。

歌つをさん、「私が初めてという方は『初ガツオ』、2度目だという方は『戻りガツオ』、こないだ師匠をしくじってひどく怒られて『カツオの叩き』……」というおそらく鉄板のつかみから噺に入る。
落ち着いてはいるがどことなく温かみのある口調。

宮治さん、「夫婦のことは周りからわからない」という話題を。フジモン夫妻も表向きは仲良さそうに見えていたのに実は険悪だったし、昇太師も口では新婚生活が辛いなどといいつつも実際にはいちゃいちゃ甘えモードになってるんじゃないかという妄想を実演したりする。
また、東出昌大は『落語ディーパー!』で共演している関係で小痴楽師の結婚式に家族でビデオメッセージを送ってきたという。「あの時は『この夫婦を見習わなきゃいけませんね』なんて司会で言ってしまってたんですが、今考えてみれば『不倫しろ』って言ってたようなもんですね!」とまあ嬉しそう。
そんなところから浮気の噺の『権助魚』に入る。ふんだんに時事ネタなどをくすぐりに盛り込みつつ、宮治さんらしくわーわーきゃーきゃーと噺が進む。メザシが藁を目に通すくだりはなかなかグロい。

白鳥師、宮治さんの噺を聴いて「……ヘンな古典でしたねえ。なので私もヘンな古典をやります」と言って『ねずみ』が元ネタの改作を。
私は初めて聴く。
左甚五郎は江戸っ子の職人っぽい感じで、宿の主人の卯兵衛は三代目のボンボン。彫物に造詣が深く、甚五郎が名乗っても本気にしないで「素人が」と何故か上から目線なのがおかしい。
「あれ虎ですか? 猫かと思った」で終わらず、虎がねずみを追いかけてぐるぐる回ってるうちにバターになり、そのバターを使って萩の月ができた、というもういろんなものが混ざりすぎててカオス。

兼好師、「白鳥師匠が宮治くんの噺を袖で聴いててずっと『ヘンな噺』って首を傾げてんですよ。……それあなたがいいますか?」という真っ当過ぎる指摘を入れる。さらに「あんなに萩の月が不味そうに聴こえるなんてすごいですよね」と一見黒いことのように聞こえるが、まあ事実だしなあ。
「これからはまともな落語ですから。というか私こういう役割多いんですよね。前がめちゃくちゃで私で空気を戻すという」。確かにそういうパターン何度も見ている。
昼の会でも言っていたインフルの話から肉体的な衰えで物忘れの話題になり、粗忽者へとシフトしていく。
粗忽者の亭主が引越し先に涙ながらに現れてそれまでの苦労を語っているときに、何度となく「ヨイショ」と箪笥を背負い直しているのがおかしい。聴いている方が心の中で「下ろせばいいのに」と思っているところに女房からの「下ろしてから話せば」というツッコミが入って一層の笑いとなる。
その後も女房から小言を食らうたびに「褒めて伸ばせよ」とか「口じゃ『ハイ』って言ってるけど、心の中じゃ従ってねえからな」と小さく反抗しているのも楽しい。

権太楼師、「兼好でようやくまともに……」とポツリとこぼす。
「ウケりゃあなんでもいいってわけじゃないんだ。あとで小言ですよ」と厳しいお言葉。「今日やろうと思っていたネタは甚五郎ものだったのに」。単なる八つ当たりのようでした。
ということでネタを選びなおさなければならず、「時季の噺ってのはその時季を逃すとずっとできなくなってしまう。私は『言い訳座頭』というネタを3年くらいやってないので演ります。『噺家の時知らず』といいますが、今日は2月ではなく大晦日だと思ってください」とぶっちゃける。
借金の言い訳を言って欲しいと同じ長屋の座頭に頼むという噺で、『睨み返し』や『掛け取り』など似たような噺はいくつかあるが、中でもこの噺は借金をしている側の言い訳の無茶苦茶さがすごい。言い訳を頼んだ側の甚兵衛さんが「もう払おうよ」と言ってしまうほどで、その無茶ぶりがおかしい。

この人数で2時間半。たっぷり。
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新春おもしろ落語 in 千寿青葉 [落語]

新春おもしろ落語 in 千寿青葉
於:北千住 千寿青葉中学校

三遊亭しゅりけん『堀の内』
三遊亭兼好『厄払い』
三遊亭兼好『うどんや』

年に一度のお楽しみ。
去年はなかったみたいだが。
というか会場となる中学校が建て替えで移転しており、町内会の掲示板にもお知らせが貼られておらず、危うく見逃してしまうところだった。
危ない危ない。
いつもは教室なのだが、今年は体育館で。
60名程度と書かれていたのでやや早めに行ったのだが体育館なので広々。かなりの余裕があった。体育館での会は初めてかも。

しゅりけんさん、やはり体育館なので音が反響してこもった感じになって聞き取りづらい。
まあそれはそれとして、しゅりけんさんとこの噺の相性はすごくいい。主人公の粗忽ぶりというかぼんやりとしたおかしさがしゅりけんさんのキャラにとても合っている。なんかずっと聴いていられる。
どうやら兼好師匠との型とは違うようだ。

兼好師の一席め、いつもよりもだいぶゆっくりではっきりとしゃべる。やはり学校寄席で体育館対策には慣れているのか、すごく聴き取りやすい。
「新春」と銘打たれているもののもう2月に入ってしまい、今年がねずみ年であることも忘れられているのではないかというところからネズミの話題をマクラに。ネズミには野ネズミと家ネズミがあり、家ネズミとは人間の家や食べ物を食べて暮らしているものであるという。「そう考えると浦安のあのネズミは家ネズミですね」。
家ネズミにはハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種類があり、兼好師が築地で働いたときのネズミエピソードなども。
昔は2月4日の立春を正月とすることもあり、2月3日の節分が大晦日で厄払いの習慣があった、ということで「時期の噺なので」と『厄払い』に。
時期が限られる噺なので聴けない年も多く、この噺に当たるのは珍しい。こういう地域寄席で聴けるのは嬉しい。
「厄払いは頭のあまり良くない人がやることが多かった。……しゅりけんみたいな。あまり儲かる仕事ではないし、口上だけはなんとか覚えられる、くらいの人がやっていた」というひとことがなんか面白い。
厄払いの口上をたどたどしく読んでいるうちに英語みたいな発音になってきて、最終的には「ハロー、ハロー」としっかりいっているのがおかしい。「あ、『払おう払おう』か……」なるほど。

二席め、今度はコロナウイルスの話題をマクラに。「日本は島国なんだから水際で止められそうなんですけどねえ。……まあゴーンさんみたいな大きなものを逃がすくらいだから無理か」とゴーンネタも絡める。
とはいえまだインフルエンザの方が危ないんじゃないか、と自身のインフルエピソードを話しながら「昔は風邪を引いてもうどんを食べて暖かくして寝るくらいしかなかった」と『うどんや』に。
酔っ払いがメインの噺なので口調がゆっくりでもちょうどよく、これまた体育館でも全然聞き取りづらさがない。
鍋焼きうどんの売り声や、酔っぱらいの唸る鼻歌などいろいろ声を聴かせるところも多いのだが、ここらへんもお見事。
後半のうどんを食べている場面も湯気が見えそうなほど。大量注文を期待して客をうかがううどんやの表情と、その視線を受けた客の怪訝な表情が交わされるのがおかしい。

終演後に校長の謝辞というものがあったのだが、これがもう……。なぜか高座に座ってよくわからないネタ? 漫談? を長々と聞かされるという予想外の苦行を強いられる。兼好師は舞台袖で立ちながらそれを聞かされ、かなり戸惑っていた様子。兼好師のそんな姿はかなり珍しく、それはそれで貴重なものを見せてもらったかもしれない。
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和室カフェ 其の二十二 [落語]

和室カフェ 其の二十二
於:神保町 らくごカフェ

トーク
入船亭小辰『千早振る』
立川笑二『花見の仇討ち』
立川笑二『持参金』
入船亭小辰『五人廻し』

明日は彼女の誕生日なので、プレゼントを買いに東京駅のキャラクターストリートに。しかし何度きても東京駅の地下街は迷う。さすがダンジョンと言われるだけはある。にしてもいくら春節とはいえこの中国人の多さよ……。もう日本語のほうが少ないんじゃないかと思うほど中国語しか聞こえない。……まあバブル期の海外なんかは逆だったんだろうなあ……。中国は日本の25~30年前の軌跡をキレイになぞってるような気がする。このバブルが崩壊したら中国版ロストジェネレーションとか生まれるのだろうか。

そんな愚にもつかないことを考えながら会場に。この和室カフェも久しぶりだなあ。最近平日夜とかにあることが多くて全然行けていない。

さてこの会はふたりに体験してもらいたいことを客からリクエストし、その体験レポートをオープニングトークで発表するというイベント付き。
(小辰)「コタツとー!」
(笑二)「障子で」
(二人)「和室カフェ!」
というコールを浸透させようとしているそうだが、客席ではほとんど誰も乗ってくれていない。というか笑二さんもあまり乗り気ではなく、「兄さんだけがやりたがってるんですよね」と冷ややか。
さて今回の体験は「女装」。何回か前に私も案を出したのだが、そのときは小辰さんが「私は結局普通になって、笑二さんに笑いを全部持っていかれる」とボツになった気がする。
が、今回は笑二さんが「近所に女装した明らかなおじさんがいて、高校の校庭をじっと見つめているのでその気持を知りたい」とのことで決まったとか。
で、ふたりとも「まあ女物の服を着てちょこっと化粧してもらってプリクラかなんか撮って終わりだろう」と思っていたそうだ。しかし前回の客席にカメラマンの武藤奈緒美氏がいたらしく。武藤奈緒美氏といえば橘蓮二氏と並ぶ落語カメラマン。プロのメイクさんも巻き込んで一大プロジェクトとなったそうだ。
洋装と和装の2パターンを撮影したのだが、とにかく笑二さんの服のサイズがないらしく、それらの苦労話を中心にトークが進む。
辰子(たつこ)と笑子(えみこ)として撮影に臨んでいたとか。
結論としてはふたりとも「まあいるね」という仕上がりになったそうな。
そして披露もされるが遠くてよく見えない。仲入り時に高座に置いておくので見ておいてとのこと。

小辰さんの一席めはスタンダードに聴かせる『千早振る』。
知ったかぶりのご隠居がイヤミがないのにしれっとウソをつくのが面白い。

笑二さんの一席めは「ちょっと早いんですけど」と花見の噺。
「花見の趣向なんかあるかい?」という問いに「首をくくるってどう?」というのはたまに聞くが、「ダメだよ……去年それで金ちゃん死んだろ……」というのがブラックすぎる。
助太刀の武士たちが入ってきたときも「え、これどうなんの?」「今年も人が死ぬね」と話すなど、結構いろんなところでブラックさが顔を出す。でも実はこういうブラックさ好き。

仲入り時に写真を見る。なるほど確かにまあいる。特に小辰さんは全然違和感がない。もともと細身だし。正面から撮った写真は多分他の人がTwitterとかに上げていると思うのでそちらを見てもらえれば。
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仲入り後に再びふたりで登場して次回のテーマを決める。すべての案に目を通して絞り込んでいく。私は最初に書いたものを消して書き直して案を出したのだが、第一次選考で脱落。書き直す前の案に似た案が最終選考まで残っていた。なんだー書き直さなきゃよかった。
結局のところ「4コマ漫画教室」に決定。さてどんな漫画が出来上がるのか。

笑二さんの二席め、女装撮影エピソードで和服を着たときに「『持参金』に出てくる女だ!」と言われたことを受けてかそのまま『持参金』。
まあ昨今の男女同権の風潮を受けていたらそんなにできる噺ではないけれど、これまたブラックな感じで面白い。
『壺算』的な、噺を聴いているうちに金の行方がぐるぐると回ってわけがわからなくなりそうな感じが妙にドライブ感を生んでいる。
最終的には番頭さんから身重の女の笑子を押し付けられた熊さんが「いいすよ、俺はこの女と子どもと3人で楽しく暮らしていきます」となんだかいい話っぽくなったのは救いか。

小辰さんの二席めは扇辰師譲りの端整な『五人廻し』。
以前に聴いたときよりもさらに磨きがかかっているようだ。
ひとりめの江戸っ子の啖呵はちょいと急ぎ気味だったかな。もうちょっと遅くてもいいからひとことひとことがくっきり聞こえている方が好きだなあ。
いろんな客に難癖をつけられて四苦八苦している喜助の苦渋っぷりがにじみ出ているのはさすが。こういうの上手いなあと思う。

時間が合ったので夜は彼女とサイゼで夕食。えーと明日誕生日なのにサイゼで晩飯でいいんですか。明日の朝はスシローがいいとか言い出すし。……まあ安上がりでいいんだけどさ。
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