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三遊亭兼好独演会けんこう一番!春スペシャル [落語]

三遊亭兼好独演会けんこう一番!春スペシャル
於:大手町 よみうり大手町ホール

三遊亭兼好『長屋の花見』
三遊亭げんき『牛ほめ』
三遊亭兼好『三方一両損』
尾崎一宏 サックス
三遊亭兼好『藪入り』

朝から病院へ。
昨年のGWから胆石の発作が出ていない。もちろんそれはいいことなのだけれども、一時は手術をしようかとも思っていたくらいなのに何もないのはそれはそれで怖いというか。以前にCT撮ってから半年以上経っているので再度撮り直しましょうとのこと。
朝8時半から採血してCTを撮る。造影剤を注射して撮ったのだが、「造影剤入ると身体が熱くなりますよー」と言われる。前も言われたけどそんな感じなかったよなーと思っていたのだが今回はすごかった。身体に何かが巡っていくのがハッキリわかってすごい気持ち悪い。
状態は半年前と変わっておらず、なんで発作が出ないのかは医師にもわからないとのこと。結局は経過観察ということで「痛くなったらまたきてください」となった。痛くなったらもう救急車しかないんだけどな……。

曇りの中バイクで移動。よみうり大手町ホールは土日は周囲の道路が路駐OKなのがありがたい。

兼好師の一席め、「桜が咲いている時期にありがとうございます。この時期はお客さん来ないんですよ。花が咲いてるのはこの時期くらいで、雨も降ってない。そりゃ花見に行きますよ。落語なんていつも同じ噺をやってるんですから一回くらい行かなくていいかってなりますよ。今年は3月20日ごろに満開になるはずだったから油断して今日のチケットを取った人もいるんじゃないですか。仕方ないから後から花見に合流する人もいるでしょう。そうすると二席めとか三席めになると『早く終われ』っていうオーラがすごい。今日みたいなところだとそれほどでもないですけど、上野とか浅草はダメですね」とのこと。
「桜には不思議な作用があって、桜の木の下でなにをやっていても許される。酒を飲んでも歌っても大丈夫。ヤでしょチューリップの脇で酒を飲んでたら。だから自民党の青年支部がセクシーダンスを呼んで問題になりましたけど、桜の下だったら口移しでチップを渡しても『いい花見だね』で済んだかも」。まさかあ。
花見の話から『長屋の花見』に。
これで今年は兼好師の花見の噺はコンプリートかな。ひとつのネタは都内および近郊ではひと月開けるという兼好師の場合、季節ネタは年に一度しか聴けないことが多い。特に花見ネタなんてかなり期間が限られているので『花見酒』『花見の仇討』『長屋の花見』をコンプリートするのはかなり難しいのでは。
兼好師の『長屋の花見』は大家さんと店子の関係がなんだかんだで良好なのがいい。大家も進んでおちゃけも飲む。みんなでワイワイやっている感じが楽しい。

二席め、「私、本名が佐藤なんですけど、500年後には全日本人が佐藤になるんですって。すごくないですか? そしたら田中とか渡辺とかに『ザマーミロ』って言いたい。『佐藤に非ずば人に非ず』みたいな」。そんな話あるんだ。
「でもそうやってみんな一緒になっちゃうと希少性がなくなる。江戸時代も末期になると江戸っ子がだいぶ珍しくなってきて、憧れの存在だった」と意地っ張りの江戸っ子の話『三方一両損』に。
拾った財布の中にあった書付を通りすがりの人に読んでもらい、「神田竪大工町 大工熊五郎」を毎回毎回繰り返すのが楽しい。

三席め、新しい環境になった人も多いだろうというところから、昔は10歳前後で子どもを方向に出す人が居た、と『藪入り』に。
普段は乱暴者の熊さんが亀吉が帰ってくるのを待ちきれずに掃き掃除をするのだが、時間を掛けすぎて家の前に大穴を開けているのがおかしい。
がま口の15円を見つけ、「おかしくないかい」とおかみさんに問われ、「あの野郎やりやがったな」となるまでが早く、それがいかにも単純明快な江戸っ子らしい。なんか二席めと通ずづところがある感じ。

落語の後に人生初抜歯。
今日はCT撮って落語行って抜歯もするというイベント盛りだくさんの一日。
やだなーと憂鬱だったものの、麻酔されてちょっとガリガリっとやってるなと思ったら「はい抜けましたよ」だって。歯ってそんな簡単に抜けるもんなの? 思ったよりも痛みもないし腫れてもいないし、身構えていただけになんか拍子抜けというか。さてこの抜けた後をどうするか。
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