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谷中はなし処 平成三十年十一月二十五日 [落語]

谷中はなし処 平成三十年十一月二十五日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭まん坊『狸札』
林家たけ平『紀州』
立川志の春『千早振る』
三遊亭萬橘『紺屋高尾』

タイから帰ってきた翌日にはもう落語。
自分でも何やってんのかなあとも思うが。
丸一日ゆっくり過ごすということができない貧乏性が恨めしい。
そういや「プーケットでは丸一日何もしない日を作ろう」と考えていたことを最終日に思い出すという。

開始5分前に到着するともう最前列の補助席みたいなところしか空いていないという。それでもいいというと私で札止め。危なかった。
高座ではまん坊さんの噺が始まっていた。どんどんソツなくなっていくね。

会場に入ると壁に「谷中はなし処は11月をもって一度お休みします」という貼り紙が。えええええええ。

まずはたけ平師。
相変わらずグイグイと勢いよくマクラを振り、会場をいじり噺に入る。
こういう地噺をすると、たけ平師の話し方だと落語よりも講談ぽい。

志の春さん、「今日は大変なんです。まずまん坊さんはもういない。たけ平さんも今頃こっそり会場を抜け出してる。萬橘さんは今頃末廣亭の寄席を上がってこっちに向かってる。まだ来てないですから」とのこと。
まあねえ、みんな人気が出てきて、基本的に休演代演なしで毎月25〜28日の4日間開催って結構キツい縛りだろうしなあ。だから今日はオーパーツないのか。
ちょうど5年前に始まったそうで、その頃の思い出話などを。
噺では知ったかぶりのご隠居の適当ぶりが楽しい。
在原業平という名前が「ここまで出ていた」と腹のあたりを示したり、小倉百人一首が「小倉百人いっしょ」で竜田川が千早を突き飛ばして千早がぶつかった山が小倉山だったとか。

萬橘師は本当に急いで会場まで来てそのまま高座に上がったようで、すでに汗だく。
萬橘師も休止についてひとくさり。始まった頃の思い出話やら最終日の予約がさほど入ってないこととか。とはいえ平日の昼間だからなあ。
噺は久蔵が吉原で高尾を見初めるところから。久蔵が犬好きでなんだかんだと犬中心で話が進むのがおかしい。
サゲも「紺屋の店が繁盛しました」だけではなくちゃんとオチをつけていた。

今日は谷中でお祭りがあったようでいろいろと屋台が出ていた。
福島の軍鶏串を購入して買い食い。すげえ美味かった。
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タイひとりぶらぶら2018 その3 [散策]

6日め(11月22日):
バイクをレンタルして島内巡り。
日本と同じくPCXを借りる。150ccなので自分のよりパワーがある。
この日この旅行中初めてスカッと晴れ、気持ちよすぎて控えめに言って最&高。
こらーえーわ。
iPhoneのGoogleMapに目的地を入れ、Bluetoothイヤホンでナビを聞くので、今回は道も間違えずに順調に目的地に着く。
周りはマナーもへったくれもない乱暴な運転だけど、ぶつからないだけならそんなに難しくない。こちらも郷に入らば郷に従えとばかりにガンガン突っ込んで走る。むしろそっちの方が流れに乗って危なくない。
タイはバイク社会だけあって、バイクを停める場所がそこかしこにあって困らない。日本も見習え。
DSC_1624.jpgNikon Df プーケットタウンの街並み。ペイントアートされている家が多かった。

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Nikon Df 亡くなった後も相変わらずラーマ9世の人気は高いようで

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RICOH GR II 鮮やかなミントブルーの建物

で、バイクが並んで停められているところに停め、プーケットタウンという街並を撮影してバイクに戻ると駐禁を切られていた。
まだ警官がいて駐禁処理の途中だったので慌てて声を掛けると、縁石が赤と白で塗られているところは停めちゃダメなんだと。知らなかった……。
いやなんとなくそんな気はしてて、すぐ近くに空いてるところもあったんだけど、まあいいかと停めてしまった。で、隣に停めてあったバイクとともにチェーンをかけられていた。
どうすればいいか聞いてみると、警察署に行って罰金を払えという。場所がわからんというと「一緒にこい」と連れてってくれた。不幸中の幸いというかまだ運が良かった。警官がいなくなっていたらチェーンをかけられたレンタバイクを前に呆然とするしかなかった。
で警官と一緒に走るがその警官の運転もめちゃくちゃ。信号フライングはするしグイグイすり抜けはするしウィンカーは100m以上前から出してるからどこで曲がるかわからないし。しかし連行(?)中に「ちょっと待て」とスイカ買うために寄り道するかね?
警察署で罰金500バーツ払って終わり。
国際免許取っといてよかった。いつも「念のため」といって取っては一度も改められたこともなく、今回はいいかと思っていたのだが、最近では結構うるさいと聞いてやっぱり念のために取っておいた。初めて役に立った。これがなかったらさらに高額な罰金を払わされるところだった。
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RICOH GR II タイの駐禁切符

7日め(11月23日):
昨日に引き続きレンタバイクで島巡り。
バイク借りるときはパスポートを預けなければならないのだが、パスポートを預けたまま1泊するのは初めての経験でドキドキする。
一応24日までがタイ旅行なのだが、最終日は早朝から移動なので実質この日が最終日。
津波の被害者を慰めるために建立されたプーケットビッグブッダ、パトンビーチまた違った味わいのカロンビーチなど。途中エレファントトレッキングの施設があったので写真を撮らせてもらう(有料)。
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Nikon Df ビッグブッダ。建設費はすべて寄付で賄われたという

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Nikon Df ビッグブッダでの絵馬みたいな。ここには写ってないけど私も彼女と猫たちの長寿を願って吊るした

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Nikon Df 子象。私があげたキュウリはお腹いっぱいで食べてくれなかった……

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Nikon Df 立ち寄った屋台街で食べたレッドカレー。私が一番好きなタイ料理

スーパーのBig Cでお土産を買い込み、早めに食事して帰りの用意を……と思っていたのだが、夕食に頼んだものが思っていた以上に多く、満腹の腹を抱えながら街をさまよう。
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RICOH GR II 昼夜連続でタイカレー。夜はグリーンカレーとナンプリック・ガピ。ひとりで食べるには量が多かった

最終日だと思って、その日は食べ逃してたものを飲んだり食ったりし過ぎた。


8日め(11月24日):
まずはプーケットからバンコクまで戻るのだが、それが6時のフライト。てことは4時半くらいには空港に着いていなければならず、そのためには3時半にタクシー乗って、つまり3時起き。
さすがに寝過ごすことを恐れたのか珍しくほとんど眠れず。3時にモーニングコールで起きるとまだディスコの爆音が響いている。まだやってんの?
実はこの帰りの国内線も「おう時間変えといたからな」というメールが届き、変わった時間を見るとどうもその後の成田便への乗り継ぎはかなり微妙。「便を変えたいならこちら」とあったURLに飛んでみるも繋がらない。途方に暮れてエアアジアの日本支部に連絡したら、事情はわかったがこの電話では便の変更ができないという。なんじゃそら。URLが飛べないなら英語で本社に電話かメールしてくださいと言われて中一の英語も怪しい私にそんなことができるわけがない。
「それじゃその便で成田便の乗り継ぎに間に合いますかね?」と聞いてみると「国際線のチケットもお持ちなんですか?」と聞かれ、そうだと答えると「じゃあ特別にこの電話で時間変更を受け付けます」とのこと。言ってみるもんだ。
……でももうLCCは使わない。こんなにコロコロ時間変更されたら予定もクソもなくなってしまう。ANAとかでも早めに予約すればそんなに変わらない値段で取れるはずだし。
そんでもって成田行きの便の中にてこれを書いている。
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Nikon Df 朝焼けのプーケット

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RICOH GR II
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タイひとりぶらぶら2018 その2 [散策]

4日め(11月20日):
プーケットに移動。
野郎ひとりで行くような場所でもないけど、帰りの成田への便と乗り継ぎのいい国内線を探してたらそうなった。本当はチェンマイに行ってみたかったんだけど、ちょうどローイガトゥンというタイ国内のイベントがあり、チェンマイはそれが有名なのでチケットがやたら高かった。

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Nikon Df 朝焼けのドンムアン空港

プーケットは15〜16年ぶり2回め。まだ津波の前だった。
その時は何も予定を立てずにバンコクからバスで一晩かけて到着し、バスターミナルのタクシーのおっちゃんにホテルの予算を告げて連れてってもらった。おかげでいまだにプーケットのどこのビーチだったのかよくわかってない。
プーケットでは島一番の賑やかな場所のバングラ通りのすぐ近くにあるホテルにした。
そしたら今度は繁華街に近すぎて毎晩ディスコの爆音とLEDモニターの眩しい光が容赦なく深夜まで入ってきた。一瞬失敗かと思ったがどこでも寝れるので何の問題もなかった。
プーケット国際空港では乗合バスでホテルのあるパトンビーチまで。
途中の旅行代理店で降ろされてツアーのセールスにあう。
アンダマン海の島巡りは前回のクラビでやったしなあと思って断る。値段も3400バーツと日本円で12000円近くするし。
すると「あなたはタイ語が話せるからタイ人と同じ1600バーツにしてあげる」といきなり半額以下にディスカウントされる。ホントかよタイ語話せるったってカタコトの日常会話しかできんし、なによりみんなに「あなたは特別に」って割引してんじゃねーの……。
ま、いいか海は好きだし被写体としても申し分ないし、1日潰せて5000円なら安いもんかと思って了承する。商売上手。
初日はパトンビーチ近辺をうろついてどこに何があるかをなんとなく把握する。

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Nikon Df ヤムウンセンタレー(海鮮春雨サラダ)とガイサテー(タイ風焼鳥)


夜はせっかくプーケットにきたのだから、と店頭に並んだシーフード素材を選んで料理してもらうスタイルのレストランでプーパッポンカリーと岩エビのチーズ焼。ひとり旅の欠点は品数が食べられないことかな。
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RICOH GR II プーパッポンカリーと岩エビチーズ焼。この旅いちばんの贅沢

その後バングラ通りのビアバーに入ると、女性たちがわらわらと集まってきてたかられる。いや、そういうシステムだって知ってるけどさあ……ちょっと遠慮なさすぎだろ。無理やりルールのよくわからないゲームさせられて奢らされるし。
なんかその強引さに鼻白んで早々に退散。
それにしてもバングラ通りの喧騒はすごい。確かに夜遅くまで飲める場所が欲しいと思ってそこにしたけど、あそこまではいらんかったなあ。歌舞伎町なんて全然目じゃない。主にうるささが。
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Nikon Df バングラ通りの入り口と大きなディスコのタイガーナイトクラブ。朝の3時過ぎまで大音量の音楽が流れていた


5日め(11月21日):
朝早くからピックアップされ、島巡りツアーに。
前回のクラビではその島巡りツアー中にiPhoneを海の中に落としてオシャカにしてしまい、その後はなんの情報も得られなくなってしまってかなり困ったうえ、旅行自体がつまらなくなってしまった。
情報が限られた中を動き回るのも旅の楽しみ方のひとつではあるけれど、最近のこの情報社会でそれはキツい。
それと15年ほど前にはあふれるほどあったインターネットカフェがまるっきりなくなった。やはり世界中に普及したスマホの影響はすごい。老若男女国籍問わずみんなスマホをいじってる。どこも一緒だね。ネットカフェはバンコクで小さなのを一軒見ただけで、プーケットでは一軒も見なかった。「In…」とあるからネットカフェかと思ったらたいてい「Indian food」の看板だった。インド料理屋も増えすぎ。
閑話休題、そんなわけでスマホは厳重にガード。ダイソーで買った防水ケースに入れただけど。
細心の注意を払った甲斐あってカメラも含めて被害なし。
肝心の島巡りはずーっと薄曇りでロクな写真が撮れず。最後の最後でちょっと晴れたけど、もう遅いよ。あーあ。
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Nikon Df 観光船で海に

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Nikon Df 青のりかかった風呂吹き大根島

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Nikon Df ジェームス・ボンド島

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Nikon Df シーカヤックで入り組んだ島々へ

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Nikon Df ビッグ・フィッシュ。たしかに魚の顔に見える

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Nikon Df エレファントロック

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Nikon Df ようやく晴れた

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Nikon Df いかにも南国の海

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Nikon Df トロピカルジュースを飲む少女

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Nikon Df 夕暮れとロングテールボート

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Nikon Df 夕間暮れの港

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Nikon Df 夕暮れの海
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タイひとりぶらぶら2018 その1 [散策]

前回よりちょうど6年、再び心の故郷のタイに。
今回は毎晩遅くまで活動し(飲み歩き)、ホテルに戻ったらすぐに寝るという繰り返しでほとんどホテルにいなかった。
私の詳細な旅行紀など誰も求めていないだろうし(落語の感想だって誰も求めていないということはともかく)、自分自身の備忘録として記憶がまだ鮮明なうちに書き残しておく。

出発前:
1か月くらい前から同僚には夏休みの代わりに1週間まとめて休みを取ってタイに行くことをそれとなく手回ししておくも、なぜか仕事がどんどん押し寄せてくる。
クライアントにも伝えてあるのに、ガンガン面倒な仕事が舞い込み、打ち合わせで「いやー、あまり時間ないですねー……」と引きつりつついうと「タイでやればいいじゃない」といわれて殺意が沸く。冗談でもそんなこといわれたら休みが楽しめなくなるだろうがよ。チネ。
一番の気がかりは猫たちのこと。彼女と実家の母にくれぐれも、と強く念を押して頼む。

初日(11月17日):
朝早めのフライトなので5時起き。名残惜しく猫たちを撫でていたらうっかり電車に乗り遅れそうになる。
空港で事前に予約していた海外用Wi- Fiをレンタルしてチェックイン。

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Nikon Df LCCエアアジアXの飛行機

今回はタイへの往復もLCCのエアアジアで取った。本来18日の13時の便を予約していたのだが、予約して2週間くらいして「おうフライト時間変わったかんな。シクヨロ」みたいな感じのメールがきた。英語で。
最初はなんのことかよくわからなかったが、LCCでは時間が変わることはよくあるらしい。にしても日にちまで変えるってマジか。他の航空会社で取り直そうとしたら往復で30万とか出てきた。4倍もするじゃねえか。ブーたれる彼女に謝り倒して日程を1日増やさせてもらう。ホテル取る前でよかった。
無事バンコクのドンムアン空港に到着。エアポートバスでモーチット駅まで。そこからホテルの最寄駅のナナまでBTSで向かう。
ホテルは予算やら何やらの関係でちょっと駅から離れたところを取ったのだが、これが予想以上に遠かった。歩いて10分以上かかった。かといってタクシー使うかといったら微妙な距離。なので毎回己を呪いながら歩く。
夕方までホテルの付近を散歩して、タクシーでカオサン通りまで移動する。私の中でタイといったらまずカオサンなのでご挨拶。
ここへくるとタイにきたなー! という実感がひしひしと沸く。……んだけど以前にきたときよりもまただいぶ変わったなー……。
まずカオサンといえばバックパッカーの聖地だったんだけど、バックパッカーなんてほとんどいない。普通の旅行者とタイ人が多い。
その旅行者も日本人がほとんどいない。中韓が多いのはこの前と同じとしても、インド系と中東系がやたら多い。前もいたんだろうけどこんなにいたっけ? 欧米人は見分けがつかないけど、英語はあまり聞こえてこない。

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Nikon Df カオサン通り
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Nikon Df バンランプー通りからカオサン通りに抜ける小道。この怪しげな雰囲気がたまらない。この近くに日本人の集まるゲストハウスがあって、1泊250円くらいだったような。若いときはお世話になったけど今はさすがにムリ

そんでもってロシア語がやたら多い。メニューなども英語、中国語、ロシア語が並び、日本語はほとんどない。ひと昔前、というか15年くらい前は日本語メニューも多かったんだけど……。そういやどこにでもあったタイスキのMKもあまり見なかった。関係あるかわからんけど。
屋台も観光客向けにサソリや虫を売る店が異常に増えた。そんなもん10mごとに売るな。1〜2軒あれば充分だろうに。
あとはパッタイとフルーツ。ここら辺は変わらない。

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Nikon Df パッタイ屋台のおばちゃん

適当な店に入ってビアチャーンと空心菜炒め。さらにジョッグ(お粥)を食べてからナナに戻り、テーメーカフェを冷やかしてホテルに帰る。

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RICOH GR II ビアチャーンと空芯菜とNikon Df

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Nikon Df 豚団子入りジョッグ


2日め(11月18日):
ぶらぶらと街を歩く。
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Nikon Df 朝食のセンミーナーム

別にそんなに好きなわけでもないんだけど、地下鉄での行きやすさもあってヤワラーの中華街に。
フワランポーン駅でタイの列車を撮ったり。
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Nikon Df フワランポーン駅

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Nikon Df 中華街

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Nikon Df 突然の雷雨。トゥクトゥクは雨に向いてない

その後、地下鉄とBTSを乗り継いでトンローに。
昔の定宿だったグランドタワーインというホテルがあるのだが灯りが消えていた。リニューアルなのか、まさか潰れたのか。
日常の疲れを癒しにタイマッサージに。

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RICOH GR II 夕食で食べたラープヌア

3日め(11月19日):
エカマイのバスターミナルから日帰りでパタヤへ。
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RICOH GR II エカマイのバスターミナル

個人的にいろいろと思い出のある街なので少し感傷的になる。
思い出の場所を歩いて回ろう……と思ったけどバスターミナルから街中まで歩いただけで疲れて断念。大人しく乗合タクシーのソンテウに乗って回る。ソンテウ楽ちん。
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Nikon Df バンの荷台をベンチに改造してるのがソンテウ。何台も同じ場所をぐるぐる回っているので片手を差し出して乗って、降りたいところでベルを鳴らして降りて10バーツ支払うだけ。

思い出の場所も夜の印象が強かったので、昼間に見てもあまりピンとこず。うーむ。
定宿だったホテルの近くに変わらず出ていたカオマンガイ屋台で昼食。カオマンガイは変わらず美味しかったが付け合わせのスープがありえないくらい不味くなっていた。
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Nikon Df カオマンガイ。コーラとは合わない

あまり釈然としないままバーでビールを飲み、タイマッサージを受けてまたバーに行く。
基本的に飲み食いしてるかマッサージ受けてるか。それがタイの大きな楽しみだから仕方ない。

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Nikon Df パタヤのバスターミナルにいたムエタイ少年

結局長くなっているので分けます。うーむ。
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三遊亭兼好独演会けんこう一番!秋スペシャル [落語]

三遊亭兼好独演会けんこう一番!秋スペシャル
於:大手町 よみうり大手町ホール

三遊亭兼好『高砂や』
三遊亭じゃんけん『鼓ヶ滝』
三遊亭兼好『高田馬場』
吉田光一 他 フラメンコ
三遊亭兼好『居残り佐平次』

来週の土曜から1週間ようやく夏休みを取るのだが、それを周知してるにもかかわらずドカドカ仕事が降ってくる。なんか俺を休ませる気がないのか? また脳の血管詰まらせるつもりか、とブツクサ文句たれながら仕事してるのだが、これ終わるのかなあ。一応土日は出ないように調整はしているが。

さて挨拶代わりに一席め。
もうクリスマスのイルミネーションがついてることについて「ちょっと早すぎませんか」と苦言を呈す。「12月に入ってからでいいんじゃないですかねえ。どうせカップルのためにやってるんでしょ。アイツらどうせこないだまで血だらけのゾンビメイクとかしてたはずですから」と容赦ない。
最近は常に何かしらイベントが行われていて、何かないと落ち着かなくなっているのだろうという。確かにそれは感じる。結局ハロウィンもなんだかんだでムリヤリ定着させられた感がある。で早ければその当日の夕方にはもう次のイベントの飾り付けが始まってたりするからなあ。
季節感先取りしすぎだろ。……あ、それは落語も同じか。
このお祭好きなのは日本人の特性で、東京オリンピックもそのノリでやってるんだろうという。「それにしても桜田さんはダメでしょう。問題外ですよねえ。略して『桜田問外』」は上手い。
昔はそこまでイベントが多くなく、ごくまれにハレとケがあった、そのハレの代表が婚礼だったと『高砂や』に。
「たかったかっタカタカたっ」と壊れる場面がおかしい。落語の登場人物は「承りますれば」も「うけたっかっーうけたっかーっうけタカタカっ」とタカタカいう。
三席あるうえにマクラも長かったので噺はやや短め。個人的にはこれくらいあっさりめの方が好み。

場があったまりすぎた状態でじゃんけんさんの登場。いつもながら気の毒だと思うが、宮治さんもこれで鍛えられたという噂だし頑張ってもらいたい。

兼好師の二席め、『高田馬場』は志ん朝師のCDでしか聴いたことがなく、高座では初めて。
蝦蟇の油売りの口上も滑らかに心地よく聞かせてくれる。
仇討ちを見にきた野次馬が入った居酒屋の酒が酢になりかかっており、飲むたびにいちいち酸っぱがるのがおかしい。

フラメンコ、実際に目の前で見るのは初めて。
ひとりかふたりで踊るのかと思ったらギターとボーカル含めて6人という大所帯。

兼好師の三席め、座布団に座るときに裾を払うが、そのときにちょっとフラメンコっぽくペペペッと2〜3度素早くめくる。芸が細かい。
兼好師の『居残り』は久しぶり。
若い衆との攻防もいいが、やはり見ず知らずの他の客に取り入るところが最高に面白い。
やっぱりこういう明るく楽しく人をノセる話術は兼好師はピカイチだなあ。
凄む若い衆に向かって「お前ぇはなんでツラがよくて声もいいのにこんな仕事してるんだ、今からでも遅くねェから役者を目指したらどうなんでえ」となぜか説教調で持ち上げ、若い衆も一瞬その気になるのもおかしい。

今日発売という2月の会のチケットも購入。
これだけ会が多いと、どの会を買ってどの会がまだなのかわからなくなる……。今日の会も間違えて2回買っちゃったしなあ。
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第9回 小辰の寸法 [落語]

第9回 小辰の寸法
於:人形町 日本橋社会教育会館

入船亭小辰 ご挨拶
春風亭与いち『元犬』
入船亭小辰『道灌』
入船亭小辰『不動坊』
入船亭小辰『火事息子』

降るのか止むのかはっきりしない天気。こういうのが一番ムカつく。
もーいーやとバイクで向かったら途中でザーッと降ってくる。ふざけんな。
で何度も行っている場所なのに途中で道を間違えて迷う。
なんかあそこらへんはなぜか方向感覚がわからなくなる。
超ギリギリ、小辰さんの登場より一瞬早く客席に座る。

ご挨拶はNHK新人落語大賞について。この直前に放送があったのでそれを受けてのことだろう。まだ私は見ていないのだけど。
「気にしていない」といいつつも放映を見ていろいろと思い出したらしく、裏話とともに結構なグチというかモヤモヤしたものを吐き出していたようだ。自分では「負け惜しみ」とも言っていたが。終演後の演目の貼り出しには「敗者の弁」とも。

与いちさん、そのご挨拶を受けて「いやぁ、アレが大賞でしょう。NHKの落語を知らないお偉いさんが審査員に入ってるんでしょ? あそこに堀井憲一郎とか広瀬和生とか入ってたら絶対大賞ですよ。ねえ、あの『真田小僧』ねえ」といっていたところに「ホントに見てた?」と小辰さん乱入。「すいません見てません。だって昼間は寄席で働いてたんですから」と正直にバラす。
「今二ツ目昇進の興行もやってますが、そのときにおめでたい噺を掛けると『おっ、前座わかってるな』と思わせられる。その中でも一番おめでたいとされる噺をやります」と『元犬』に。急激に売れることを「バケる」というが、それにかけているとのこと。与いちさんなりの気遣いなのだろう。自分で言っちゃってるけど。

小辰さんの一席め、「一之輔一門は『ふてぶてしくなければいけない』という決まりでもあるんですかね……?」とブツブツ。
NHKにもう少し触れて「初心に戻るために」と『道灌』。
いわゆる『小町』の部分も含めた珍しい形。私は初めて聴いたかな。
こういうのって前座のときに教わっておいて高座では省いてるのか、それとも後で習い直すのだろうか。

ご挨拶も長めで与いちさんも割とたっぷり、『道灌』もロングバージョンでここまでで結構なボリューム。一席めが終わった時点で幕も閉まりかけ、仲入りかと思ったら幕を止めてすぐに戻って二席めに入る。

もうすっかりテンションがやさぐれモードなのか、最近あった仕事で段取りの悪い主催者にイライラした話をマクラに。ひと通り吐き出した後で我に返ったように「やっぱりだいぶ溜まってたんだな……」とポツリ。
『不動坊』は好きな噺。特に小辰さんのは結構なイカれ具合で鬼気迫るものがある。
「おたきさんは不動坊に貸しているだけ」という主張をずっと崩さないのが怖い。
その分モテない三人組、特にちゃら万さんのボケっぷりが際立っておかしい。

ここまでで約2時間経過。ようやく仲入り。

三席め、またNHKの話に戻る。関係者として2人招待できるらしく、御母堂とお祖母さんを呼んだら御母堂はずっと泣いていたらしい。
そんな話から親孝行絡みの『火事息子』に。すげえなまるで手ぇ抜かないな。
久しぶりに聴いたがやっぱりいいね。
小辰さんの落ち着いた母親ぶりもいい。 いろんなキャラにハマるなあ。
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一蔵ひとりの会 横浜場所 [落語]

一蔵ひとりの会 横浜場所
於:桜木町 横浜にぎわい座のげシャーレ

林家やまびこ『子ほめ』
春風亭一蔵『徳ちゃん』
春風亭一蔵『寝床』
春風亭一蔵『八五郎出世』

天気予報で降水確率20%といっていたのにどんよりと曇って今にも降りそう。
バイクで行こうかとも思っていたが、晴れてもいないのにわざわざバイクに乗るメリットがないのでおとなしく電車で向かう。
横浜に着いたら結構降っていた。

一蔵さんの贔屓でいつも勝手なグッズを作ってくれる旦那は、今回はなんかのカンファレンスの参加票みたいなものを作って配布していた。
実はのげシャーレは初めて。地下にこんなスペースがあるとは。
こないだのひとりの会で「チケットが余ってる」みたいな感じだったのに補助席が出るほどの超満員。
のげシャーレでは有望の若手の独演会をにぎわい座主催で興行するそうだが、今日は違うらしい。上に向かって「ざまーみろ!」と吠える。

やまびこさん、純朴な青年という感じで声がそこここからかかる。
高座も落ち着いた話しぶりで、前座のあっぷあっぷ感がない。

一蔵さんの一席めの『徳ちゃん』はネタおろしとのこと。
そうだっけ? なんか聞いたことありそうと勝手に思っていた。
やっぱりこういう強烈なキャラクターがドタバタやっている噺はよく似合う。
個人的には一蔵さんならもっと暴れてほしいくらい。
花魁が床にハマるのは同じだが、サゲのセリフは違っていた。足抜けの説明とかなかったからどうするのかと思っていたが、なるほど。

二席め、相変わらず子どもっぽくメンドくさい旦那がおかしい。
さんざん貶されてるのにちょっと持ち上げられただけで舞い上がる旦那がチョロすぎる。

三席め、初めてののげシャーレでの会で縁起を担いだかおめでたい『八五郎出世』を掛ける。
八五郎の破天荒ぶりが一蔵さんのキャラとハマってそれが楽しい。
金はいらないから妹のつるとその子どもを母親に合わせてほしいと懇願する八五郎に許しが出ると、三太夫さんも泣いているというのがいい。
この家は寛大だなあ。

打ち上げもあるのだが、小辰さんの会にも行くのでパス。
このハシゴする人結構いるんじゃないかな……。
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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『鈴ヶ森』『鋳掛屋』『御神酒徳利』

昨日は会社の人と飲みに行く。
あまりいい酒ではなく(酒の質という意味でなく)、おかげでひどい二日酔い。
寝ている間はそれほどでもないと思っていたが、起きてからがどんどん具合が悪くなる。
私の場合、最近では頭は痛くならないのだがとにかくムカつきがキツい。何か飲んだり食べたりしなきゃと思いながらも胃が受け付けてくれず、結果二日酔いが長引いてしまう。

ということで今日は一席めと二席めはぐったりしててほとんどまともに聴けず。
まあいつものように上手かった。
ただ二日酔いのコンディションに『鋳掛屋』の騒々しさはこたえた。けどまあそれは俺が悪い。

三席め、今日はなぜか中央のタテ一列が全部空いていて「これはみといた方がいいですよりモーゼの十戒かと思った」と言っていたのだが仲入り後も変わらず。移動した方が面白かったか。
仲入り前よりはマシになったもののコンディションはさほど変わらず。
『御神酒徳利』は好きな噺なのにもったいない。
まあ明日も小辰さんの会に行くから……。
タグ:入船亭小辰
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