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池袋演芸場 十月上席 十月八日 夜席 [落語]

池袋演芸場 十月上席 十月八日 夜席
於:池袋演芸場

春風亭貫いち『喧嘩別れ』
三遊亭ごはんつぶ『DJ寿限無』
蜃気楼龍玉『ぞろぞろ』
寒空はだか 唄うスタンダップコメディー
弁財亭和泉『何もしない日曜日』
古今亭駒治『山手線慕情』
風藤松原 漫才
林家彦いち『遥かなるたぬきうどん』
柳家小ゑん『ほっとけない娘』
古今亭志ん五『魚男』
隅田川馬石『鮑のし』
翁家和助・小花 太神楽
三遊亭天どん『折衷案』

昼に行きたい会もあったのだが、ブログが滞っており、そこにさらに落語会へ行くとさすがにいろいろと支障が出そうなので自粛。明日も2つ行く予定だし。
ブログが滞ってるからという理由も本末転倒な気もするが。こんなほとんど誰も知らないようなブログ、何かと戦ってるわけでもなければ主義主張があるわけでなし、まったくもって自己満足以外のなにものでもないので特に続ける理由もないのだが、なんとなくやめるきっかけも失ったというか。

貫いちさん、「普通前座というのは古典しかやってはいけないという寄席の不文律があるんです。しかし天どん師匠の芝居ということと、お席亭のご厚意で前座も新作をやっていいと……。これは前代未聞だそうです!」。
まあごはんつぶさんも前座時代に寄席で新作をやってたような気もするが、この天どん師の芝居は(特に池袋では)前座や色物を含めて何をやってもいいという空気がとても素敵。天どん師は「アイツら俺を舐めてる」とブツクサいうかもしれないが、これが天どん師の大きな魅力だと思う。みんな天どん師に甘えてるわけで、ホントに慕われてなきゃこんなことできないでしょ。

ごはんつぶさんほ昨日に続いて『DJ寿限無』。昨日聴けなかった最初から聴けて嬉しい。
この人は売れるだろうな。多分あと数年後は二ツ目の筆頭となって、抜擢とかもされるかもね。ビジュアルもいいし、売れない要素がない。「見習いの岸くん」時代から聞いてた俺からすればその時は感慨深くなるのだろう(古参ヅラ)。

龍玉師は、まあ、寄席ではこのネタよね、という『ぞろぞろ』。

はだか先生、池袋で聴ける日がこようとは。とはいえ何も変わらずいつものはだか先生のいつものネタを。
これがいいんですよ。タワータワー♪

駒治師、今日は日暮里が勝ち。まあ山手線の上半分に属す池袋だからね。駒治師、「よかった。こないだ大森でこの噺をやったら以外に五反田が勝って、稽古してなかったから全然できなかった」。やっぱりそんなこともあるんだね。

風藤松原、アニソン以外のネタを初めて見たかも。

小ゑん師、以前こみち師で聴いたことのある『ほっとけない娘』を。鎌倉のお寺デートの道順と仏像の名前を滔々と並び立てているところは『黄金餅』のよう。これは鎌倉の観光案内にもなるし、鎌倉市は小ゑん師にお金を払ったほうがいいと思います。

馬石師、甚兵衛さんがお隣からお金を借りる場面もなく、おかみさんがすでに五十銭を借りてきており「ここに五十銭あるからね、これでお祝いの品を買ってきて地主さんから一圓もらうの」というところから。地主さんも鮑を突っ返したりせず、なんというか優しい世界。いかにも馬石師らしい。

天どん師、今日も「この芝居中はろくなことがない」とブツブツ。「8日めあたりがいちばんやる気が出ない」とまあいつも通りの愚痴っぷり。
噺は中華料理屋に食事に来た夫婦がお互いの食べたいものの意見が合わなくて対立するというもの。特に夫のほうが妻の食べたいものに対して「そんなもんウ◯コみたいなもんだよ!」と連呼するという、トリネタでこんなに「う◯こ」を連呼する噺は初めてじゃなかろうか。もうね、ホントね、いい加減にしなさいよ。まったくもってくだらなくって面白い。もう「何が面白い」とかどうでもいいわってなる。
夫婦の言い争っているところに店主が折衷案を提示すると「ナイスセッチュー」と指差すのがまたウザ楽しい。
とにかく聴いた後で四の五の言わずに「ああ面白かった」といえるくだらなさ。落語っていいですね。
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