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上野鈴本演芸場 令和六年四月中席 昼の部 4月20日 [落語]

上野鈴本演芸場 令和六年四月中席 昼の部 4月20日
於:鈴本演芸場

林家枝平『浮世根問』
春風亭一花『子ほめ』
翁家社中 太神楽
五明樓玉の輔『お菊の皿』
柳家㐂三郎『手水廻し』
のだゆき 音楽パフォーマンス
むかし家今松『壺算』
鈴々舎馬るこ『新作(県民性)』
ロケット団 漫才
春風亭一之輔『代書屋』
アサダ二世 奇術
柳家喬之助『宮戸川』
五街道雲助『新版三十石』
林家楽一 紙切り 横綱土俵入り 藤娘 日本の城
春風亭一蔵『ちりとてちん』

一蔵師トリの千穐楽。
上野で昼メシを食って鈴本へ向かう。しかしまあ外国人ばっかりで日本語が聞こえない。でもまあタイのカオサン通りとかパッポン通りのような外国の繁華街のような雰囲気が日本にいながらにして楽しめると思えばいいか。
先週高校の後輩と会ったときに「寄席に行ってみたい」といわれており、一之輔師は出るし国宝も出るし、一朝師も出るし(今日は出なかったけど)、一花さんも出るし、太神楽も紙切りもあって漫才はロケット団だしこれ寄席の魅力が全部詰まってない!? と思って今日おすすめしたんだが仕事だそうで。今日の顔付けはかなり寄席初心者にはよかったのになー。アサダ先生まで出てたし。

小燕枝扇橋交互の代演に㐂三郎師。「代演なんでなんにも責任がない。好きなようにやるだけ」と楽しそう。
しつこくなく、それでいてちゃんとしっかり満足感のある一席。

今松師、兼好師の『壺算』に慣れすぎたためか他の噺家の『壺算』が新鮮。ややあっさりめだけれどもさらりと店の番頭を丸め込むスムーズさが自然で楽しい。

馬るこ師は社内のトラブルや顧客からのクレームに県民性を利用して丸く収めようとする新作。埼玉県民の県民性は「都民と同じ扱いをされると喜ぶ」。まあ合ってるような気がする。

一朝師の代演が一之輔師。師匠の代演てすげえなあ。
そりゃ一之輔氏師があんなすっとぼけたキャラをやってたらつまらないはずがありませんわ。代書屋のシニカルな態度とのコントラストがたまらない。

雲助師、寄席に浪曲を聴きに行ったら浪曲師が入れ歯は外れるわ訛りはすごいわでとんでもない浪曲が出てくるという『新板三十石』。もごもごする入れ歯の具合がとにかくくだらなくておかしい。

一蔵師、鹿浜寄席のマクラからしったかぶりの『ちりとてちん』に。一時期よく聴いてたような気がするが、約3年ぶりという久しぶりな感じ。ヨイシャー一蔵面目躍如な過剰なヨイショが突き抜けていて楽しい。
今日は客席もかなり暖かいというか笑いもよく起きて、出演者も全体的にテンション高めだったような。こういうのも寄席らしくていいですね。
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