SSブログ

扇辰日和VOL.55 [落語]

扇辰日和VOL.55
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭扇辰 欧州凱旋報告
入船亭辰のこ『千早振る』
入船亭扇辰『夢の酒』
入船亭扇辰『一眼国』

半年以上ぶりの「扇辰日和」。前回は扇辰師のぎっくり腰で急遽中止になってしまったが、今回は無事に開催された。

まずはラトビアのTシャツと帽子に身を包んだ扇辰師が登場。「欧州公演首謀者」として登場したドイツ人のクララさんとチェコ人のペトロさんとともに、写真のスライドショーを見ながら公演の様子を報告。
後半には扇辰師がiPadで撮影した動画を見ながら。だいたい街で見かけた美女が入っていた。
たっぷりと90分ほど。
せっかくだから一緒に行った小辰さんの話も聞きたかったな。

辰のこさん、時間がないのか間も強弱もなく、テキストの読み下しみたいな感じに。前も聴いたことあるけど、どうやらそのときも同じような感想だったようだ。

扇辰師の一席め、欧州公演では『天狗裁き』を掛けたのだが、この『夢の酒』も候補として考えていたのだとか。ただ、酒を燗で呑むとか、冷やのままでいいとかを仕込まなければならないのが大変とのことで断念したらしい。
嬉々として夢の内容を語る若旦那のテンションの高さと、それを冷ややかに感情を抑えて聞くお花との対比がおかしい。
ヤキモチを爆発させたお花と、それを押さえきれない大旦那とのやりとりも楽しい。

二席めも欧州公演の候補だったというネタで。
どうして外したかは言ってなかったが、酒の燗以上に見世物小屋の描写や六十六部の説明が大変そう。
全体的に大げさでクサめなのだが、一つ目が出てくる場面ではスッと抑え、メリハリが効いている。
こういう非現実的な噺には、そのような演出が向いているような気がする。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0