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第二十九回 一蔵ひとりの会 [落語]

第二十九回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『ちりとてちん』『錦の袈裟』『鰻の幇間』

先週来たソーラーの営業マンが見積りを持ってやってきた。……おーーーなかなかすげえ金額持ってきたねえー。こりゃいくらなんでも。20年後くらいには元が取れるって言われても、そんなに先の話されてもなあ。

声がガラガラで登場。風邪でもひいたのだろうか。
先日「落語のストーリーを現代風に演じたらどうなるか」というテレビの再現ドラマを収録してきたのだとか。『三枚起請』『時そば』『芝浜』を撮ったそうで、『芝浜』では林家扇さんと夫婦役だそうだ。その顔付けをしたのが兼好師で、その再現ドラマを見ながら兼好師がいろいろ解説などをするらしい。7月14日にBSでオンエアとのこと。
一席めの『ちりとてちん』は何度か聴いているが、演出を変えていた。
愛想のいい六さんに「頼みがある」といったときに「わかりました……行きましょう、懲役」と答えるのも面白いし、ご隠居さんがちりとてちん製造後に自分がその臭いにやられてダメージを受けているのも面白いが、鯛の刺身や灘の生一本をやった寅さんが、思わず右手でガッツポーズやサムズアップしたところを必死で左手で押さえるところが一番面白かった。

『錦の袈裟』はネタおろしか。
与太郎のバカっぷりが突き抜けている。
いつ聴いてもよくこのおかみさんと結婚できたもんだと思う。

一蔵さんの『鰻の幇間』は聴いたことがあるかと思ったがどうやら初めてだったようだ。
さすがヨイシャーたる一蔵さん、野幇間の一八のヨイショがすごい迫力。
旦那が厠へ行っているときに、旦那のおかみさんの妹と結婚してもう仕事をしない、とまで進む妄想がおかしい。
さらに厠へ迎えに行き、「大将、扉開けてわーって驚かそうってんでしょ? わかりました、アタシ驚きますから」といいながら開けて「わあー」と大げさに驚く様がここまでやるかというほどのクサさで、とにかく笑える。
騙されたと気づいた後の豹変ぶりもおかしい。それまでは仲居さんにも毎回「お姉さんキレイだね」と言っていたのに、いきなり「おいブス」。ただ、仲居さんへの小言の場面はややさっぱりというか粗めかな。ここはネチネチといやらしく絡むのが好き。

次回は30回スペシャルで一朝師がゲスト。楽しみ。今日もチケットを受付で売っていたのだが、今日のお客さんはほとんど購入済みだとか。まあそうだろうなあ。
タグ:春風亭一蔵
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