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遊馬百席 第80回 [落語]

遊馬百席 第80回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『道灌』『酢豆腐』『甲府い』

午前中、ソーラー発電の営業を受ける。長い目で見れば得なのかもしれないが……。どうなんだろ。
ミルクはビビりなので、来客中はソファの下でじーっと息を潜めているが、シュガーは物怖じせずに営業マンへ寄っていき、あまつさえカバンの中を覗きこもうとしている。やめてください。

一席め、真打ではあまり聴かない『道灌』。
寄席ではなかなか演る機会もなく、時間の都合もあるのか自分のタイミングでも演りづらいとのこと。
こういった噺の八っつぁんとご隠居はいろいろ言い合うので「仲が悪いんですか?」と聞かれることがあるが、本当は仲がいいのだそうだ。まあそれはそうだろう。仲がいいからこそいろいろ言い合えるのだろうし。
その通り、仲のよさそうなふたりが戯れているような感じ。

二席め、『酢豆腐』は久しぶりに聴く。『ちりとてちん』は結構聴くんだけど。やはり夏の噺だからか。
ぬか漬けのくだりはカット。ここ好きなんだけどなあ。
若旦那のキャラが濃くて面白すぎる。町内の若い衆から持ち上げられてにやーっと笑う表情がたまらない。
その若旦那がさりげなーく腐った豆腐を扇いで臭いがこないようにしているのがおかしい。さらに口に含んだときの百面相も爆笑モノ。これは広いホールじゃ味わえない。

『甲府い』はネタおろしか。
善吉の訛りがやや強めで、『阿武松』の長吉っぽい。
この噺の一番の笑いどころは親方の早とちりのところだと思うが、そこの迫力も真に迫っている。
オチの売り声も心地よく聴かせてくれる。
せっかくのいい声なので、もうちょっとノドを聞かせる噺も聴きたいところ。
タグ:三遊亭遊馬
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