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扇辰日和VOL.54 [落語]

扇辰日和VOL.54
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭辰のこ『寿限無』
入船亭扇辰『雪とん』
大山泰輝 ピアノ
入船亭扇辰『御神酒徳利』

小辰さんが手伝いに来ていた。「今日は出ないの?」と聞くと今日は手伝いだけとのこと。残念。さすがに二ツ目になれば、師匠の会といえど気軽に飛び入り、というわけにはいかないんだろうけど。

辰のこさん、やや丸くなった? なんか馬るこさんに似ているような……。
『寿限無』は初高座でかけた噺で、横丁のご隠居に尋ねにくる形。

扇辰師の一席め、まだネタ出ししている『御神酒徳利』を憶えてないので朝早く起きて稽古しようとしていたそうだ。おかみさんが留守なので、辰のこさんに朝食を作ってもらおうと思ったら気分が悪くて作れないという。仕方がないので扇辰師が自分で作ったそうだ。「今日『御神酒徳利』の出来が悪かったら弟子のせいです」。
『雪とん』は久しぶりに聴く。
間違えて招き入れられた男と糸屋のお嬢さんの場面がなんとも言えず色っぽい。なんつーかエロい。

大山氏、ジュリーのツアーメンバーや、ドラマ『相棒』のBGMを弾いたりしているらしい。
シャンソンの『枯葉』やオリジナル曲を4曲ほど。
繊細さとダイナミックさとを兼ね備え、小気味よい躍動感が素晴らしい。
特に最後の曲がよかったのだが、タイトルを失念。

扇辰師の二席めはネタ出しの『御神酒徳利』。
この噺は『井戸の茶碗』と並んで好きな噺。登場人物全員が善人で、ハッピーエンドなのがいい。ご都合主義だろうが、聴いていて幸せになる方がいい。
ネタ下ろしというわけではないようだが、まだあまり演っていないようだ。
特に大阪で新羽屋稲荷大明神のご神託を告げているところがクサくて最高。ここはこの噺で一番好きなところ。
帰りの東海道を調子に乗せて語るところで途中で止まる。「ここを今朝稽古したかったんですがね」。なるほど。

終演後、扇辰師が出演する舞台のチケットを手売りしていた。扇辰師の俳優デビューで、おかみさんの覚和歌子さんが原作、大山氏が音楽担当とか。ちょっと興味はあるけど……。
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