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らぐろ亭 第3回 "一蔵・小辰 二ツ星" [落語]

らぐろ亭 第3回 "一蔵・小辰 二ツ星"
於:駒込 ラグロット

春風亭一蔵『ざるや』
入船亭小辰『目黒の秋刀魚』
入船亭小辰『松山鏡』
春風亭一蔵『宿屋の富』

鈴本の早朝寄席行こうと思ったけど寝過ごした。
会場は倉庫かなにかを改造したような半地下のスペース。狭いのはまだいいんだけど、カビ臭いのは参った。ここ数日湿ってたから余計なのかもしれないが。

まずは一蔵さん。
一席めは以前行った地域寄席の話をマクラに。そこで観客を交えて大喜利をやったのはいいが、なぞかけなのになにも言葉がかかっていない答えが返ってきたという。「言葉を掛けるというのはなかなか難しい」というところから『ざるや』へ。
いつも思うのは、前半のざるやでの店主と売り子の上田昇のやりとりはいるのだろうかということ。
上田昇が人のいうことにいちいちつっかかるウザい嫌なヤツだということはよくわかるのだが、その性格についての説明は後半のお店の旦那とのやりとりでは特に必要ない気がするのだけれど。とりあえずウザさはすごく伝わった。

二席めの『宿屋の富』は一蔵さんでは初めて聴く。
さんざんフカす一文無しの話を信じ込む宿屋の主人の人の良さがおかしい。
また湯島天神の境内で「富が当たったら」とあれこれ与太話をしてる江戸っ子たちが楽しそう。

小辰さんは久しぶり。
なんか少し見ないうちにすごく落ち着きが出てきたように思える。話しぶりに自信が出てきているように見えるし、声も低めでトーンと通る感じ。なんか見違えたなあ。
めっきり秋らしくなったので、名前にあやかって炬燵を買いにいったところ、一種類しかなかったので店員に尋ねたら「コタツは売れないんですよー」と言われた、とのこと。
そこから秋の噺へと入っていく。今年初の『目黒の秋刀魚』。
ちょいちょい「秋刀魚秋刀魚、あのスリムなボデー」とか「これは秋刀魚のムニエルです」とか現代ネタが入る。流行り言葉くらいならともかく、何度も何度も出てくるとちょっと白ける。一二度ならアクセントにもなるんだけど……。
『松山鏡』はそのようなくすぐりを入れず、キッチリと本寸法の噺を聴かせてくれた。やっぱりこっちの方がいいなあ。
先ほども書いたが、高座に落ち着きが出てきたので聴いていて安心感がある。
端正な感があるのは師匠の扇辰師譲りか。
とはいえこのまま落ち着いてしまうのももったいないので、これからも一蔵さんと組んでいろいろと暴れてほしい。

終演後は懇親会もあったのだが、次もあるのでパス。
なんか一蔵さんのときはそんなのばかりだな。
とはいえ懇親会でなに話せばいいんだろう。そんなことも二の足を踏む一因になっている。皆なに話してるのかなあ。
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