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黒門亭 第二部 2200回 [落語]

黒門亭 第二部 2200回
於:落語協会2F

入船亭ゆう京『のめる』
鈴々舎鈴之助『佐々木政談』
入船亭扇辰『甲府い』
橘家蔵之助『八五郎坊主』

雨のせいか客足はやや少なめか。

ゆう京さんは的場浩司のようなさっぱりとした顔立ち。
噺もあっさりさっぱり歯切れが良く聴きやすい。こういう話し方の前座さんは好き。スッときれいに演って後にひかない。

鈴之助師、こってりとした噺をさっぱりと。
余計なくすぐりなども入れず、本寸法の味わい。
しかしいつも思うのだが、白吉は13歳ということだが、青っ洟を垂らしていたり懲役ごっこやお奉行ごっこをしたりとちょっと幼くはないだろうか。今でいえば中学生なわけで。昔はそんなもんだったのかなあ。

扇辰師、池袋で一席終えてからの出演とのことだが、トリが喬太郎師のため通路までビッシリと埋まり、最前列の前のスペースにまで人が座り込んでいたのだとか。「今新真打披露興行をやってるんですがね。池袋の昼席は喬太郎さん、夜席は白鳥さん、鈴本の夜席は小三治会長……協会が全力をあげて潰しにかかってますね」。確かにそうとしか思えない番組だなあ。天どん師頑張れ。
噺はこれまたさっぱりと本寸法の味わい。
端正でややクサめ、いかにも扇辰師らしい高座。
小柄な身体つきもあるのかもしれないが、扇辰師の演じるおかみさんは本当に女性に見えるから不思議だ。

蔵之助師は初めて。
名前をつけるのは難しい、ということで自身の前座名をつけられるときのエピソードを。
師匠の圓蔵(当時圓鏡)師に連れられて、大師匠先代小さん師のところに行ったのだが、圓蔵師から出てくるのは「弟子」とか「志呂登(しろうと)」とかばかりで小さん師に「やめといた方がいいんじゃねえか」と止められていたとか。
噺自体も初めて聴いた。もとは上方の噺のようで、確かに江戸弁よりも大阪弁で演った方がしっくりくる内容な気がする。全編に漂う図々しさがあまり江戸気質と合わない感じ。

帰りはいつものようにアメ横の果物屋でカットスイカを買い食い。今年ももうスイカは終わりかな。今年はあまり食べなかった気がする。
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