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紀尾井らくご 三遊亭兼好独演会 [落語]

紀尾井らくご 三遊亭兼好独演会
於:四ツ谷 紀尾井ホール

三遊亭兼好『たがや』
三遊亭まんと『寄合酒』
三遊亭兼好『お見立て』
三遊亭兼好『竹の水仙』

連休明けからの仕事疲れた。
さらにどうやら家が漏水してるらしい。もー。まあ建てて12年とか経ってるからなあ。
いろいろ家事とかこなして昼飯食いながら野球見てたら5点差をつけられ、もーと思いながら昼寝してたらいつの間にか逆転してた。明日またドーム行くんで明日もよろしくお願いします。

さて兼好師の一席め、最近は悲しいニュースが多いといい、「本当に悲しいときには落語はダメ。音楽やお芝居なんかはまだいい。たまに『落語聴いて立ち直れました』とか聞きますけど、それはもうすでに立ち直ってたんです。だって『つるは昔は首長鳥っていったんだ』『なんでつるになったんですか『オスがつーっと、メスがるーっと』……ムカつくでしょう」。ホントはもっと長く『つる』をやってた。
人は上を見ると明るくなるそうで、「昔は子どもに凧揚げや羽つきをさせたのは顔が上に上がるかららしい。寄席も同じで、演者がつまらないからと下を向くと余計つまらなく感じる。上を向いて聴くと面白く感じる。前座の頃に志ん朝師匠の出る会に入ったことがありますが、その日はあまりウケが良くなかった。けど志ん朝師匠が高座に上がった途端に大通具さんが『あれ、照明変えた?』って聞いたんです。皆さん顔を上げたんでしょうね」だそうで。生で聴いてみたかったなあ。
上を見るというということで花火は楽しみとしていい、というところから『たがや』に。
昔は玉屋は職人や貧乏人が、鍵屋は武士や金持ちが応援していたというところで小芝居があるのだが、それが江戸の料理屋の情景が見えるよう。

まんとさん、最近よく『寄合酒』に当たるなあ。流行り廃りはあるのだろうが、最近は『金明竹』とか『牛ほめ』とかほとんど聴かない。

兼好師の二席め、イーロン・マスクが「このままでは日本は消滅する」といったそうで、少子化により人が減っていることらしい。「人口は今の半分でもいいと思うんですけどね。落語ファンてのは人口に比例しないので、母数が多かろうが少なかろうが数は一定ですから。でも今の若い人はおとなしいというか草食系ですからね。私が18歳の頃なんて女性のことしか考えてなかった。昔の江戸は男性が多かったので遊郭ができた」と廓噺に入る。
すでに「花魁は病気です」まで済んでいるところから始まるパターンもあるが、今日は最初から。
喜瀬川花魁に無茶を押し付けられて「涙を流せばいい」といわれ、「私はもしあなたが本当lに死んでも涙なんか出ない」とぶっちゃけられるのがおかしい。

三席め、旅の話題から小田原宿の噺に。
宿の主人の人の良さが際立つ一席。宿のおかみがおだてに弱く、「ここは竜宮城のようだ。酒があってタイやヒラメがあって、それに何よりおかみ、お前が乙姫のようだ」という甚五郎のセリフにコロッと言いくるめられるのがたまらない。そういや竹に囲まれて「かぐや姫かと思った」というくすぐりが今日はなかったような。
そのおだてを真に受けた宿の主人に「俺を殺して女房を取るつもりだろう」と迫られても「どんなに辛くてもあの女はいらん」とバッサリなのも何度聞いても笑える。

会場では他の落語会のチケットを売っていたのだが、……最近チケット代高いよなあ……。4千円超えとか普通だからなあ。白酒兼好二人会のチケット買いたかったけど、手持ちの現金が少なかったのでとりあえずパス。二階席なら3500円ねえ。うーむ。
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