両国寄席令和二年 六月十二日

両国寄席令和二年 六月十二日
於：お江戸両国亭

三遊亭兼好『だくだく』

祝！　東京アラート解除！
祝！　両国寄席再開！

はーーーーー長かったーーーーーー！
実に2か月半ぶりの生高座！
生落語再開一席めは兼好師と決めていたものの、兼好師のスケジュールを見ても先々は「中止」「延期」の文字ばかり……。少なくとも今月中に都内での高座はなさそう……。
となると両国寄席か梅屋敷寄席くらいしかない……！
本当は9日の兼好師がトリのときに行きたかったのだがどうしても都合がつかずに悔しい思いをしたので、今日は仕事をこっそりと抜けて一席だけ聴きに行く。
ビバテレワーク。うちの会社はテレワークの場合はどんだけ仕事しようが定時分の給料しか出ない。つまり残業代は出ないので、ちょっとくらい抜けてもいいということになっているので助かる。まあこのテレワークも月曜までで終了なのだが。

ともかく久しぶりの生落語。
検温、アルコール消毒を済ませて中に入るときっちりとひと椅子ごとに間を開けて座っていてほぼ満席（普段の入りとそんなに変わらない気もするが）。
出囃子の「さんげさんげ」が嬉しすぎる。こないだフジテレビの『語楽-GORAKU-』に出演していてそこでも聴いてはいたがやっぱり生は格別。そういや『語楽-GORAKU-』でも兼好師はべた褒めされていて嬉しかった。ていうかあの番組の顔付け最強。この落語に飢えた状況であの顔付けを生で見られるんだったら万出すよ。

脱線が過ぎるな。落語聴けることが嬉しくてつい。

兼好師は紺の絽の着物で登場。「2か月半待ってました！」と声をかけたいところだが仲トリでもないので自重する。

コロナ禍の話は飽き飽きなのか、いつものように時事ネタの泥棒ネタをマクラに。私は知らなかったが便器泥棒というのがいたらしく、昨今の警備が手薄なのをいいことに大型倉庫から盗んで売っていたのだとか。捕まえたときに警察が「『とーとー捕まえた』といった」と落としていたが、半分ぐらいは伝わっていなかったような……。
そんな間抜けな泥棒の話から『だくだく』へ。やっぱりこういうときにはこんな底抜けにバカバカしい噺がふさわしいように思う。
絵を描く順番とかがいつもとはちょっと違っていたような？　兼好師のインスタによれば「ぐだぐだですみませんでした」とのことだがそこまででもなかった。でも確かにいつもとはちょっと違うかな？　と思ったのも確か。掛け軸に書く文句が「テイクアウト始めました」なのが面白い。

仕事も途中なので、兼好師だけを聴いてすぐに戻る。
さて次に生で聴けるのはいつになることやら。

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