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新宿末廣亭 令和二年六月下席 夜の部 6月27日 [落語]

新宿末廣亭 令和二年六月下席 夜の部 6月27日
於:新宿末廣亭

三遊亭わん丈『近江八景』
ジキジキ 音曲
春風亭勢朝 漫談
三遊亭歌る多『替り目』
林家楽一 紙切り 夕涼み 海水浴 ドラえもん キティちゃん
春風亭一朝『たがや』
柳家さん八『長短』
アサダ二世 奇術
桂文生 漫談
三遊亭圓歌『爆笑龍馬伝』
古今亭志ん五『ざるや』
笑組 漫才
蜃気楼龍玉『ぞろぞろ』
林家きく麿『歯ンデレラ』
翁家社中 太神楽
三遊亭天どん『友引寄席』

ひっさしぶりの寄席。
というかホール落語はいまだに自粛続きで、またまた落語不足に喘いでいる。最近は配信も増えたけど、やっぱり生には敵わんよねえ。
本当は先週も行きたかったのだが、野球の開幕や天気もあって断念してしまった。なので今週はさすがに行きたい。
開演に少し遅れて末廣亭に到着。
入場規制をしてるだろうし、入れるか不安だったが検温して無事入場できた。
やはり客席には一席ずつ紙が貼られて連続で吸われないようになっている。まあこれはこれで快適でよい。席亭はたまったもんじゃないだろうが。
入場したときにはわん丈さんの高座がもう終わりかけ。もったいなかったなあ。

歌る多師、マクラを話し続けている間に脱いだ羽織をキッチリと畳んで脇に置く。

楽一さん、普段では上がらない「ドラえもん」「キティちゃん」というリクエストにかなり困惑した様子。特にキティは「鼻ってありましたっけ?」。。下座のお師匠さんも困ったようで、なかなかお囃子が鳴り出さなかった。

一朝師、やはり夏に差し掛かってきたらこの一席を聴きたい。
軽やかな江戸弁と仕草で両国橋の上が見えるよう。名人芸ですな。

アサダ先生、「いらっしゃ~い」も「今日はね、ちゃんとやります」も健在。
今日はホントにちゃんと手品をいくつもやっていた。

天どん師と仲良しの龍玉師、さらりとした語り口ではあるけれど、ピシッと折り目正しいというか、こういうことを言っていいのかわからないけどいかにも「正しい古典落語」といったような塩梅。

きく麿師、嫁姑の争いと老いらくの合コン話、入れ歯の話がどうつながるのかと思ったが、なるほどこうくるとは。
入れ歯を入れたときと外したときの落差の顔芸がおかしい。噺自体も全体的にギャグを散りばめられており、会場も爆笑に包まれる。

天どん師、本当は昨日この噺をしたかったそうなのだが、なんときく麿師の噺とついてしまったのだとか。「あんまり新作でつくってことはないんですけどね。油断してた。急に変えたから全然ウケなかった」といつものようにぼやき節を繰り出す。
一応いつものように事前アンケートをとって「なんかふわっとした噺」と「一応ちゃんとした噺」の二択。拍手の音が大きい方をやるということだが、「いいんですよ、手を叩かないという第三の選択もありますからね。そうしたらそのまま幕を下ろして終わりなんで、僕は一番ラクなんですねどね」。圧倒的多数で「ちゃんとした噺」が選ばれる。
『友引寄席』は久しぶりに聴く。セレモニーホールの従業員が飲んだ勢いで思いついたという「第1回友引寄席」に迷い込んでしまった人の災難を描いたもので、素人落語会あるあるなどを盛り込みつついろいろクセの強いキャラが落語(?)を披露する。
なんか前に聴いたときよりも面白くなってる気がする。特に「パンツ破けたよ」の小咄のを事細かに解説する紅一点のおきょうちゃんが面白い。

はーやっぱり寄席はいいねえ。
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