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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年12月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年12月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『金明竹(上)』
三遊亭じゃんけん『金明竹(下)』
三遊亭兼好『権助魚』
三遊亭兼好『猫の災難』


最近仕事がどうにもうまくいかないというか歯車が噛み合わない。上司ともうまくいかないし、クライアントともお互い不信感が募るし、同僚も信用できないし、と八方塞がり感がハンパない。
さらに高校時代の先輩が病気で亡くなるなど公私ともに気分が落ち込むことが続き、行こうとしていた落語会もいくつかパスしてしまった。遊馬師の独演会は行きたかったが、お通夜とぶつかってしまってはさすがに。んんん……どうにも心が安定しないというか上がらないなあ……。タイの反動といったってもう1か月経ってるし……。なんかヤバいなあ……。

さてそう言っていてもどうしようもないので兼好師の会には行かねば。

まずはしゅりけんさん、『金明竹』の上、いわゆる『骨皮』の部分。
この一年でだいぶ上達したなあと思っていたらとたんにトチった。最近少なくなったのになあ。

じゃんけんさん、「リレーということで……」と上方の使いの人の言い立てから。
「前のヤツが間違えやがって、やりにくいんだよなあ」と登場人物にボヤかせるが、じゃんけんさんもトチった。おやおやー? 「クリスマスだっていうのに……!」と悔しそう。
「ひょーごの」「ぼーずの」をややタメ気味に伸ばして笑いを誘う。

兼好師の一席め、「あんなリレーならやらないほうがいいのに」と弟子をバッサリ。とはいえもともと別の話を先代の金馬師匠か誰かがむりやりひとつの噺にまとめたらしい、とのうんちくを。
じゃんけんさんがぽろっとこぼしたクリスマスの話から、カップルの話題に。デートで映画や芝居に行くというのはわかるが、落語にきている若いカップルを見ていると「大丈夫か?」と思う、とのこと。映画や芝居は周囲が暗くなるし、あとで感想を言い合ったときにお互いを出演者と見立てていい雰囲気になったりするのはわかるが、落語聴いてそのあと感想を言い合うんですか? とのこと。……んん? いや……今から10年くらい前、まだ若いといっても差し支えない頃に私は彼女と落語行ってましたけど……というか兼好師匠の会よく行ってましたけど……。うん、感想言い合ってましたよ。まだ落語聴き始めて間もない頃に圓楽一門の会に行って、「好二郎って人がすごく面白いんだよ。二ツ目でこんなに面白いんだから、円楽党の真打ってどれだけ面白いんだろうね」とふたりでワクワクしながら聴きに行って、結局「好二郎が一番面白かったね」「そうだね……っていうか真打の人たちつまんなかったね……」という結論に達してました。……うん、俺結構当時から見る目あるな。
そんなカップルの話から浮気やお妾さんの話に移り『権助魚』に。
兼好師のは久しぶり。約1年ぶり。……というか『権助魚』自体今年は遊馬師で1回聴いただけっぽい。……えー? この噺は毎月コンスタントに誰かで聴いているというイメージだったんだけど。
相変わらずの権助の田舎弁がしっくりきすぎていて癒される。

二席め、これまた久しぶり。
それこそ聴き始めた頃はたまたま被ることが多く、「この人いつも『猫の災難』だな」と思っていたものだったが。
クリスマスプレゼント話題から、兼好師は人に渡すプレゼントやお土産選びが下手でおかみさんに喜ばれたためしがないという。反対に貰うものはなんでも嬉しい、とのこと。……こないだのムエタイパンツとかはどうかなー。一応おかみさんからお礼のメール頂いたけど。そういえばこないだ追加のお土産として水上マーケットの売り子のおっちゃんおばちゃんが3D写真になってるマグネットを渡したのだが、「いらねえ」と笑われるという予想に反して結構まじまじと「へー」みたいに見ていたっけ。捨てられていないことを祈る。
そんなところから隣のおかみさんに猫のおあまりを貰うシーンに入る。
酔うに従ってどんどん無茶苦茶になる酔っ払いの理屈と自分の欲求に抗えない行動がおかしい。一瞬見せる葛藤が上手い。

家に帰ると彼女が仕事があるから職場まで送って欲しいというので、ランチをしてから車で送る。まあこの歳になればクリぼっちだってヘッチャラですよ。ていうか猫さえいれば大丈夫。
久しぶりにうちの猫の写真でもあげちゃうか。

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