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人形町噺し問屋 その八十四 夜の番組 [落語]

人形町噺し問屋 その八十四 夜の番組
於:人形町 日本橋社会教育会館

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『棒鱈』
三遊亭兼好『六尺棒』
岡大介 カンカラ三線
三遊亭兼好『文七元結』


会社を出るのが少し遅れてしまい、超ギリギリ。
こういうときに限ってコンビニには長蛇の列だしなのに店員は応援呼ばないしエレベーターはなかなかこないし。
結局ご挨拶がちょっと始まったところで会場に入る。

最近はツボ押しをしているからか、さほど体調が悪化しないで頑張ってるという。
こないだも佐世保まで仕事に行ったところ、米軍関係者しかいない地域に立ち入ってしまったとか。和服を着ていることもあり、外で飲んで酔っ払って空手のマネをしている外国人に囲まれたが頑張って切り抜けたそうな。それは頑張ってるというか……。
また、先日テレビの仕事でビブリオバトルに参加してきたことに触れる。なぜか漫才師のライセンスから著書が送られてきたそうで、面白かったとのこと。南キャンの山ちゃんからも著書『天才はあきらめた』が送られてきて、読んで感心したとは言っていたが、「『天才はあきらめたっていうけどあなたは努力してるよ、才能あるよ、天才だよ』って言ってもらいたいだけだから読まなくていいです」と容赦なくバッサリ。まああのタイトルでそういう意図がないはずがないよなあ。実は購入済みだけど未読。
また収録の合間に壇蜜と遊んだらしく、その話を楽しそうに話す。「こんな豊かなムダな時間はなかった」と自慢げ。羨ましい。けどこれが素なら壇蜜って結構不思議系……?

じゃんけんさん、噺に入る前に「故障が入る」の解説から。確かにあった方が親切だよね。
もうちょい酔っ払いが大げさでもいいかなあとも思うが、そうだ前座だったと思い直す。着実にネタ増やしてるし、来年二ツ目ですかねえ。

兼好師、二席めに備えて一席めは軽めに。
今年の流行であるスポーツ界のパワハラに触れる。「やっぱり相撲はすごいですね。なんだかんだいって結局一年の最後に話題を持ってっちゃうんですから。特に貴乃花はすごいんですよ。相撲界を離れても貴乃花のお弟子さんが話題の中心になる。優勝したり被害者から加害者になったり。やっぱりあの人は振り幅が大きいからお弟子さんもすごい人とひどい人と両極端なんでしょう。落語界で言えば談志師匠、ですかね。すごいお弟子さんもいればひどいお弟子さん……はいませんけども……」。あー果物の人とか。まあ聴いたことはないんだけど。
そんな親子関係の話から落語の親子の話になり『六尺棒』に。相変わらず若旦那のクズっぷりが際立っている。座布団の上でのジャンプの高さもさすが。

そんなことより二席め! なんと『文七元結』とは。えーこれちょっと事件じゃない? 年末の人情話といったら『文七』か『芝浜』かってとこだと思うが、そのうちのひとつをついに兼好師が掛けるとは。ちうことは『芝浜』が掛かる日もそう遠くない? ネタ自体は持ってるって言ってたし。
とはいえさすが兼好師というか、湿っぽさや重苦しさはまるでなく、ものすごくあっさりさっぱりカラッとした味わい。
くすぐりも多めだし、たとえば「金毘羅様でも不動さまでもお前の信じる神様に祈ってくれや」みたいな恩着せがましいというかとにかく重くなる要素は徹底的に排除されている。
最後にお久が家に戻ってくるときは佐野槌の女将も長屋にくるという状況に。大団円感が更に増している。ちょっとこの文七は新しいんじゃなかろうか。

終演後、新しいCDが出たので即興のサイン会に。
私もCDを買ったのでサインを入れてほしいところだが、それは次の機会にするとして先日行ったタイのおみやげを渡す。ムエタイパンツ。似合うと思うんだよなあ。じゃんけんさんでも可。

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