一個人 × 吉田食堂PRESENTS 兼好のスーパー朝落語

一個人 × 吉田食堂PRESENTS 兼好のスーパー朝落語
於：三越前 お江戸日本橋亭

三遊亭けん玉『味噌豆』
三遊亭兼好『天狗裁き』
三遊亭兼好『宮戸川』

朝9時半からって。鈴本の早朝寄席よりも早い。
昨日はコスタリカ戦を見ていたらいつの間にか床で寝てしまい、朝5時くらいに背中が痛くて目が覚める。そこからベッドに移動して3時間ばかり寝る。今週は朝早くから新横浜のクライアントに直行したり、毎日帰りが遅かったりとろくに寝てないので、土曜も早起きしなければならないのはキツい。
眠い目をこすりながらバイクで会場まで。これくらいの距離だと電車で行くより早い。
さすがに満員までとはいかないが、7割から8割までの入り。

けん玉さんの高座は初めて聴いたが、非常に「ぽい」。なんというか、兼好師の『味噌豆』は聴いたことがないけれど、もし演ったらこういう風に演るんだろうな、という感じで、細かい仕草や間の取り方、セリフとセリフの間の感嘆詞の入れ方とかがすごく似ている。やや大げさで、もちろん兼好師とは天と地との隔たりはあるのだけれど、兼好テイストというかエッセンスを感じる。これを今後どういう風に自分のものにしていくのか、楽しみ。

兼好師、雑誌『一個人』の企画で落語会を開くにあたり何か新しい企画はないかと聞かれたので「高齢化社会で、みな早起きしている。だったら早い時間から会を始めたら時間を有効に使えるのではないか」と言ってみたら本当にやるんだもんなあ、とボヤき節から。
兼好師は毎朝6時半に起きてラジオ体操をしているのだが、最近昼間になると眠くて仕方ない、以前は我慢していたが最近は無理せず昼寝するようにしている、といった話から『天狗裁き』へ入っていく。
『天狗裁き』も『宮戸川』も何度も聴いた噺で、相変わらずの面白さ。とはいえ兼好師も朝早すぎて調子が出切ってないのか、ちょいちょいミスというか「あれ、飛ばしてない？」といったところがいくつか。まあ飛んでても問題なさそうなところなので意図的なのかもしれないが。

次回のスーパー朝落語は8月2日（土）に扇辰師とのことなので、その場で予約する。あの端正さやクサさが、朝だとどうなるのか楽しみだ。

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