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らぐろ亭 第5回 "一蔵・小辰 二ツ星" [落語]

らぐろ亭 第5回 "一蔵・小辰 二ツ星"
於:駒込 ラグロット

春風亭一蔵『熊の皮』
入船亭小辰『火事息子』
入船亭小辰『やかん』
春風亭一蔵『猫の災難』

一蔵さんから届く案内状には今日駒込で会があるとの記載があったのだが、詳細が書いてなかった。かわら版にも載ってないので、昨日の深夜寄席の終わりに一蔵さんに聞いてみるとらぐろ亭とのこと。かわら版に出てないことを伝えると、そのことは知らなかった様子。そのためか、開演時間には10人に満たないくらいの客の入り。

一蔵さんの一席めのマクラでそのことに触れ、「何回言っても席亭がかわら版に載せないんですよ。載ってたらもうちょっとお客さん入ってた!」とのこと。まあそうだろうなあ。
『熊の皮』は何度か聴いたが、今日もまたハイテンション。んーなんか最近無理くりにでもテンションを上げているのだろうか? ちょっと押し一辺倒になってきているような。
二席め、『猫の災難』は先週聴いたばかり。が、やっぱり面白い。落語ってのは不思議な芸能だとつくづく思う。
「もう一杯だけ呑んじゃおうかな『いーよー!』」とひとりで自分に都合のいい返事を出しているところがおかしい。

小辰さん、客席に子どもがふたりいて、ネタをどうしようか逡巡しているとのこと。子ども向けに『狸の札』をやろうかと高座の上でギリギリまで迷いながら、やはり勉強会なのだからということで『火事息子』をかける。「これは大人の噺なので、子どもに聞かせたらいけないと思ったらお母さんが耳を塞いでください」とのこと。噺に入るとやはり最初の数分で飽きてしまったらしく、子どもは客席でもぞもぞ。見かねたお母さんが連れ出してしまった。その場ではそのまま続けたものの、二席めや打ち上げでは「お客様を追い返してしまった……」とマジ凹み。真面目なんだね。
しかし大人としては『火事息子』聴けてよかった。いやー聴かせるなあ。臥煙になった息子が戻ってきたと聞いて、お店の人をかき分けて駆け寄るおっかさんのところなどは泣ける。
二席めは軽めに。さらりとテンポよく聴かせ、講談仕立ての部分も軽やか。

終演後の懇親会にも初めて参加。一蔵さんや小辰さんとも初めて呑む。
失礼を承知で小辰さんに「二ツ目でそんなに端正に仕上げていいの?」と聞いてみると、「よく言われる」とのこと。やはり「どうしても知らず知らずのうちに師匠の真似をして似てしまう」らしい。やはり似るんだなあ。扇辰師の端正さが受け継がれていくのを見られるのは嬉しい。
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