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兼好∞ 第7回 ジーザスクライストスーパースターの巻 [落語]

兼好∞ 第7回 ジーザスクライストスーパースターの巻
於:庚申塚 スタジオFOUR

三遊亭兼好
『宗論』
ひとりコント
『二番煎じ』

中野から落語会のハシゴ。
この会は映画名のサブタイトルがついていて、それにあった噺をするということになっているのだが、あまり強い縛りではないようだ。

で、一席めは『宗論』。
このサブタイトルならそうだろうなあ、てほどまあ当然といえば当然のチョイス。ではあるのだが、イエスが結婚していたという説があるということをマクラでずっと話していたため、結婚にまつわる噺かとちょっと期待してしまった。
兼好師の『宗論』も過去に4〜5回聴いた噺。
「我々が信じるところの主イエスが……」の「イエス」の部分が毎回異なっているのが芸が細かい。
今日は「主イ エースが……」と「イ」と「エス」の間にタメが入るパターン。
何度聴いても面白い。

一席めのあとはこの会の最大の特徴、兼好師のひとりコント。
普段から和服の兼好師が、洋服でコントをするというかなり珍しい趣向になっている。
今回は「奇跡」がテーマらしい。
ストーリーテラーが登場し、その人の語りにしたがってミニコントが繰り広げられる。
前回の「兼好∞」の打ち上げで兼好師に聞いたところ、事前にはほとんど考えておらず、当日に運営側と打ち合わせをしながらストーリーやネタを考えるとか。
それであのクオリティなのはすごい。ただ兼好師曰く、かなりしんどいらしい。

仲入りを挟み、二席め。
兼好師の『二番煎じ』は初めてかも。
登場人物が多く、難しい噺だと思うが、ちゃんと「今誰が喋っているのか」がわかるように演じ分けられており、状況が目に浮かびやすい。
夜回りの場面では、能の先生やのど自慢の旦那が名調子を聴かせ、拍手が沸く。それにしても落語では唄や都々逸などがよく出てくるが、音痴の人はどうするんだろう。というか、音痴の落語家っているのかな。
番小屋で猪鍋を囲みながら呑む場面は、すごく楽しそうでくつろいだ雰囲気。鍋の湯気や顔がテラテラになった旦那たちの顔が見えるようだ。
久しぶりに兼好師の芸を堪能できた。

終演後、打ち上げにも参加。兼好ファンの知人や初対面の人ともいろいろ話をし、楽しい会だった。
タグ:三遊亭兼好
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