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扇辰日和VOL.47 [落語]

扇辰日和VOL.47
於:なかの芸能小劇場

入船亭辰まき『千早振る』
入船亭扇辰『雪とん』
春風亭百栄『バイオレンス・スコ』
入船亭扇辰『徂徠豆腐』

約1か月ぶりの生落語。
ずいぶん久しぶりな気がする。
前回も思ったけど、若いお客さんが多い。

辰まきさんは前回よりもだいぶ硬さがとれた印象。でもまだ覚えた噺をそのまま話すというか、朗読してるという感じ。

扇辰師は辰じん改メ小辰さんと、辰まきさんの弟子の話をマクラに。
『雪とん』をネタ出ししてるけど『千早振る』をやりたい、こないだ教えたこともできていなかった、とのこと。そんな弟子をツブさなくても。
『雪とん』は初めて聴く噺。艶笑噺になるのかな。
田舎の若旦那と主人家のお嬢さんを引き合わせて欲しいと頼まれる女中が、お金で丸め込まれていく様子が面白い。
若旦那の様子もクサめで、田舎者っぽさが引き立つ。

百栄師はかなり久しぶり。
私は前髪ぱっつんな髪型が苦手なので、あまり自分から聴きには行かないかなあ。
……と思っていたら、なんかアフロみたいなチリチリな髪型になっていた。強烈。
猫好きで有名な百栄師だが、野良猫を追いかけていたら女子高生にカツアゲにあったとか。
他人事じゃねーなー。気をつけなければ。
そんなマクラから、ノラのスコティッシュホールドとアメリカンカールが餌場を巡って対立するという『バイオレンス・スコ』。
ヤクザの対立風にネコが話し合いという近未来の噺。
時折挟まるネコあるあるネタが面白い。けどネコ飼ったことない人に伝わるかなあ。

扇辰師の二席め『徂徠豆腐』は、扇辰師を初めて聴いたときのネタで、何度か聴いた。
おめでたい噺なので、節目や特別な会などでかけるようだ。今回は今年最後の「扇辰日和」なので、トリのネタとしてもってきたらしい。
この噺聴いて扇辰師のファンになったようなもの。改めて端正な噺をするなあと思う。
高潔な浪人と、気風のいい江戸っ子の豆腐屋とのコントラストがいい。
扇辰師以外では聴いたことがないが、あまり演り手はいないのだろうか。

次回は来年の6月。遠いなー。
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