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黒門亭 第二部 2010回 [落語]

黒門亭 第二部 2010回
於:落語協会2F

柳家花どん『金明竹』
初音家左橋『天狗裁き』
蜃気楼龍玉『鮑のし』
三遊亭金八『文違い』

ぐずついた天気の影響か、20人程度の入り。
ゆったり聴けるので、客としてはこれくらいだと心地よいのだが、余計なお世話ながらちと心配になる。

前座の花どんさんは、上方訛りの口上部分を表情豊かに演っていて楽しい。途中何度か噛んでしまったのが残念。おかみさんも柔らかく上品な感じ。

左橋師はAKB48のメンバーと無人島に流されるという夢の小話を披露。「メンバーの名前を覚えるのが大変だった」とのこと。
最後、通常なら天狗に責められて苦しんでいるところを起こされてサゲだけれども、くすぐられて笑わされるというひと捻りが入っていた。これによって完全に話がループすることになり、より綺麗にまとまっていると思う。

龍玉師が出てくる前にめくりの台が後ろにひっくり返され、あれ代演? と思ったら龍玉師登場。なんでも前日に行った落語会にめくりを持って行って、会場に忘れてきたとのこと。
噺家さんがめくり持って行くんだ。へー。
実はその落語会行こうかと思って悩んだんだよなー。そっち行けばよかった。
ぽーっとして人のいい甚兵衛さんと、しっかり者のおかみさんのコントラストがいい。
それにしても落語の登場人物ってなんで皆「承りますれば」が言えないんだろう。

金八師は先日亡くなった圓菊師の思い出話をマクラに。圓菊師の息子の菊生師と同時に真打昇進だったらしく、真打昇進披露興行で菊生師がトリをとっているときに楽屋で騒いでいたら圓菊師に「今浩司が演ってるだろ!」と怒られたとのこと。「思わず菊生さんの本名が出て、父親の顔になっていた」とか。
『文違い』は初めて聴いた。騙し騙されさまざまな表情が出て、廓の狭い部屋が見えるようだった。
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