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両国寄席令和4年7月15日 [落語]

両国寄席令和4年7月15日
於:お江戸両国亭

三遊亭王楽『蛇含草』
柳家小春 粋曲
三遊亭萬橘『蛙茶番』

今日は遅くならずに上がれたのでなんかいいのがあるかなーと探したところ両国寄席が萬橘師がトリ。あらいいじゃないですかと両国に降り立ったところ盆をひっくり返したような大雨。折り畳み傘じゃ防げず結構濡れた。
ちょうど仲入りで1000円で入る。自分メモ。仲入り明けは19時半。

王楽師、コロナに感染したときのエピソードをマクラに。自分ではコロナかかってないと謎の自信を持って診察を受けたのに即陽性と判定されたとか。しかしまあ扱いが軽くなったもんだ。前は触れちゃいけないような雰囲気だったが、今じゃマクラだもんなあ。
『蛇含草』は東京では演じ手が少なく、兼好師の他には一度一之輔師で聴いたくらい。そうするとどうしても兼好師と比べることになってしまう。……あの鮮やかな高座と比べるってのは酷ですぜ。王楽師のだって決して悪いわけじゃないけど、例えば餅の伸ばし方ひとつとってみても「ああやっぱ兼好師匠は上手いな、伸ばし始めと途中でスピードが違うから餅が最初に抵抗しているのがわかるんだよなー」とか思ってしまう。ヤな客。
繰り返し言うが王楽師のも悪くはないのよ。比較対象の相手が悪過ぎた。

萬橘師、井岡一翔の防衛戦を観に行っていたらしい。一万円の席だったそうだが、それでも5人掛けのベンチだったらしい。高え。さすがタイトルマッチ。萬橘師の前一列を買い占めていた人がいたらしく、その顛末をマクラで話す。しかしタイトルマッチの後にも試合があるってのは驚いた。選手もやりづらいだろうなー。
萬橘師の『蛙茶番』はかなり久しぶり。好きなネタなので嬉しい。
定吉に「みいちゃんが褒めてたぜ」と持ち上げられるとバカ半がキリッとした表情をするのがおかしい。あの顔はかなりの飛び道具というか反則。
ほとんどの演者は実際にみいちゃんはきていないのだが、萬橘師のはみいちゃんがきていて思い切り見せつけていた。
芝居の場面もおざなりではなくちゃんと作り込んであるのもポイント高い。

これで仲入り後割で1000円は安い。
終演後はあれだけ降ってた雨もやんでいた。
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