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遊馬百席 第108回 [落語]

遊馬百席 第108回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『かぼちゃ屋』『置泥』『尿瓶』『権助魚』

昨日は大学時代の友人の結婚式で軽井沢へ。
昨日は『けんこう一番!』があり、その先行チケット予約をしたその日に友人から「実は俺結婚するんだ」と告げられた。さすがに「俺行きたい落語があるからお前の結婚式は行けない」とは言えないのでその場でチケットのキャンセルをした。昨日は「渋谷に福来たる」もあったんだがなあ……。まあ兼好師の落語は年に50回くらい行ってるけど友人の結婚式は一回しかないからね。
多分。
軽井沢のホテルで執り行われたのだが、軽井沢にはまだ桜が咲いていなかった。そんなに違うのか……。
にしてもあの野郎、一回りも下の可愛い嫁さんもらいやがって……甚だ気分が悪い。

一席め、遊馬師が酒を絶ってからもう8年が経ったという。そもそも落語家になったのはいつでも酒を飲める仕事はないかと考えた結果だったのに、とのこと。今では寄席で前座さんたちに「遊馬師匠はお茶にうるさい」という評価がついているのだそうだ。それも薄くてぬるいお茶を出されたから何度か注意しただけなのに、ということらしいが、今では楽屋仕事をマニュアル化した前座さんがいて情報が共有化されているのだとか。「昔は『仕事は見て盗め』でよかったのに、今ではちゃんと教えなきゃいけない。『何度言ったらわかるんだ』ではなくてわかるまで教えなくちゃいけないんです」と与太郎に仕事を教え込む『かぼちゃ屋』に。
与太郎の能天気さが楽しい一席。

遊馬師の『置泥』は初めて。これはネタおろしなのかもしれない。
泥棒が入ってくるときは泥棒視点ではなく長屋の住人目当てなのは初めて聴いた。
泥棒がひたすらお人好しで泥棒仲間から預かった金まで渡してしまう。

仲入りをはさんで『尿瓶』。
ある程度立場が上と思われる侍だが、道具屋や本屋などの商人などにも丁寧な物腰なのが印象的。
やや簡潔的すぎて初めて聴く人には分かりづらいかもしれないかとちょっと思った。

今日は一席一席がちょっと短めだったので四席。お得。
朴訥とした権助のキャラクターが愛らしい。

雲行きが怪しいので寄り道せずにまっすぐ帰宅する。
タグ:三遊亭遊馬
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