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3肥良乱ショー [落語]

3肥良乱ショー
於:中野 なかの芸能小劇場

林家十八『真田小僧』
オープニングトーク
柳家小ふね『牛ほめ』
林家きく麿『首領が行く!』
三遊亭歌武蔵『家見舞』
春風亭一蔵『笠碁』

オープニングトークは私服の3人と着物姿の小ふねさん。
勢いのある二ツ目になりたての人をゲストに呼ぼうと企画し、3人が小ふねさんを挙げたらしい。
前座の頃はよく知ってるが、二ツ目に上がると真打とは出番が離れるので聴く機会が極端に下がるのだとか。しかも新二ツ目も修行が明けて本性が現れるので、その人となりを知りたいとのこと。
歌武蔵師が二ツ目に上がった頃はバブルで二ツ目でも忙しく、きく麿師の時代は落語自体がどん底で月収が6千円だったとか。一蔵師の頃はそこそこ落語会が多かったのでそれなりに忙しかったそうだが、今は落語会自体はあるものの、呼ばれる人が結構限られているのだとか。
さらに今は同期の皆で呑みに行くということはまったくなく、むしろ皆終わったらすぐに帰りたがるのだとか。まあコロナもあったし、時代なんだろうなあ。

小ふねさんの得意ネタは与太郎ものなのだそうで、「これ一本でやっていきます」とのこと。
予告通り与太郎ものの『牛ほめ』に。
家の褒めようを父親に教えてもらいながら与太郎自身がメモをとるのだが、そのときにいろいろ毒づきながらなのがおかしい。

きく麿師、小さいあいびきを使っているようだ。まあ「3肥良乱ショー」だしなあ。
久しぶりに聞く『首領が行く!』。どんどんVシネマに毒されているクラスの様子がなんとも面白い。

歌武蔵師、座布団の横に小さな台が置いてあり、「? 喬太郎師のように釈台置いてやるのか? それにしちゃ小さいような……」と思っていたら特大のあいびきだったようだ。さすが。
江戸っ子たちのキレのいい会話が心地良い。

一蔵師、「今16時18分。で、この会場が17時に完徹。完徹ということは楽屋も客席もあの録画機材も全部撤去しないといけない。なんであまり長いことは話せません」。
「この時間は落語よりもボートのことが気になって……」といつものようにボートの話を捲し立て、「……この話題、興味がないですか」。最近はボートレース場に若い人たちも増えているそうで、舟券の買い方を教えたりして交流があるそうな。
共通の趣味があるのはいいと『笠碁』に。時間がないからか「金を貸したときに待てないと言ったか」というやり取りはなし。まあここは特にイヤラシイところなので、なくてもいいよなあ。
とにかく大人げないふたりのおじいちゃんたちがかわいらしい。

最近では珍しく打ち上げ付きの会で、久しぶりに行きたかったがこの後に高校の時の友人たちと飲む予定が入っていたのでパス。次回があれば参加しようかな。
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