SSブログ

第八十回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 桂宮治独演会 第十四幕 [落語]

第八十回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 桂宮治独演会 第十四幕
於:吉野町 吉野町市民プラザホール

桂宮治 オープニングトーク
桂伸び太『弥次郎』
桂宮治『道灌』
桂宮治『錦の袈裟』
桂宮治『メルヘンもう半分 アンパンマンの自害』

兼好師に続いて同じ会場で宮治師の会に残る。
兼好追っかけ仲間は食事に行くと言っていたが私は腹いっぱいだし酒も飲めないので一時解散。公園でボーッとしてようかと思ったらにわか雨に降られマックに籠ってブログを書いて時間を潰す。

まずは浴衣姿で宮治師が登場。「いきなり落語やるのもアレなんで」。そう?
「照明さっきと同じ明るさですか? 暗くない? 昼と同じ?」とスタッフに尋ね、「いきなりクレームですいませんね。けど相変わらずこの会場は来づらいね! 照明に続けて場所にまでクレームつけてます」と飛ばす。
「この会場は久しぶり。楽屋のトイレが変わってて、ドアが半透明の磨りガラスというかアクリル板で、真ん中から折れるタイプ。絶対トイレ用のドアじゃない。適当にそこらへんにあったヤツを付けたんですよ。……ちょっとみんなで見に行きません?」といったら調子乗りの客が手を挙げたらしく、ゴリゴリにいじられる。
相変わらずここには書けないような裏話やらヤバそうな話がどんどん出てくる。
最近は噺家でもコロナに罹る人が増えてきているといい、その濃厚接触者となる人も多いのだとか。保健所で濃厚接触者と認定されていなくても周りに感染者が出たために自主的に休演にしている人も多いのだとか。あー最近理由を言わずに会が中止になったりするのはこのせいか。逆に5ちゃんとかで勘繰られたりしてるけど。おかげで代演ラッシュで忙しいのだとか。
最前列にいた若い女性を見つけて「あれさっき楽屋にいた人?」と話しかける。どうやら落研の人が手伝いにきているそうで、「大丈夫? 岐阜の……」と落研の人をいいように使った挙句、事件を起こした人のことを匂わせるが知らなかったようでポカンとされる。ここらへんは「新ニッポンの話芸ポッドキャスト」で詳しく話していたので私は知ってるが、こんなのみんな知ってるんだろうか?
男子の落研もいたが大学が違うそうで。「どこ? 千葉大? 日芸? 國學院?」と聞いたら「慶応です」と答えられ、「鼻につくなあ!」と一喝。しかしその後、「周りには金髪ロン毛で『うぇーい』とか言ってるヤツがいるんだろ? テニスサークルとかいってテニスもやらずに飲み会ばかりやってるヤツが! そんな中で『ご隠居こんちは』『まあまあお上がり』とかやることを選んだのか!」。偏見が過ぎる。と思ったら落研男子が激しく頷いていた。イメージ通りなんかい。それを見たのか「いいヤツ!」とあっさり評価を変える。

伸び太さん、こないだ聴いたのと構成が異なる。
宮治師曰く、同じ師匠に習っても日によって異なることがあるそうで、それかと思ったらただ間違えただけだそうで。「じゃあなんで本来のサゲのところで終わらなかったの?」と聞いたら抜かした場面をどうしてもやりたくて、ということだとか。だからあんな変な終わり方だったのか。
「でもウチの師匠なら『お前俺を超えたな』とか言いそう」だそうで。優しいなあ。

そんなこともあり落研が聴いていることもあり、「じゃあ一席めは教わった通りの入れ事なしでやります」と始めたがまあそんなことができるはずもなく。
いつもよりも入れ事悪ノリ大盛りの『道灌』で、誰から教わったかはわからないがもう跡形ないんじゃなかろうか。

一席めが終わったところで「……いま中入りに入るとちょうどいいんですけどね……」といいながら二席めに入る。
今年もコロナ禍で運動会や修学旅行が中止になっているそうだが、学校によっては校長の責任で行われるところもあるのだとか。「まあ普段の体育は普通にやってますから、運動会だけ中止するのはヘンでしょ」というのも確かにそうですね。「お祭りなんかも地元の戸越銀座でも規模を縮小ながらもやってくれるみたいで、やっぱり嬉しいですね」と話し、町内のお祭り騒ぎの話繋がりで『錦の袈裟』に入っていった気がするんだけど、あれ、合ってるかな? メモったりしてるわけじゃないんで、たまにマクラと噺がつながってなくて「どんな話の流れだったっけ?」とわからなくなってしまうのです。特に宮治師や一蔵さんのようにマクラ面白いんだけどトピックが多すぎるような人はそうなりがち。
与太郎の気の強い嫁さんから受ける折檻の様子がなんともおかしい。いつも思うんだけどなんでこの人は与太郎と結婚したんだろ?

三席め、「舞台袖のCDプレイヤーの横に水を置いていたんですが……仲入りのときに伸び太さんに『喉乾いた。袖に水のペットボトル置いてあるから』といったらいつまで経っても持ってこないんですよ。仲入り終わっちゃうんで袖に行ったら伸び太さんが水持って困ってた。この人は『持ってきて』と全部言わないとダメみたいです……。怖い話……」と低いトーンで語ってから噺に入る。
客席も照明を落とし、スポットライトで話すのは怪談っぽいが、いかんせん主人公がアンパンマンだからなあ……。シリアスの中にどうしようもなく笑いが入ってきてどう捉えていいのやら応対に困る。それが面白いのではあるが。
とはいえ世代じゃないからアンパンマン自体にまるっきり馴染みがないので何割かは損してそう。
そういやサゲに「もう半分」」と言わないんだな。最後は煮売酒屋の主だったアンパンマンが気が触れるのだがその際の笑い声が鬼気迫る。

さて明日は一日中落語予定がビッシリなのでそれに備えなければ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。