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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『初天神』『化け物使い』『鰻の幇間』

今日は4公演をぶっ続けで聴くという落語マラソンの日。我ながら頭おかしいと思うが、小辰、宮治、扇辰となかの芸能小劇場でやるんだもん居続けるしかあるまい。
なので感想もあっさりめに。

一席め、今日は気合を入れて早起きし、いつもなら新宿から総武線で中野まで来るのだが今日は中央線に乗ったそうな。
新宿で母親からトボけたLINEが入り、それにイラつきながら返信していたらいつの間にか三鷹にいたという。「中央線があんなに速いとは思わなかった」って3分くらいしかなかったはず。
「母親は無意識に人の逆鱗に触れるところがある。私もそれを受け継いでいるところがあるんですよね……」だそうだ。何かしくじったのか。
そこから親子の噺に。理屈っぽくとにかくうるさい金坊に振り回される父親が気の毒。
「男と男の約束」といいながら飴をねだる時に「あたい女の子」と返すのは定番だが、赤い飴が女の子みたいでイヤだというのに「おめえさっき女の子になったじゃねえか」という父親のツッコミがおかしい。

二席め、学生の落研の落語杯が今年は自分たちの自主公演でやるそうで。転失気杯がなくなり、昨年は馬るこ師や広瀬和生氏が中心になって開いたそうだが、どうも大変だったようでポッドキャストなどでも馬るこ師はやる気を失ってしまった感じだったのでどうするのかと思ったが。その審査員長を小辰さんに依頼がきたそうで「それだけでどの程度の会かわかる」そうな。人を審査する難しさを痛感したそうで。
人を使うのも同じで、その立場に立って考えなければならない、と『化け物使い』に。
以前も聴いたことがあるが、のっぺらぼうの場面がほんのちょっとなんだよなあ。のっぺらぼう相手にセクハラする場面がすごく好きなのだが、最近のご時世では難しいのだろうか。

三席めは夏らしく。
今日は三席とも主役のキャラがベラベラとまくし立てる噺だな。
支払いの場面で襟元から10円札を取り出す時に弟から云々という恨み言がないのがいい。グチグチと文句を並べるのはいいとしても、湿っぽくなるのはちょっとね。
タグ:入船亭小辰
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