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第16回東大島亭 柳亭市弥 入船亭小辰二人会 [落語]

第16回東大島亭 柳亭市弥 入船亭小辰二人会
於:東大島 東大島文化センター

入船亭小辰『初天神』
柳亭市弥『夢の酒』
柳亭市弥『棒鱈』
入船亭小辰『井戸の茶碗』

梅雨明け夏の初日。スカッと夏空が広がって気持ちいい。ああタイ行きたいなあ。
この会は1年ぶり。前回は電車だったが今日はバイクで。汗がすぐ乾くのがいいが、日差しがもろに当たって暑い。でもそれがいい。夏はいいね。

小辰さんの一席め、自宅で息子さんをくすぐって遊んでたら跳ねた息子さんの頭が顎に当たって思い切り舌を噛んだとか。「身内から攻撃をくらうとは……。今日はリハビリです」だそうで。
子どもの話題からそのまま『初天神』に。
団子屋との会話で「『あんこにしますか蜜にしますか』? 蜜だよ蜜蜜蜜蜜!」となぜかおとっつぁんが謎の蜜推しをするアクシデント(?)が。その後あんこにしろと修正を図るが、金坊は「蜜がいい。さっきおとっつぁんが蜜にしろって言った」と自分で傷口を広げる。こんなミスも珍しい。

市弥さん、しん平師の映画『落語物語』の第二弾に出演するそうで、オムニバス形式の第三話めの主役だという。
二ツ目にスポットを当てた話で、市弥さんの役どころは周りのいろんな女性に手を出すイケメン落語家だそうで、ヒロインは先日の花形演芸会で聴いた杏寿さんだとか。「私37歳ですよ? 杏寿さんは詳しくは知らないけど、女優上がりだから27くらい? 恋愛なんてだいぶ前に捨てたから、まずはそれを取り戻さなきゃならない。しん平師匠に『見つめあえ』とか『肩を抱け』っていわれても照れちゃって……」と羨ましいことを抜かす。
「最近は落語どころじゃなかった。小辰さんも言ってましたが、今日はリハビリです」とのこと。ふたり揃って。
映画の話から「さて」という感じで割と強引めに夢の話へ移動する。夢に五代目小さん師が出てきて話をしたことがあるそうで、「市馬師匠はどんな前座でしたか?」と聞いたところ「アイツは女々しいところがあった」と答えたそうだ。そんな夢を見た次の日に市馬師に会い、その話をしたところ盛大にしくじったという。「いい夢を見ても言わない方がいい」と『夢の酒』に入る。
お花の悋気ぶりやヒステリックさが振り切れていて楽しい。

二席めの『棒鱈』は以前にも聴いたことのある薩摩藩士が『クイカイマニマニ』や『サラスポンダ』を唄うバージョン。
検索してもあまり引っかからないということは結構レアネタなんだろうか?
客席みんながポカーンとなる空気が楽しい。

小辰さんの二席め、「さっき兄さんが『打ち上げがなくなったから家で飲むようになったけど終電を気にしなくていいので酒量が増えた』といってましたけどね、あの兄さんはそもそも終電を気にしたことはないですから。むしろ終電がなくなってからが始まりですから。……まあ私も同じなんですけど」だそうで。
いつものように千代田卜斎と高木作左衛門の堅さがいい。
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