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第40回 みずほ笑ホール寄席 扇辰兼好二人会 [落語]

第40回 みずほ笑ホール寄席 扇辰兼好二人会
於:箱根ケ崎 瑞穂ビューパーク スカイホール

入船亭辰ぢろ『たらちね』
三遊亭兼好『のめる』
入船亭扇辰『阿武松』
入船亭扇辰『道灌』
三遊亭兼好『百川』

昼に彼女を寮まで送り、そのまま車で瑞穂町まで。前もこのパターンだったな。
いつもは途中の温泉に寄っていくのだけれど、さすがにこのご時世なのでパス。温泉もいつになったら行けるのやら。

辰ぢろさん、枝葉末節をバサッとカットし、教えてもらった名前を読み上げて念仏になるところまで。

兼好師の一席め、最近は電車の中で咳やくしゃみをすることもできないと嘆く。しかしできないとなると余計したくなるという。わかるわかる。
やっちゃいけない、言っちゃいけないとなると余計言いたくなる、と口グセの噺に入る。
落ち着きのない八っつぁんの大袈裟なリアクションが相変わらず楽しい。
ここまで明るく楽しく演るのも兼好師の真骨頂ではあるまいか。

扇辰師の一席め、今日優勝を決めた照ノ富士について「勝ったねぇ~! 大関から序二段まで落ちて、そこから優勝だよ!?」と興奮も顕に語りだす。私は相撲に詳しくはないのでピンとこないのだが、それでも上から2番目から下から2番めの位置まで落ち、そこから復活したのだから並大抵のことではないということはわかる。
その興奮のまま相撲の出世噺に。長吉の純朴さと”板橋の旦さん”の大人物ぶりがいいコントラストになっている。

二席めはこの間の大須演芸場の配信で聴いた『道灌』。八っつぁんの軽妙洒脱ぶりはさすが扇辰師といったところ。賤の女になりきって「お恥ずかしゅうございますぅ」と差し出すところはやりすぎ感がおかしい。

兼好師の二席め、「今年の夏は全国でお祭りは中止でしょうね。お祭りを楽しみに生きている人や地域は大変ですね。青森のねぶたなんて寒い冬を耐えて耐えて、ようやく短い夏に『らっせらー、らっせらー』ってやってその予熱で冬を乗り越えてるんでしょう? それがないんじゃあ、今年は凍え死ぬ人が……」。確かに私も一度ねぶたを見に行ったが、あのエネルギーはすごかった。あれがなくなったら楽しみの大半がなくなる人も多いんじゃなかろうか。
話の持って行き方から『佃祭』かと思ったが、祭りの四神剣にまつわる『百川』。
兼好師の百兵衛は本当に訛りが強いうえに最後の「ヒエッ」が強すぎてかなりインパクトが強い。でもってまたこれがかなり愛すべきキャラクターに仕上がっており、河岸の若い衆の兄貴分との会話の噛み合わなさがたまらない。

いつもながら帰りはそんなに時間がかからない。ソーシャルディスタンスとかなければご近所さんなんだし兼好師を乗せて帰りたいところではあるが。……まあ軽だし恥ずかしいからやめとこう。
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