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第四十三回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会 第七幕 [落語]

第四十三回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会 第七幕
於:吉野町 吉野町市民プラザホール

三遊亭兼好『代脈』
三遊亭じゃんけん『五目講釈』
三遊亭兼好『一分茶番』
三遊亭兼好『茶の湯』

この会は遠くて本来追っかけ対象エリア外なのだけれども、ここ最近の兼好分不足により急遽行くことに。
前日に予約をして会場に行ってみると2列目のど真ん中という絶好の席。なんか直前だとキャンセル分のチケットが回ってくるのか、いい席になることが多い気がする。

一席め、自身の不健康の話題からツボ押しの話に。まだツボ押し健康法は続けているようだ。
なんでも鼻水を止めるツボと押しすぎると声が出なくなるツボが並んであるらしく、「今日噺の途中で声が出なくなったら『ツボを間違ったんだな』と思ってください」とのこと。
そこから医者の噺の『代脈』に。
銀南の「羊羹はこの季節だから芋羊羹かもしれませんね!?」とウキウキしてるのがおかしい。結果出てきたのは栗羊羹で「栗羊羹かー! そうかー……医者なのに見立て違い……」と身をくねらせながら悶えるのが笑える。
銀南が「あんな綺麗なお嬢さんが……」というたびに「いやいや、綺麗なお嬢さんだろうが、汚いお嬢さんだろうが……」と説く先生の言い方が落差がありすぎて面白すぎる。「汚いお嬢さん」に悪意ありすぎ。

じゃんけんさん、講釈のコピーもなかなかの出来映え。
若旦那の語るめちゃくちゃな講釈の場合、素で間違えたのか若旦那のキャラとして間違えたのかわからなくてお得だね。とはいえここまでできているのはだいぶ稽古したんだろうなあ。

兼好師の二席め、ラグビーのW杯に触れ、高校大学時代に師がラグビーをやっていたという話題に。会場もどよめいていた。兼好ファンには常識ではあるが、とはいえ想像はしづらい。ポジションはスクラムハーフで、小柄な選手でも活躍できるらしいが。
兼好師がラグビーを始めたきっかけというのはやはり『スクール・ウォーズ』の影響らしい。とはいえ誰かに憧れて、というわけではないという。
昔は憧れる対象というのは役者で……と素人芝居の噺に入る。
何度も聴いている噺だけれども、そのたびごとに面白い。
権助のキャラがもう最高なのです。
特にあの訛りと純朴すぎる行動が兼好師にピッタリだと思う。

三席め、黒紋付に着替えて『茶の湯』に。
「ご隠居さんはなにか風流なことをやらないんですか?」と詰め寄る定吉と「……お前は追い込むねえ……」とタジタジのご隠居の力関係がおかしい。
兼好師の高座はもちろん語り口も面白いのだが、やはりその表情と間が最高。
今日は茶釜に椋の皮を入れたときの表情がたまらなかった。言葉でいろいろと説明しなくても、ギョッとした表情と目線の動き、「泡すごい……」という一言だけでドカンと笑わせる。
とはいえ今日のご隠居と定吉の暴虐ぶりは凄まじく、三軒長屋の店子だけでなく少しでも関わり合いのある人達がすべて巻き込まれ、隠居所周りの住民が全部引っ越すという事態になっているのがすごい。罠をはってまで被害者となる人を捕まえるのがおかしい。

終演後はらくごカフェに行って小辰さんと笑二さんの「和室カフェ」に行こうかとも悩んだが巨人がマジック2で今日優勝が決まるかもしれないということで家に帰ることにする。が、まあまだ時間があるということで久しぶりに兼好追っかけ仲間と横浜の立ち飲み屋で呑む。塩煮込み美味い。

そして巨人優勝! いやっほーーーーい!
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