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渋谷らくご 元気がでる落語会 [落語]

渋谷らくご 元気がでる落語会
於:渋谷 ユーロライブ

橘家文吾『明烏』
立川吉笑『カレンダー』
三遊亭兼好『鈴ヶ森』
隅田川馬石『船徳』

予想通り昨日一昨日と休出してまだ終わらない。
さすがに三連休全部出るのは嫌なので今日くらい休んで落語に行く。昨日も遊馬百席行きたかったんだけどなあ。
というか俺の仕事を分担してやるから指示を出しなさいと言われ、そんなに急ぎでやらなくていい仕事を来週他の人に分担してやってもらうために休日に指示書作るってなんだよ。おかげで本来昨日やりたかった仕事に影響があるって本末転倒ですげえ迷惑。ああもうホント嫌だ。

さてしぶらくに初めて兼好師が出演するということで渋谷まで。いい顔付だなー。
久しぶりバイクに乗った。ラブホ街の真ん中で、バイク停められそうな場所がありそうでない。ヤマダ電機の屋上の有料駐輪場に入れて会場に向かうと、近くのクラブに並ぶ女子たちの行列にぶつかる。うーむ場違いだなー俺。

文吾さん、なんといきなり『明烏』。初っ端に二ツ目が掛けるネタとしてはかなり攻めてる感じ。
やっぱりこの会は落語に初めて触れる人たちをターゲットにしているからか、いろんなしがらみというか不文律やお約束みたいなものから自由になっているのかな。これはこれで新鮮。
しかし先日聴いたときも思ったけど達者だねえ。二ツ目なりたてとは思えないほど堂々と演じているし、間のとり方なども上手い。ただちょっとクドいかな、とも思う。

吉笑さん、前にも一度聴いたことがあるが、まあややこしい噺。
演じる日によっても多少変えなきゃならないだろうし、年によってもかなり違うだろうし。
実際にこんなことがあったところでテレビやラジオで一発でわかるだろ、というツッコミは無粋ですな。ただ、話を聞いている途中はそんなことを考えさせない勢いがある。
よくもまあこんなややこしい噺考えるよなあと思いながらもそのワールドにどっぷりと浸かってしまう。面白いなー。

兼好師、「若い人にも楽しめる」「はじめての人にも楽しめる」というしぶらくのコンセプトにピッタリなのに初めてとは。
今回は「元気がでる落語会」というタイトルがついており、前説に出てきたサンキュータツオさんからは「今回一番元気な人ではないか」と紹介される。まあ確かに噺は一番元気かもしれないけれども。見た目は一番不健康そうなのになあ。
渋谷ということでまずはいつもの足立区荒川区自虐から。泥棒ネタを大量に振って『鈴ヶ森』に入る。
これでもかこれでもかとばかりに爆笑ネタをブッ込んでくる。
今日新米のお尻に刺さったのはミョウガ。兼好師のこういう直截的な下ネタって結構珍しい気がする。

馬石師、茶色の縞の着物で「ホントこの人は若旦那っぽい格好似合うなー」と思っていたらそのまんま若旦那噺だった。
いやはやハマることこの上ないですなあ。今季初『船徳』。四万六千日はちょっと前に過ぎちゃったけど。
物腰柔らかい話し方の馬石師の若旦那は育ちの良さそうな感じが出ている。
一度せっかく傘を犠牲にしてまで石垣を離れたのに、もう一度くっついてしまうというのがしみじみ面白い。

夜にもうひとつ落語に行こうかと思ったが、明日からの苦行に備えて体力を温存する。落語行って気力を回復したほうがよかったか。
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