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第十一回 大師匠噺 [落語]

第十一回 大師匠噺
於:両国 お江戸両国亭

三遊亭ごはんつぶ『寄合酒』
蜃気楼龍玉『穴泥』
三遊亭天どん『無精床』
三遊亭天どん『熱中症対策本部』
蜃気楼龍玉『水屋の富』

久しぶりに土日両日休みがとれる。GW以来か……?
20日の時点で残業時間が85時間超え。こら今月100時間超えるかもなあ……。別に仕事片付いたわけじゃなくてタイミング的に土日休めたってだけだからなあ。
この状況あと数か月続くのは確定だし。死ぬかもしれんね。

朝から空模様があやしかったが、出かける時間あたりはものすごい豪雨。仕方ないので電車で行くが、土曜の昼に電車でで出かけるときに楽しみなのが駅からほど近い居酒屋ランチ。刺身定食がワンコインで、前日の残り具合によって結構内容が変わるのだがだいたい倍の値段したっておかしくない内容のものが出てくる。こないだは大トロが入ってた。小鉢も2品ついてて、汁物もアラ汁だったりもする。で、これをアテにランチビール250円、ハイボール200円。千円以下でかなりの満足度でコスパ最高。ほろ酔いで落語に向かう。

この会は1年ぶり。しかも前回は龍玉師の代演で馬石師だったので天どん龍玉のオリジナルコンビでは1年半ぶりくらい。

ごはんつぶさん、なんか久しぶりに見たらウォーズマンみたいな髪型になってる。
最近はよく『寄合酒』聴くなあ。タラのくだりとかまだちょっと怪しげだったかな。

龍玉師久しぶりだなあ。好きなんだけどね。
一席め、高座では初めて聴く。あまり演る人いないような。
やっぱり龍玉師はこういうピカレスク譚が似合うなあ。

天どん師の一席め、まずはいつもどおり龍玉師の悪口から。「龍玉くんは二人会でもやる気がないと15分、短いと10分で下りてくることがあるんですよ。かと思うと30分以上演ったりね。今日はどっちかと思ったら後者でしたね。どういうつもりなんですかね、こっちのことも考えてほしいですよね」とひとくさし。「ネタ出ししてた『無精床』は短いんですよ。本当は後半でやるつもりだっったんですけど、龍玉くんがいきなり長いネタやるから前半でやりますね。なんで僕が時間調整までしなきゃならないんですかね。まったく僕をなんだと思ってるんですかね。まあ後輩なんですけど」相変わらずブツブツ。
「前座噺みたいなネタなんですけど、大師匠の圓朝噺ほとんど持ってるんですよ。この会はネタおろしなんでもうネタ残ってないんですよ」とのこと。ほー。
そこからなぜか兄弟弟子や圓丈師の悪口を並べ立て、ときどきで「ここひくところじゃないですよー。なんか伝わらないなあー」とボヤく。要は圓丈一門は古典の稽古をろくにつけてもらえない、ということを伝えたかった様子。
つっけんどんな床屋の大将の様子が天どん師そのまんまでそれが楽しい。

二席めは栃木のどこかの役所の熱中症対策本部が舞台の新作。
熱中症対策本部なのにエアコンが故障しているという一種のパニックもの? とはいえ予算を変なところに使うところとか仕事中でも定時で帰るとか、仕事しない地方公務員への強烈な皮肉を込めた噺になっている。
扇風機のカバーを外して羽の真ん中部分を指で押さえて止めるとか子どもの頃にやったなー、懐かしい。
町の音頭を作るという話で、東久留米音頭を天どん師が歌う。……東久留米には俺も7年住んでたけどそんなのあったんだ。その後にも応募されてきたという歌を聞いてみると聞き覚えのあるメロディで結局は『東京ホテトル音頭』だったり。

龍玉師の二席め、一席めのマクラでも言っていたのだが、「『水屋の富』、あまり演る人がいないんですよね……なんでかというと……面白くないんですよね……稽古してても『面白くねえなあー』って思いまして。……おそらくネタおろしの今日が最初で最後だと思います」とのこと。
そうだっけ、そんな面白くなかったけ……と思ったが、確かに高座じゃ聴いた記憶がないな……。
で、実際に聴いてみると……確かに富くじが当たるまでは『宿屋の富』と似た感じだし、その後は同じことを何回も繰り返しているだけで話が進まないという私の苦手なパターン。それに結末も知ってるし、そうなると確かに「単なる水屋が苦しんでる話」って感じになっちゃうなあ。
もちろん要所要所で笑える箇所はあるんだけど、確かにそんなに頻繁に聴きたい話でもないかもなあ……。

帰りもどっかでひとり呑みでもしようかと思ったのだが、速報を見たら巨人が勝ってるので家に帰って野球を見ながら惣菜の唐揚げをツマミにまたもやビールとハイボール。勝ったのを見届けてソファーで猫と一緒に昼寝。久しぶりに休日を満喫してる感じ。
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