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春のらくご長屋 一朝・兼好二人会 [落語]

春のらくご長屋 一朝・兼好二人会
於:中野 なかの芸能小劇場

春風亭朝七『魚根問』
春風亭一朝『たがや』
三遊亭兼好『崇徳院』
三遊亭兼好『大安売り』
春風亭一朝『宿屋の富』

扇辰師の会のそのまま次に。

朝七さん、これも達者。
『やかん』の言い立ても楽しみだったが前半でおしまい。

一朝師は今年初の『たがや』、一蔵さんのはやっぱり一朝師のを忠実に完コピしてるんだなあ。
とはいえさすがはオリジナル、流麗さや流れの美しさなどはやはり差がある。当たり前すぎることなのだが、どうしても比較してしまう。

兼好師の一席め、やはり大型連休明けの五月病について言及する。
「頭のいい人は連休最後に落語にくる。中途半端に頭のいい人は歌舞伎とかクラシックとか。でも落語の中でもこの会にきた人は頭がいい。そうでもない人は新作の会に行きます。あ、精神科の先生によると○鳥師匠の落語で爆笑する人はビョーキなんだそうです」といろんな方面に毒を吐く。
「病気にもいろいろありまして……」と恋わずらいの噺に。
八っつぁんのおしゃべりが若旦那大旦那の癇に障って「お前の話はいつもは面白いけど今日はムカつく」と親子揃って言われてしまうのがおかしい。
そういや先日も『崇徳院』聴いたけど、あのときはやっぱり「相手のお嬢さんのところも名前もわからない」ってくだり抜けてたな……。

二席め、関取の「親方や」「ご贔屓衆の」の仕草がおかしい一席。これはやっぱり言葉では伝えられない。
一席めでも思ったが、兼好師の面白さは語り口ももちろんだが、キビキビとしたメリハリのある仕草も大きいと思う。

一朝師の二席め、江戸の若い衆たちのわいわいやっている姿が目に見えるよう。爽やかな語り口が心地いい。
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