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遊馬百席 第118回 [落語]

遊馬百席 第118回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『長屋の花見』『酢豆腐』『淀五郎』

ここ何回か遊馬師の会に行けず、久しぶりの遊馬百席。

一席め、昨日春一番が吹いたという話から『長屋の花見』に。
いよいよ季節ですなあ。
あまり大きく変えたりせず、スタンダードな印象。
くすぐりなども削ぎ落としてくどさを感じさせない。
今月と来月の月番の災難ぶりが際立つ。

二席め、ちょっと季節を先取りしすぎの感はある夏の噺に。
でも『酢豆腐』は好きなので嬉しい。最近はみんな『ちりとてちん』ばかりだからなあ。あれはあれでいいんだけど、やっぱり『酢豆腐』の方が江戸前の薫りがするじゃないですか。
糠漬けの古漬けを出す攻防もたっぷりで楽しい。
裏声で話す若旦那が酢豆腐で咳き込むときだけ声が低くなるのもおかしい。

三席めは大ネタ。
しかし忠臣蔵の四段目だけで『四段目』『中村仲蔵』『淀五郎』とあり、他の幕も含めたら『七段目』や『一分茶番』とかまであって、昔の人忠臣蔵好きすぎだろ。
特に四段目部分はそれぞれの噺が繋がっているように思える。
今日はネタおろしだったのか、ちょいちょい大きめの言い間違いが目立つ。まあでも難しい噺なんだろうなあというのは素人でも予想できる。
とはいえサゲの「待ちかねたァ……」という最後のセリフはいろいろな思いが詰まっていて、大団円という雰囲気が出ていていい感じ。

終演後に遊馬師に最近の無沙汰を詫びて帰途につく。とはいえこないだの池袋は私がいたのを気づいたらしい。さすが池袋、ホントに演者から顔がわかるんだなあ。
タグ:三遊亭遊馬
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