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入船亭小辰の会「聴きたいっ!!」第8回 [落語]

入船亭小辰の会「聴きたいっ!!」第8回
於:新宿三丁目 道楽亭Ryu's Bar

入船亭小辰『鋳掛屋』
春風亭正太郎『抜け雀』
入船亭小辰 春風亭正太郎 トーク
入船亭小辰『木乃伊取り』

仕事が忙しくてここ最近は兼好師の噺し問屋にも行けない。
休みの日も休日出勤が多く、特に今月は36協定なんてクソ喰らえ、ってくらい残業をしている。……これあと数か月続きそうなんだよなあ……。耐えられるだろうか。21日も昨日も休日出勤で、さすがに今日は休んで、久しぶりにちょっと長めのバイクツーリングがてら父の墓参りに。
桜も咲き始めていて気持ちいい。まだちょっと寒かったな。

帰ってきてのんびりしようかとも思ったが、先週今週と落語聴いてないので落語欲が出てくる。
かわら版を見てみると時間的にもちょうどいいところに小辰さんの会があったので急遽予約して滑り込む。

小辰さんの一席め、札幌に小太郎さん、一蔵さん、市弥さん、わん丈さんと5人で旅の仕事に行った話をマクラに。とにかく飲んで食っている。小辰さんそんなに食いそうに見えないのに朝から晩まですごい食ってんのね。まあおそらく北海道だから、というのもあるんだろうが。
『鋳掛屋』はまあこないだも聴いたので。今日はもう疲れているので感想も省エネモード。

シークレットゲストは正太郎さん。
この会の『聴きたいっ!!』というのは純粋に小辰さんが諸先輩方の芸を聴きたいという会だそうだ。
だからかゲストもしっかりとした大ネタをかける。
正太郎さんは久しぶりだが、相変わらずきっちりとした古典を聴かせてくれる。
小辰さんは正太郎さんのネタを戯画化するテクニックがすごいといっていたが、確かにメリハリが利いているというか明るくハッキリしている。
宿の女将さんの表情がとにかくおかしいし、「『見て見えない目ならくり抜いて銀紙でも貼っとけ』ってんでしょ、ハイハイじゃあ銀紙貼ります、ビーラビーラ」とつけまつげしてるみたいに手のひらを目のところで上下させる仕草も面白い。
一文無しのモデルは「理由はわからないけど何故かいつも偉そう」ということで某師匠なのだそうだ。

仲入り後、「今までやったこともないしやるつもりもなかったけど、チラシに『トークあり』と書かれていたのでやります」とふたりでトーク。「道楽亭のチラシはいい加減だから確かめなきゃいけない、歌太郎と正太郎の名前が逆になってる会が今度ある」そう。
家が近所だそうで、普段からもよく行き来があるそうだ。扇辰師の自宅も近いらしく、正太郎さん曰く「俺の方が近いから扇辰愛が強い」とのこと。扇辰師には前座の頃からかわいがられていたらしい。
特にトークのテーマが決まっていたわけではなさそうで、「今までに行った扱いが酷かった会場」について。
正太郎さんはそういう経験が山のようにあって、出囃子鳴ったから出ていったら高座も座布団もなかったことがあったそうだ。

小辰さんの二席め、若旦那の軽薄さと清蔵の無骨さのコントラストがよく出ている一席。
その分、噺の後半で花魁のかしくに少し言い寄られてうじゃじゃける清蔵の舞い上がりぶりが際立つ。若旦那がちょっと引いているのがおかしい。
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