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人形町噺し問屋 その七十八 夜の番組 [落語]

人形町噺し問屋 その七十八 夜の番組
於:人形町 日本橋社会教育会館

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『強情灸』
三遊亭兼好『のめる』
マギー隆司 マジック
三遊亭兼好『徂徠豆腐』

今回から会場を以前の社会教育会館に戻し、さらに昼夜公演に。
夜は頑張ってなんとかこられるようにしてたけど、さすがに平日の昼間は無理だ。せめて土日ならなあ。

ご挨拶、昨今の相撲事情についていろいろと。
池坊は「品格」というなら会見であんな険しい顔してないで花でも活けてればいいのに、とか白鵬のかち上げや張り差しを今になって言うのはおかしいせめて大関の頃に言ってあげてればよかったのに、とか。
それに横審たちは横綱本人に直接意見を言える立場なのに、きっと本人には何も言わずにマスコミの会見では横綱に苦言に呈してるのではないか、という。あれはいけない、噺家についてネットで書き込むくらいいけない、という。ううん……基本的にはこのブログでは批判めいたことは書かないようにはしてるけど……。

じゃんけんさん、新しく拵えたらしい抹茶色の着物で登場。
緋毛氈の上に濃紺の座布団、その上に鶯色の着物で和菓子感がすごい、と思っていたら本人も同じことを言っていた。
個人的には腕にすえた灸がいきなり「熱っ!」となる場面が好きなので、そこがわざとらしいくらいでもいいと思う。

兼好師の一席め、兼好師では初めての『のめる』。
「ありがてぇ、一杯のめる」が口癖の男がそのセリフを言うたびに「あらよっと」みたいな手振りがつくのがおかしい。
ご隠居がアイデアを出すと「あ、いい! それいい! いいねえ! 言う! 『つまらねえ』って言う!」とやたら手をたたきながらご隠居を指差すのがウザ面白い。
詰将棋を解く場面では、趣味が詰将棋の兼好師らしくちょっと専門的なセリフで長めに。

マギー隆司先生、いつものように。
といってしまえば一瞬だけど、同じネタをなんど見ても面白いってのはすごい。
あの愚痴っぽいような、いかにも「たいしたことない芸なんだけど」みたいな淡々とした口調が面白い。
そんで時折「おおっ!?」と思うようなマジックをさらっとやるのがにくい。

兼好師の二席め、お金のないときはお金を貸してもらってご飯を食べるよりも直接ご飯をもらったほうが恩を感じる、と『徂徠豆腐』に。
上総屋吉兵衛が親方から店を譲り受けるところから。
吉兵衛と荻生徂徠は営業開始日に出会う。
冷奴を頼むのは同じだが、豆腐を流し込むようにして吸って食べるという変わった食べ方をする。
卯の花やおにぎりもなんかちょっと食べ方が変わっていてそれがおかしい。というか吉兵衛さんからのおにぎり食べるんだ。他の人だと豆腐と卯の花以外はもらわない、というパターンが多いんだけど。

昼の部にも行った人によると演目が違っていたらしい。
となると一日四席? 兼好師ならそれくらい毎日やってそうだけど、自主独演会となるとまたちょっと大変そうだなあ。兼好師は東京では一回演ったらひと月は都内ではやらない、という自己ルールがあるそうだし。
次回は3月らしい。んん? 昼夜2回だから毎月じゃなくて隔月? もしそうだとするとちと厳しいなあ。
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