SSブログ

三遊亭萬橘定期独演会 第九回 四季の萬会 [落語]

三遊亭萬橘定期独演会 第九回 四季の萬会
於:浅草 浅草見番

三遊亭まん坊『手紙無筆』
三遊亭萬橘『看板のピン』
橘家圓太郎『おかめ団子』
三遊亭萬橘『死神』

いつもはいっぱいなのだが、前回急に中止になった影響か、今日は割とすいていた。高座に近い正面の席を確保できた。

萬橘師の一席め、昔の珍芸四天王の中に「へらへらの萬橘」と「らっぱの圓太郎」がいたため、圓太郎師にはなんとなく親近感があるのだという。
「まあ前は『珍芸』だったかもしれませんが、当代はふたりとも古典に真っ向から取り組んでいて……」というところで笑いが起こる。「流そうと思ったのに上手くいかねえなあ」とボヤく。
一席めは軽めに。親分がかっこいい分、真似をする男のコミカルさが引き立つ。
やはりこぼしたサイコロについて全員から「こぼれてる!」と突っ込まれながらも知らんぷりするのがおかしい。

圓太郎師、珍芸四天王のうち三遊亭圓遊と立川談志は名前が大きくなったが、圓太郎萬橘は「お手頃」だそうだ。
圓太郎師は寄席で聴いたことはあるが、こういうホール落語的な会で聴くのは初めて。ネタも志ん朝のCDでしか聴いたことがない『おかめ団子』。
Webで調べてみると、現役の噺家ではたい平師がCDを出しているようだが、あまり他の人が頻繁に掛けるような噺ではないようだ。なんでだろ、いい噺だと思うんだけど。あまりにもベタだからかなあ。
噺を聴いていて、圓太郎師を通して情景が見えるようだった。

萬橘師の二席めは久しぶりの『死神』。
萬橘師のオリジナルアレンジは全体的に施されているのだが、なんとなく兼好師のにも近いような……。
会場は空調が入って肌寒いほどだったが、汗だくの熱演。そういやあ萬橘師の高座は汗まみれになるって有名だったなあ。

家に帰ってみると夢空間からのお知らせの葉書がきていた。
なんとあの「落語教育委員会」で、亡き喜多八師に代わって兼好師が新メンバーに入るとのこと。
…………これひょっとしてすごいことなんじゃないか? え、あの殿下の代わり? 喬太郎師と歌武蔵師と一緒にやるの? うわーすげーうわーすげー。 ちょっとこれは平日だけど予約入れちゃおうかなあ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0