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第16回 要町落語会 小辰・遊京二人会 [落語]

第16回 要町落語会 小辰・遊京二人会
於:要町 要町一丁目会館

入船亭遊京『尼狐』
入船亭小辰『鰻の幇間』
入船亭小辰『鋳掛や』
入船亭遊京『ろくろ首』

中野から直できてみたら、2時間以上間があったので一回帰って図書館に行く。
そしたらそれはそれで時間がギリギリに。我ながらせわしないなあ。

遊京さんは二ツ目に昇進してからは初めてかな。
前座のときはハキハキとした話し方だったが、二ツ目になったら大分落ち着いた感じになったなあ。
悪かあないが、もうちょっとこうフレッシュさというか! 入船亭若手ふたりこんなに落ち着いてしまって……。いいんだけどさあ。そういう芸風の人って上にいっぱいいるじゃん? わざわざ若手のときに老成した雰囲気出さなくたってとも思う。
『尼狐』は上方の『七度狐』の前部分を省いたような噺で、ちょっと珍しい。理由はよくわからないけどとにかく狐に化かされる。理不尽。
二席めの『ろくろ首』もキチッとしていて、上手いし面白いんだけど、もうちょっと遊びというかさ! 遊京さんの味みたいなもの見たいなあ! 絶対面白くしてくるんだろうなと思わせる空気があると思う。

小辰さんは最近端正でありながらもなんとなくその裏に狂気やうすら暗いものが覗いているような気がして、それが端正一辺倒から変わってきているように思える。
『鰻の幇間』の一八が女中にネチネチ文句をつけているときの表情や、『鋳掛や』の子どもたちに翻弄される鰻屋に滲み出ているような。その滲み出る狂気がいい具合に絡まっているように思えるのだが、気のせいかもしれない。

なんつーかうまくいえないんだけど、入船亭の未来を支えるであろうふたりの輝きっつーか将来性というか、そんなものを感じさせてくれた会だったように思う。なんか大袈裟かな。
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