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一蔵ひとりの会 40回スペシャル! [落語]

一蔵ひとりの会 40回スペシャル!
於:清瀬 清瀬けやきホール

春風亭朝太郎『真田小僧』
春風亭一蔵『青菜』
林家彦いち『ねっけつ!怪談部』
東京ガールズ ガールズ
春風亭一蔵『井戸の茶碗』

この会のために岩手より朝早く帰ってくる。親戚に「早く帰るんだねえ。仕事忙しいの?」と聞かれたのふだが曖昧に答える。「落語行きたいから帰ります」っていっても多分理解してもらえないだろうし。
1日ぶりに猫を撫で回し、シャワーをちょっと浴びてすぐに家を出る。自分でも忙しないなあとは思うけれども。

最近『真田小僧』をよく聴く気がする。それこそ前座から真打まで。
朝太郎さんのは完全にバレ噺になっていて、こんな昼間っからそんな直接的な下ネタぶっこむのはどうなんだろう。

一蔵さんの一席め、植木屋のお調子者っぷりとおかみさんとの仲良しっぷりが楽しい『青菜』。
今日も建具屋の半公のツッコミが冴える。

彦いち師、夏にぴったりの一席。
この噺は結構な遭遇率な気がする。
話の間や言い方、勢い、それに教師のキャラクターの強烈さに思わず吹き出されてしまう。
のっぺらぼうが脅かそうとしているのに「顔がなぁーい!」と説教されて納得がいかないように首を傾げるのがおかしい。

仲入り後の東京ガールズの後の高座返しが朝太郎さんではない。ん? と思っていたら、一席めの時の一蔵さんの着物を着た市弥さんだった。
どうやら勉強という名の遊びに来ていたようで、せっかくだからと引っ張りだされたらしい。

二席め、これまでよくマクラで話していた地方の素人落語会について。
「新幹線のチケットを自分でとった」とか「開口一番が『芝浜』で二席めが『子ほめ』だった」とか「素人落語家が20人出演して自分はヒザだった」とかさんざん面白おかしく話していたのだが、なんと今年も呼ばれたそうだ。
今年は新幹線のチケットを送ってくるし出演者は8人で一蔵さんがトリとだいぶ待遇が改善されていたそうだ。上記のマクラは都内でしか話していないので地方までは届かないだろうと思っていたのだが、ひょんなところからそれがバレてしまい、主催者に「さんざん俺達の悪口言ってたそうだな」といわれてしまったそうだ。それでも呼ぶんだからオトナだ。
『井戸の茶碗』はネタおろしなのだろうか。少なくとも私は初めて聴く。
ワイワイやっている屑屋仲間の雑談が楽しい。
高木のところに卜斎の娘お絹が茶碗を届けたためにふたりは面識があり、お互い憎からず思っていたという演出は初めて聴く。これはどうやら白酒師の形のようだ。

終演後、出口で一蔵さんがご挨拶。ああ岩手のお土産とか持ってくればよかったなあ。
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