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らぐろ亭 第4回 "一蔵・小辰 二ツ星" [落語]

らぐろ亭 第4回 "一蔵・小辰 二ツ星"
於:駒込 ラグロット

入船亭小辰『鈴ヶ森』
春風亭一蔵『短命』
春風亭一蔵『馬の田楽』
入船亭小辰『御神酒徳利』

さてそろそろ出かけようかという時間にちょっと猫をかまっていたら、予定より15分以上も過ぎていた。なんという時間泥棒。
とはいえこのかわいさに抵抗できる人がいるってなら教えてもらいたい。とさりげなく猫自慢をする。
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開始5分前に慌ただしく到着。

まずは小辰さんから。
『鈴ヶ森』、かしらと新米のやりとりが楽しい。「あっしだってまんざらバカじゃねえ」「バカだお前は」のやりとりが「あっしだってまんざら」「バカなんだお前は」、「あっしだって」「バカだ」とテンポよく進むのが面白い。ずっとどうしても「身ぐるみ」が言えないのにサゲで言えてしまうのもおかしい。
師匠扇辰師譲りか、ドタバタした噺なのに端正な感じを受ける。
二席めの『御神酒徳利』もこれまたキッチリと端正に進む。鴻池の支配人が大阪弁で話すのは初めて聴いた。考えてみれば当たり前なんだけど、今まで誰もやってなかったのでそういうものかと思っていた。
善六さんの江戸弁、神奈川宿の女中さんの落語特有の田舎弁、鴻池家の大阪弁、お稲荷さまのご神託とさまざまな口調が入り混じる噺だが、上手く演じ分けられていた。
これホントに二ツ目になって一年ちょっと? 上手いなあ。ただその若さでそんな端正にしちゃっていいの? と余計なお世話なことも思わなくもない。

一蔵さんは今日はひどい二日酔いだと小辰さんにバラされ、「二日酔いでお客様の前に出るわけがない。まだ酔ってる」と白状する。
そんな二日酔いを感じさせないようなパワフルな『短命』。力業というか。
二席めの『馬の田楽』は朝呂久時代以来。うーむ前に聴いた時より確実に面白いのは間違いない。が、噺自体がやっぱりよくわからない。というか中身のない噺だなあと思う。馬引いて配達にきたら間違いで、話をしている間に村の子供が馬を逃がしてしまって、どこ行ったか知らないかと聞き回る……ん、それだけ? なんかもうちょっとさあ、なんかこう……いや中身のない噺なんていくらでもあるけど、笑いどころも少ないし、存在がわからん。

終演後、懇親会もあるのだが、次があるためまた今度に。なんか一蔵さんの会で打ち上げがある時はなぜか次があることが多いんだよなあ。
一度行ってみたいのだけれど。
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