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遊馬百席 第64回 [落語]

遊馬百席 第64回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『百川』『御神酒徳利』

後援会制作の2014年遊馬カレンダーができていたので一部購入する。国立演芸場での独演会の写真がメイン。

いつもであればネタおろしをするのだが、最近忙しくネタを仕込む暇がなかったとのこと。
九州の球磨、長崎、佐賀などを周り、仙台に行ってからまた福岡へ行って今日戻り、明日はまた山口へ向かうらしい。忙しそうでなにより。
東京かわら版には東京近郊の情報しか出ていないが、やはり地方の仕事も多いようだ。

ということで今日はおさらい会とのことで大ネタを二席。
遊馬師の『百川』は初めてかな。全国を回っているというところからお国自慢、言葉自慢、方言の話をして噺へ入る。
私の勝手なイメージだと百兵衛は小柄なおじさんなので、遊馬師にはそぐわないかとも思ったのだが、おどおどとした感じが河岸の若い衆たちの威勢のよさとうまく対比されていた。
くわいの金団を飲み込んで帰った後、若い衆が百兵衛の正体をあれやこれやと詮索するところが好きなのだが、このシーンはだいぶあっさりとしていて、「『顔だけは潰さないでもらいたい』と言われたときはぞーっとしたぜ」などの場面はなし。ちょっと残念。

今日は仲入りも挟まず続けて二席めへ。
遊馬師の『御神酒徳利』は『井戸の茶碗』と並んで好きな噺。だいぶ久しぶりだけど。
二ツ目の頃に国立演芸場での「若手研精会」で聴いたときは素晴らしい出来で、次に出てきたトリの一之輔師が「もうあれがトリでいいじゃないですか、私のは蛇足です」とまで言っていた。
お人好しの善六さんが神奈川の宿で占いをする場面が好き。やっぱりこういう誰も傷つかず、大岡裁きっぽく解決する噺はいい。

ノンストップで1時間半、遊馬師もだいぶお疲れの様子。

タグ:三遊亭遊馬
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