SSブログ

こがねい落語特選 納涼 四派よったり競演会 [落語]

こがねい落語特選 納涼 四派よったり競演会
於:武蔵小金井 小金井市民交流センター

柳亭市助『子ほめ』
三遊亭兼好『権助魚』
桂平治『源平盛衰記』
柳家喬太郎『幇間腹』
立川志らく『浜野矩随』

チケット救済サイトにてチケットを譲ってもらう。出品者の方とメールをやり取りし、直接お会いして引き渡し。すると兼好師ファンの顔見知りの方だった。
チケット購入後、今日は遊馬百席の日だと気づく。まあ来週の独演会には行くから……と誰に対するわけでもなく言い訳をする。

さて兼好師、先日あった70代の大学教授が浮気の末に奥さんにマグカップで殴り殺されるという事件をマクラに、浮気やお妾さんの話題となり『権助魚』へ。最近兼好師の『権助魚』をよく聴く気がする。
テンポのよさと権助のすっとぼけたキャラで会場は大爆笑に包まれていた。安定の面白さ。

平治師、『源平盛衰記』は今日含めて2回しか聴いたことがないのだが、噺家たちのゴシップ話の合間に噺が進むというスタイルという理解でいいのだろうか。

喬太郎師、武蔵小金井は初めてらしく、特別快速で国分寺まで行ってしまったらしい。実は私もやりそうになった。
いい駅だ、としながらも立食い蕎麦屋が欲しいと言って喝采を浴びていた。さすが立ち蕎麦マニア。
学校寄席での出来事をマクラに話していたのだが、途中で携帯が鳴ったかで最前列のお客さんが退席。すると「お帰りですか!?」と食いつき、扉が閉まると「○○高校の関係者……?」と笑いを誘っていた。喬太郎師はこういう状況いじりがうまいなぁ。
猫や腹に鍼を打たせる仕草で大ウケ。

志らく師は家元に触れ、自分はあまり教えを受けていないのだけれど最近似ていると言われるようになってきた、とのこと。
確かになんというか話し方とか「んー……」という間などが似ているように思える。
噺は……んー……ややあっさり風味?
母親の自死のくだりなどは、志らく師ならもっと濃厚に演ってガチで泣かせにくるのかと思ったが、それほどでもなくさらーっと流す感じ。
「形見の品」として観音様を彫っている矩随も、鬼気迫る迫力というよりは若干なよっとした印象。
また、「なぜ以前の矩随はヘタだったのか」という解釈も付け加えられ、「元から才能はあったけれども方向が間違っていただけ」ということにしていたが、なくてもいいような。

とはいえ四派の人気者が集合し、それぞれの個性が楽しめた会だった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0