SSブログ

落語協会特選会 三K辰文舎 副業編 [落語]

落語協会特選会 三K辰文舎 副業編
於:池袋演芸場

柳家いっぽん『平林』
柳家小せん『味噌蔵』
入船亭扇辰『鰍沢』
ロケット団 漫才
橘家文左衛門『芝浜』

なぜか池袋演芸場の会ではいつも満員札止めを食らうので、今日は開場の1時間前に来てチケットを購入。その甲斐あってなかなかいい席を確保できた。

開演前にいっぽんさんから諸注意のアナウンスがあったが、「〜ケータイ、PHSなどは音が『出るように』して〜」と言っていて会場中大ウケ。
そのいっぽんさんの高座着は以前見たことがある蛍光色の緑。
『平林』は初めて。これだけ落語行ってるのになぁ……。前座噺はだいたい『金明竹』か『子ほめ』『牛ほめ』あたりで、『道灌』とか『味噌豆』とかはほとんど聴いたことがない。めぐり合わせなのかなあ。
「たいらばやしかひらりんか」のくだりで「やっぱりこの噺ムリがあるよ、なんで最初の(ひらばやし)が覚えられないのにこれは覚えられるんだよ〜」と小僧にメタ的に言わせていて、なるほどと思わせた。

小せん師の『味噌蔵』は確か以前にも聴いたことがあったはず。ただ今日はところどころトチっていて、どうしたんだろ。
「どがちゃかする」ところは相変わらず楽しそう。

扇辰師は素晴らしかった。
雪山や寒々しい家の中が頭の中に広がって、目に見えるようだった。
雪の寒さや囲炉裏の暖かさ、布団の冷たさまで感じられるよう。
お熊の自分勝手な理屈で「仇」とされてしまう理不尽さと、その情念にぞくりとさせられた。

ロケット団は時事ネタをメインに。
今年一年を振り返りつつ、先週の選挙まで。
時事ネタは賞味期限が短いから大変そうだなあ。

文左衛門師の魚勝はチンピラっぽくて、あまり感情移入できない感じ。拾った金全部呑むとか言っちゃうし。
あんなに奥さんに高圧的に接していた人が、一回派手に飲み食いした払いができないくらいで変わるかなあ?
奥さんの告白のときの「お前さん人がいいから」というセリフにも「そうかあ?」とイマイチ納得できない。うーん。
とはいえ年末に『芝浜』が聴けたのはよかった。

今日は「副業編」ということで三K辰文舎のライブはなし。少し残念。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0