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第336回 下町中ノ郷寄席 [落語]

第336回 下町中ノ郷寄席
於:中ノ郷信用組合本店4階大ホール

桂翔丸『出来心』
春風亭正太郎『星野屋』
三増れ紋 江戸曲独楽
三遊亭兼好『青菜』

本所吾妻橋で開催されている地域寄席へ。
お目当てはもちろん兼好師。
上野の歯医者を受診後、浅草を周って本所までぶらぶらと会場まで歩く。

20120623_01.jpg
Nikon D7000
浅草の路地裏にいた猫


翔丸さんは花色木綿のところまでたっぷりと。
うーん下手とは思わないけど、ラストまではちょっとダレる。

正太郎さんは「ご当地落語」ということで、吾妻橋が登場する『星野屋』。
「吾妻橋が出てくる噺をやろうと思います」と言われたときは「まさか『文七元結』!?」と思った。
お花は現代の軽い女性っぽい。
話がトントンと軽やかに進んでいくので、聴いていて心地いい。

仲入りを挟んで三増れ紋姐さん。
今日一番の収獲はこの人かも……。
曲独楽の人なのに、とにかくしゃべりが面白い。
私の大好きな毒舌ブラックジョークと自虐ネタをしゃべるしゃべる。
私が兼好師や一之輔師が好きなのは、噺の上手さはもちろん、マクラや噺の端々で見せる「黒さ」がたまらないから。
ただ、兼好師のブラックさは蜂のひと刺しのようにピンポイントかつ鋭いのに対し、れ紋姐さんのはブラックジョークの絨毯爆撃。ストレートで破壊力抜群のネタがガンガン繰り広げられる。
もちろん「本業」の曲独楽も、「これは難しい技」「こないだ失敗した」などと言いながらノーミス。
けど投げキッス連発する江戸曲独楽師なんて見たことないよ……。
いやー面白かった。ファンになったかも。

さて兼好師。
相変わらず会場について、褒めると見せかけて毒を吐く。
地域寄席なのだから地元の人が多いと思うのだけど、不快にさせずに笑わせているのはすごい。
噺のほうでは、あれだけダンナを馬鹿にしていたおかみさんがおとなしく押入れに入り続けているのがいつも不思議だったけど、それについて兼好師の解釈が加えられていて「なるほど」と納得させられた。

会が終わって、とうきょうスカイツリー駅まで歩く。
開業してからは初めて近くまで行く。そういえばライトアップされているのも初めて見た。

20120623_02.jpg
Nikon D7000
今日のライトアップは紫の「雅」らしい


20120623_03.jpg
Nikon D7000
アップにすると宇宙船っぽい
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