SSブログ

第4回すーふぁむ落語会 [落語]

第4回すーふぁむ落語会
於:関内 横浜市開港記念会館

三遊亭兼好『蛇含草』『天災』

約3週間ぶりの落語。ずいぶん久しぶりのように思ってしまう。
結局GW中は初日に某二ツ目さんの会に行ったっきりで、それ以外はせいぜいバイクで都内をちょっと流してみたり近所を散歩したりする程度。あとはずっと家の中を掃除してた。
今の家に越してきて10年ちょっとだが、こんなに掃除したのは初めてじゃなかろうか。棚などもニトリで買い込み、引っ越し依頼片付いておらずブラックボックスとなっていたところにも手を入れた。やースッキリ。
猫の毛すごかった……。至るところに毛毛毛。こら獣毛アレルギーの人は呼べんわ。今はもう大丈夫。

さて。
しかし10時から関内はさすがに早い。
普段の仕事の日よりも早起きして会場に向かう。
まあ久しぶりに兼好師を聴くためだから仕方ない。

このコロナ禍で楽しみを見つけることが大切だといい、最近では横浜方面にきた時は行方不明になっているニシキヘビを見つけようとすることを楽しみにしているらしい。
「3.5mもあるものが見つからないってあります? 家の中で3.5mのものが見つからなかったことないでしょ? ……聞いてる?」。だって家の中に3.5mのものって言われても思いつかないもの。
「先代と当代の圓楽師匠を足したくらいの長さあるんですよ。見つかるでしょう。……どうも今日は同意を得られない」。
「今は豚を餌にしておびきよせようとしてるんですってね。……近所の奥さんとか呑まれちゃったらイヤですよね。『そっちじゃない!』って」。相変わらず黒い。
「3.5m程度でも人を呑めるそうですから、ホントにウワバミみたいなものはいたのかもしれませんね」と噺に入る。
なんと自然なマクラ。時期も合っている。
『蛇含草』久しぶりだなあ。約4年ぶり。
ご隠居を訪ねてきた男の落ち着きのなさが楽しい。その会話に巻き込まれて目を白黒させながらも冷静に対応するご隠居との温度差が笑いを誘う。
その落ち着きのなさが餅を食う場面でも表されており、焼いた餅を手にとって熱いのでパタパタ持ち替えたりするのだが、その慌ただしさがおかしい。兼好師自身も「どっちの手に餅を持ってるかわからなくなる」ほど。
餅の伸びる具合を表す仕草や目線の動きは相変わらず見事。

二席め、今年は猛暑になるという予報か出たそうで、昨年のような豪雨がなければいいが、と『天災』に。
これまた久しぶり。3年近く聴いていない。一時期よく聴いていた気がするんだけど。
乱暴者の八五郎が大家に「心学の先生のところに行け」と言われたときに「実はこの乱暴者の性格がちょっとイヤだった」と素直に従う。なるほどそう考えればちょっと話を聞いただけでガラリと趣旨替えをしてしまうのも納得できる。
紅羅坊名丸のところで「広い原なか」の例え話をされたときに「そんなところある?」と素直すぎる感想が素朴におかしい。
「じゃあ30凸凹の乙な年増が……」とさんざん盛り上がったところで紅羅坊に「という女は通らない!」とバッサリやられるのも面白い。

落語の後はピアノとストリングバスのジャズステージ。ピアノの方は以前にクルーズ船の仕事に兼好師と一緒に行った仲だとか。
ジャズは好きなのでステージ自体は楽しめたのだが、ちょいちょい司会が前に前に出てくるのがイヤだった。まあ身内の発表会のノリなのかもしれないけどさ……。
タグ:三遊亭兼好
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。