SSブログ

文京らくご会 扇遊・兼好二人会 [落語]

文京らくご会 扇遊・兼好二人会
於:春日 文京シビック小ホール

三遊亭じゃんけん『三人旅』
入船亭扇遊『夢の酒』
三遊亭兼好『寝床』
三遊亭兼好『元犬』
入船亭扇遊『妾馬』

久しぶりの兼好師。約1か月ぶり。

じゃんけんさん、前座には珍しい噺。噺の序であるびっこ馬の部分。
まだ覚えたてなのか会場の音響のせいなのか、もごっとしていて聞き取れない部分も多々あった。
都合が悪くなると黙り込んで「……はいーはい」と馬を引く馬子がおかしい。

扇遊師の一席め、昔は目黒にも寄席があって、そこは畳敷きで寝てる人もいた、というところから『夢の酒』に。
しかし『火焔太鼓』といったら古今亭のように、『夢の酒』といえば入船亭なのかってほど入船亭はこの噺をよく掛ける。もちろん他の一門でも聴くけれども、入船亭の割合が高い。
そんでもってこの噺は誰もおおきくいじらないというかほぼそのまま。まあいじりようがないほど完成された噺ってことなのかな。

兼好師の一席め、年末らしく今年の流行に触れ、パワハラの話に。部下を週末にサイクリングに誘うのはOKだがドライブはダメとか、BBQに誘うのはOKだが会社帰りにおでん屋に誘うのはパワハラとか、「基準がよくわからない」と話す。確かに。……まあ俺は正直上司に誘われたら全部嫌だけど。
で落語の中でもパワハラの塊である『寝床』に。
やっぱり何度聴いても面白い。特に一度ふてくされてしまった旦那が重蔵に持ち上げられてしかめっ面を抑えきれずに口角が上がってしまう、というそのタイミングと表情が上手い。

二席め、最近話題となったなまはげなどから秋田の話題になり、秋田犬の話に。
東京の服を着た犬たちと比べて犬らしくてかわいい、と話す。「青山にいる犬は7割くらい服着てるんですって。……『洋服の青山』。私が住んでる足立区なんて7割のおじさんがまともな服着てないというのに」。……まあ場所によっては。北千住はそうでもないよ。
そこから『元犬』に。相変わらずのキレッキレぶり。

扇遊師の二席め、初めての兼好師との二人会に縁起を担いでなのかおめでたい噺をトリネタに。
やっぱり入船亭ってみんな端正だよなあと思う。八五郎の破天荒さもどことなく品がある感じ。殿様の鷹揚さは言うまでもなく。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。