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大日本橋亭落語祭2018 5月2日 [落語]

大日本橋亭落語祭2018 5月2日
於:三越前 お江戸日本橋

旭堂南湖『寛政力士伝1』
三遊亭兼好『三人旅』
柳家三三『たけのこ』
三遊亭遊馬『尿瓶』
笑福亭たま『ヤマカン刑事』
春風亭一之輔『化け物使い』
大喜利 クイズ!ドレミファどんなんかなあ?

年に一度のお楽しみ。
今年は日が離れてる上に今日は平日というイレギュラーな形。
まあ仕事もヤマは越えたし、19時からだから普通に仕事帰りに行けばいいけ……と思っていたらなんかおかしい。
なんと開演は18時半からだという。え。私が見たWebページには19時からってなってたけと。
と思ったら同じように19時スタートだと思っていた人が何人か会場前で待たされていた。
マジか。
オープニングトークと順番決めのじゃんけん、南湖さんを見逃すという大ダメージ。これはいかんよ。
けど私が見たページっていうのが他ならぬ兼好師のページだから文句も言いづらいなあ!

兼好師、旅の大変さは距離じゃないといい、北朝鮮と韓国なんて隣同士なのに行き来にあんなに大変なことになってるという。先日の会談を見ていたら、なんか北の将軍様がいい人に見えてきたとか。
そんなマクラから『三人旅』に。
江戸っ子たちと田舎者の馬子との軽妙なやりとりがおかしい。

三三師、この会は自分で座布団を返すのだが、兼好師はいつもの習慣でそのまま下がってしまった。
「……座布団があったかい……」とポツリ。慌てて戻ってきた兼好師に「いいよいいよ」としながらも「兼好さんはろくな修行をしてないことがわかりました」と笑いを取る。
やっぱりこういう「堅苦しそうだけど茶目っ気がある侍」というのはニンに合っている、というか結構三三師のイメージにも近いのではないだろうか。

遊馬師、趣味道楽のマクラ。自身は以前は仕事終わりの一杯を楽しみにしていたのに、酒を絶ってしまってなんの楽しみもないという。「酒を呑むというのは強い刺激なので、これから趣味を持つならあまり刺激の強くないものにしたらいいですよ、と言われたので『じゃあ何がいいんですか』と聞いたら『深呼吸とか……』。あまり深呼吸のために仕事頑張りたくない」というごもっともな意見。
「固そうな侍」の噺が続く。こちらは真面目な侍が騙される噺なのでそれほど後味は良くないが、侍の心意気に救われる。
尿瓶を知らないで買おうとしている侍に、最初は困惑しながらも「騙せる」と気づいたときの道具屋のニヤッとした悪そうな顔がたまらない。

一之輔師、ご隠居と杢助とのやりとりの部分はほとんどなく、新居に引っ越してきてからスタート。
この噺はすごく好きなのだが、あまり高座で聴かない。一之輔師では初めてかな。
化け物に対して「いうこと聞かないとひでェ目にあわせるぞ!」と恫喝するご隠居のファイティングポーズというかシャドウボクシングの仕草がおかしい。これだけであんなに爆笑を取れる人は少ないだろうなあ。
女ののっぺらぼうに対するセクハラも笑える。そういや落語って結構なセクハラ多いけど、フェミニストはどう思ってるんだろうか。

恒例の大喜利は「クイズ ドレミファどんなんかなあ?」。
イントロクイズ+その歌を歌う第1問、「南湖さんはこの曲を歌えるでしょうか?」を当てる第2問、曲に合わせた南湖さんのハミングを聴いてなんの曲か当てる第3問。
盛り上がってはいたが、誰も得しないというなかなかのキツい企画。結構本気で嫌がってた人もチラホラ……。
総合優勝は一之輔師。あまり大喜利的な即興性はあまりない感じ。南湖さんの音痴いじりがメインネタで、正直そんなに面白くはなかったかな……。
明後日の「言い訳王」に期待。
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