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大日本橋亭落語祭2018 5月4日 [落語]

大日本橋亭落語祭2018 5月4日
於:三越前 お江戸日本橋

三遊亭遊馬『かんしゃく』
三遊亭兼好『万病円』
春風亭一之輔『雛鍔』
笑福亭たま『鰍沢』
旭堂南湖『寛政力士伝2 越ノ海勇蔵』
柳家三三『田能久』
大喜利 言い訳王選手権

今日は朝早く起きて奥多摩の白岩の滝まで。特に意味はなく、google mapでたまたま見つけた手頃な距離のスポットに行ってみたという。
近くにある温泉にも入り、名物というトマトうどんも食べる。GWっぽい過ごし方。

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Nikon Df

さて今日はちゃんと18時半前に到着する。
出番順はいつものようにじゃんけんで。今日は割とあっさりと決まった。
なぜか三三師がハイテンションで「男も厄をすぎると『カワイイ』とでもいわれねえとやってられねえんだ」とナゾの発言。一之輔師に「なーにが『ミミちゃん』だ」とポソっと突っ込まれる。そういや一昨日の大喜利でも着物で『ヘビーローテーション』踊ってたし、こんな三三師を見られるのもこの会の特徴かもしれない。

遊馬師、大きな体でせせこましく怒鳴り散らすのはかえってコミカルなのかも。
以前遊馬百席で聴いたときには「あんなに怒鳴られたら引くよねえ」と言っていたので、そうならないように気をつけているのかもしれない。
機嫌の悪い旦那と父親の穏やかさ、その後の機嫌のいい旦那とのそれぞれのコントラストが鮮やか。

兼好師、東京の落語会は普段あまりネタ出しをしないので、この会のネタ出しの難しさを語る。
兼好師は都内ではひとつの噺をひと月以内ではしないと決めているしこの会にくるような人は落語に慣れているので、普段あまりしないネタでなければならない。時間も決まっているのでそんなに長い噺もできない。出番順は当日に決めるので、開口一番でも、会の中頃でも、トリネタとしても通用する噺でなければならない。しかも割と早い時期に決めなければならず、「あーもーいいや!」と出してしまうので、当日になって後悔することがある。今日がその日だ。とのこと。
たしかに久しぶりのネタ。けどやっぱり面白い。
菓子屋の小僧にいちいち凹まされる侍のリアクションがおかしい。

続いて一之輔師。何だこの夢のような並び方。俺の好きなこの3人が並ぶなんてこの会でしか味わえない。
一之輔師の『雛鍔』は久しぶり。相変わらずこまっしゃくれた金坊の言動がおかしい。
最近は訪ねてくるのはお店の番頭さんというパターンが多く、大旦那が直々に訪ねてくるパターンも久しぶりに聴く。
おかみさんに小言を言っている場面もいい。それにしてもこの噺の八っつぁんは三太夫さんにはちゃんとした言葉で会話してるし、菓子を出す際の紙の折り方とかいろいろ知ってるし、結構インテリというか物知りだな。

たまさん、「ざじずぜぞ」が「だぢづでど」になってしまうという和歌山人が主人公。というかもうその時点でオチがわかるというか……。
『鰍沢』なのに「静謐さ」とか「思わず寒くなる」とかとはまるで無縁。暑苦しいほどがなるがなる。
なんつーか……。
あとの三三師によると「あの『コメディ鰍沢』のときにね、マイクの電池切れてたみたいですよ」。全然気が付かなかった……。

南湖さん、一昨日は高座は声しか聞けなかったからなあ。
たまさんもそうだが、南湖さんは特にこの会でしか聴かないので、この声を聞くとGWだなあと思う。
南湖さんはあんまり声を張り上げないので江戸講談とはだいぶ趣が異なる。

三三師、田能久のたぬきの「ぽんぽこぽん」がわざとらしくもかわいらしい。オープニングでの宣言通りか。
とはいえうわばみの老人などはいつものように。いちいち口をくわっとさせるのがおかしい。
田能久に向かって「俺とおめえの仲だ、うーちゃん、でいい」とここでもかわいこぶりっこが炸裂。

今日の大喜利は「言い訳王選手権」。
「キャット&チョコレート」というカードゲームを模したものらしい。
ピンチとなる状況をお題とし、お客さんから募集したカードを引いて、そこに書かれたアイテムを使って言い訳を考える、というもの。
お題は三三師が「公然わいせつ罪で捕まった」(がま口、名探偵、差し入れ)、南湖さんが「高座で小便を漏らした」(小三治、ぶぶ漬け、加計問題)、たまさんが「高座で大便を漏らした」(海老蔵、セクハラ次官、鯉幟)、遊馬師が「師匠の〇〇(おにぎり)を潰した」(UFO、生命保険、山口メンバー)、一之輔師が「嫁に愛人から贈られた〇〇(ねこのしっぽ)が見つかった」(パスモ、コーン、シャンシャン)、兼好師が「三人だけの楽屋で好楽師匠と正蔵師匠の取っ組み合い喧嘩が始まった」(オランウータン、アイドル、白鳥)。( )内は言い訳に使用したアイテム。遊馬師と一之輔師の「〇〇」の部分もカードを引いて決まった。
本来は言い訳として通用すればいいらしいが、そこは噺家、みなちゃんとオチをつけていた。
最初に答えた三三師を見て、遊馬師が「すげえ、落語家みたい」という感想を漏らして「落語家だよ!」と総ツッコミを食らう。
そう言いながら大喜利的に一番キレイに答えてたのは遊馬師じゃないかな。「笑点の次の青を狙ってる」とまた総ツッコミ。
兼好師に当たったお題はまたミラクルというか。クジ引きで決まったのにこのお題が兼好師に行くってのだけでおかしい。最後は「(喧嘩が収まってないけど)『白鳥』師匠が呼んでるんで失礼しまーす」と脱出。

最後は「どんなにグダグダになっても手締めをすればそこそこ良かったと思える」と三本締め。
来年もあると三三師が言っていたので来年も来ます。
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